現代の探検家《小林快次》 =18=
○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第7回 「間違った」仮設 =3/3= ◇◆ 予想と異なる結果が・・・ 時間を忘れて作業をしていると、予想通り骨はつながって、ずらっと出てくる。全身骨格である可能性がどんどん高くなっていった。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第8回 アラスカは待つていた、美しい花と足跡化石 =1/3= ◇◆ 米国アラスカ州に初めて調査に入ったのは、2007年の夏。州中部にある、マッキンリー山がそびえ立つデナリ国立公園だった。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第8回 アラスカは待つていた、美しい花と足跡化石 =2/3= ◇◆ 快晴の空に姿を現したデナリ 快晴である。 これは珍しい。 私たちの中でデナリ国立公園というと、「湿っていて、寒い」 というイメージがある。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第8回 アラスカは待つていた、美しい花と足跡化石 =3/3= ◇◆ 季節の流れを教えてくれる花 1時間もしないうちに、ランチスポットにたどり着いた。まだ11時になったばかりだ。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第9回 大発見は、最終日の夕方に =1/2= ◇◆ 大発見は、予期せぬ形で起きることがある。 しかも必ずと言っていいほど、最終日の夕方に・・・。この営巣地の発見もそうだった。 今から4年前、2011年8月のある日の夕方。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第9回 大発見は、最終日の夕方に =2/2= ◇◆ 2015年8月8日夕方、私たちはウランバートルにあるチンギスハン国際空港に着いた。 今年の最大の目的は、2011年に発見した営巣地の調査に決着を付けることだ。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第10回、 ゴビ砂漠でテントを張るべき場所 =1/2= ◇◆ モンゴルは今年もいい天気だった。 車に乗り込み、調査地に向かう。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第10回、 ゴビ砂漠でテントを張るべき場所 =2/2= ◇◆ どこにテントを張るかに、私は独自の基準をいくつかもっていて、それを満たすところを探す。 二つ目は、崖の中腹であること。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 美しい頭蓋骨を掘りたがらない理由=1/2= ◇◆ 2015年の発掘シーズンが終了しました。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 美しい頭蓋骨を掘りたがらない理由 =2/2= ◇◆ しばらくすると、フィルは車を止めた。 「着いたよ。みんな、スコップかツルハシを1本ずつ持って」 私が2本持って行こうとすると、フィルが私の手を止めた。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第12回 北米の恐竜とアジアの恐竜 =1/3= ◇◆ ※ 前回に続き、カナダ・恐竜州立公園での発掘調査です。 発掘チームの1人、スコットが発見した、セントロサウルス(ケラトプス類)の頭骨をいよいよ掘り出します。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第12回 北米の恐竜とアジアの恐竜 =2/3= ◇◆ 北米とアジアで異なる恐竜の多様性...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第12回 北米の恐竜とアジアの恐竜 =3/3= ◇◆ 私は、恐竜の骨を含め、生物とは自然界が作り出した芸術品だと思う。骨もその芸術性の塊であり、一つひとつの曲線や突起物などは、無駄なく効率的に作られている(すべてではないが・・・)。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 未知の恐竜を求めて、冒険のはじまり 【マガジン幻冬舎より】 =1/9= ◇◆ _______※_______ データ無くして理論立てをするのは致命的な誤りである。 人は、気づかぬうちに、理論を事実に合わせる代わり、理論に合わせて事実を歪めてしまう。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ デイノケイルスの発見地を求めて砂漠をさまよう =2/9= ◇◆ 2008年の夏、私たちは写真を片手に炎天下の中ゴビ砂漠を歩いていた。 崖の淵で、右手に持った写真と目の前の風景を見比べていた。 「似ているけど、違うな……」...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ デイノケイルスの謎とは? 前半 =3/9= ◇◆ なぜ私たちがデイノケイルスの化石が発見された場所を特定しようとしているのか。 以前の発掘調査隊が発見し、化石産地として認定された場所での掘り残しがないか確かめるためだ。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ デイノケイルスの謎とは? (後半) =4/9= ◇◆ 2001年の時点で、私は世界中のオルニトミモサウルス類の化石を見てきていた。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第5回 デイノケイルスを食べた犯人は? =5/9= ◇◆ フィル・ベルが手にしていたのは、2本の腹肋骨だった。 6センチの長さと7センチの長さで、太さは1.5センチほどである。 そんなに大きな骨ではない。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第6回 “師匠"フィリップ・カリー教授との議論 =6/9= ◇◆ タルボサウルスの鋸歯の幅は、1ミリと大きく、デイノケイルスに残された痕と一致する。 さらに、その鋸歯の形から推測される溝の形もU字型であり、これも一致する。...
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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer ◎○ ○ 世界中を飛び回り、恐竜の姿を求める / 小林快次 ○ ◇◆ 第7回 デイノケイルス発見! =7/9= ◇◆ まず、肩の骨。 残されているのは肩甲骨と烏口骨。...
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