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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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「90億人の食」、食に纏る世界の話題 =220=

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≡ 世界の人口は2050年までに90億人に達し、十分な食料を確保できるのか ≡ 

= カナダの国旗のデザインにもなっているサトウカエデ = 

- この樹液を原材料とした甘味料・メープルシロップ(maple syrup) - 

サラッとしていて自然の風味が強く、カロリー/256kcal/100g、糖質/68g/100g

【この企画はWebナショジオ_「世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅」】

(文=中川明紀・ライター、編集者  イラスト・史料編纂=涯 如水)

◇◆ カナダの春はメープルシロップと共に =1/3= ◆◇

 前記=カロリーなんて気にしない!カナダの名物料理とは=、東京・代官山の「HyLife Pork TABLE(ハイライフ ポーク テーブル)」でカナダのソウルフード「プティーン」を食べていたときのこと。この店のメインがカナダで育てられた三元豚「ハイライフ ポーク」だと聞き、プティーンとともに豚肉料理をいただくことにした。

 大麦・小麦を中心にハーブなどを加えた飼料で育った豚の肉はやわらかく、脂はあっさりとしていてクセがない。プルドポーク(北米でよく食べられている煮込んだ豚肉を細かく裂いた料理)などメニューも豊富だが、私が特に気になったのが薄切りにした豚ロースの生姜焼きメープル風味。メープルってカナダのお土産によくもらうメープルシロップのことだよね? 

 口に入れるとほのかに漂うメープルの香り。店に尋ねると砂糖やみりんの代わりにメープルシロップを使っているそうで、甘さは控えめにタレのコクを深めている。パンケーキやワッフルにかけることはよくあるけれど、メープルシロップを使った料理は初体験だ。

「カナダ人にとってメープルシロップはなくてはならないもの。全国的に愛されていて、お菓子にはもちろん料理にも使うんですよ」

一緒に食事をしていた在日カナダ大使館のジュリー・ポワリエ参事官がそう教えてくれた。メープルシロップとはカエデ(英語でmaple)の樹液からつくられたもの。生姜焼きはもともと日本の料理なので、私が食べたメープル風味の生姜焼きは店のオリジナルだが、カナダの家庭の冷蔵庫には必ずメープルシロップがあって毎日の食事に登場するそうだ。メープルシロップについてもっと知りたくなった私は、日を改めてジュリーさんに話を伺うことにした。

 やってきたのは東京・赤坂にある在日カナダ大使館。館内にはギャラリーやシアター、カナダ関連の蔵書を有する図書館があり、運転免許証等の公の機関が発行した身分証明書を提示すれば誰でも入館できる。映画の上映会などさまざまなイベントも催される開かれた大使館だ。

「カナダは世界のメープルシロップの約8割を生産しています」

 席に着くとジュリーさんは言った。カナダ東部のケベック州、オンタリオ州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州の4州で生産されていて、中でもジュリーさんの故郷であるケベック州がカナダ全体の9割を占めるという。カエデなら日本にもたくさん生えているのに、なぜカナダの生産量が圧倒的に多いのだろう……と思ったら、カエデの中でも主に北米に分布するサトウカエデがメープルシロップをつくるのに適しているからのようだ。ほかのカエデよりも樹液に多くの糖分を含むから「サトウカエデ(英名:sugar maple)」の名がついている。

「サトウカエデの樹液『メープルウォーター』を煮詰めてシロップにします。ほかにはなにも入れない自然食品です」とジュリーさん。樹液は透明でさらさらとしていて、煮詰めると茶色く変わっていく。1リットルのシロップをつくるのになんと40リットルもの樹液が必要だという。

明日に続く・・・・・・・

◇ 森の恵みを求めて メイプルシロップ ◇

・・・https://youtu.be/WOb7usNStzY・・・

//////参考資料///////  10p、黄色   

■□ 参考資料: メープルシロップ(1/3) □■

メープルシロップ (maple syrup) は、サトウカエデなどの樹液を濃縮した甘味料。独特の風味があり、ホットケーキワッフルにかけたり、菓子の原料として用いられる。

常温で固体状になるまで濃縮されたものは、メープルシュガー (maple sugar) と呼ばれる。また、メープルシロップを加熱濃縮した後、急冷しつつ撹拌してクリーム(バター)状にしたものは、メープルバター (maple butter) と呼ばれる。

純粋なメープルシロップは、産出する樹種の分布によってカナダ南東部からアメリカ北東部にかけての生産が多く、カナダケベック州オンタリオ州アメリカニューイングランド地方などで生産されたものがよく知られている。わずかではあるが、日本でも埼玉県秩父市山形県金山町などで生産されている。かつて、アメリカ産のメープルシロップにブタの油が入っているという噂が立ったが、アメリカ・ヴィーガン・ソサエティ (US Vegan Society) が調査した結果、そのような事実は無いことが確認された。

2015年現在、世界で流通するメープルシロップの71%がケベック州産である。ケベック州では7400の生産者を会員とするメープルシロップ生産協会があり、高価格安定のため、販売量・価格設定・流通方法などを厳しく統制しており、同組織外での販売をした場合は罰金刑が課される。

メープルシロップの収穫は主に、「シュガーブッシュ」などと言われるサトウカエデの木立の中で行われる。サトウカエデの樹液を集め、「シュガーシャック」と言われる小屋の中で沸騰させて濃縮させる。

樹種としてはサトウカエデ (sugar maple) が最もよく知られており、これから作られたメープルシロップの量・品質が高い。その他、クロカエデ (black maple)、アメリカハナノキ (red maple)、ギンカエデ (silver maple)、シロスジカエデ (striped maple)、アメリカヤマモミジ (mountain maple)、ノルウェーカエデ (Norway maple) など、日本ではあまりなじみのないカエデ類からも生産されている。

樹液は、2–4月の春先、寒暖の差が最も大きくなる季節に、直径 30 センチメートル以上の木に小穴をあけて採取される。採取の時期は気候によって異なる。2%–2.5% の糖分が含まれ、季節によって異なるが、1本の木から約 40–80 リットルの樹液が採れる。濃縮前の樹液はメープルウォーターと呼ばれる。

・・・・・明日・次節に続く

メイプルシロップの里 カナダ  ◆

・・・https://youtu.be/zxJxq4kgXTo・・・

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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