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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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「90億人の食」、食に纏る世界の話題 =201=

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≡ 世界の人口は2050年までに90億人に達し、十分な食料を確保できるのか ≡ 

= 中国やスペイン(旧宗主国)の影響を受け、「純粋な」フィリピン料理を挙げることは難しい = 

- フィリピン人の国民食アドボはスペイン料理のアドバードが起源、豚や鶏を料理する - 

アドボのレシピはあまりに多様なため、「最も一般的な作り方」は存在しない 

【この企画はWebナショジオ_「世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅」】

(文=中川明紀・ライター、編集者  イラスト・史料編纂=涯 如水)

◇◆ フィリピンの“サリサリ”な豚肉料理 =4/4= ◆◇

 アンナさんがサリサリストアを始めたのは1996年。最初はフィリピンの商品を販売する小さな店だったが、当時はそのような店が少なくたちまち評判になった。そこで、98年からご主人の通さんと輸入業を始めた。社長でもある通さんが会話に加わってくれた。

「日本でフィリピンの商品を専門に扱う問屋はうちを含めて3社しかないんです。中国や韓国、タイ、ブラジルの食品などは日本人にも受け入れられているから問屋も多いけれど、フィリピンの商品は需要があまりないですからね。フィリピンと聞いて思い浮かべるのはバナナとナタデココ、ハロハロくらいではないでしょうか」

 確かに、料理も他の国に比べたら知られていない。しかし、在日フィリピン人は中国、韓国、ベトナムに次いで多く、26万人以上いるという。問屋業は故郷の味を求めていた人々に応えるように全国へと展開を広げていった。その後、店舗の拡大とともにレストランをオープン。「料理も冷凍して発送しているので、この店はアンテナショップのような役割も果たしているんですよ」と通さんはいう。

 それにね、とアンナさんが言葉を継ぐ。「家族で来て奥さんが買い物をしている間、ご主人は居場所がないでしょう。だから、食事や喫茶ができるスペースをつくろうと思ったんです」。

 フィリピンにはスーパーなどの小売店が全国に約93万店あり、そのうちの81万店がサリサリストアで、食料品、日用雑貨における売り上げシェアの7割を占めているという。生活とかなり密着していて常連であればツケがきき、その地域のちょっとした社交の場でもあるようだ。コンビニのようなものといったが、昔は日本にもあちこちにあったよろずやに近いかもしれない。おばあちゃんがよく駄菓子を買いに連れて行ってくれたことを思い出す。

「うちも常連さんが多く、みんなお店に来るのが楽しみだといってくれます。私もみなさんと会えるのが楽しみ。サリサリストアは買い物をして、おしゃべりをして、時にはお茶や食事もする、フィリピン人にとってとても大切な場所なんです」

 そう言って、アンナさんは食事をしにきた常連さんに挨拶に向かった。談笑する彼女たちの姿を見ながら食べるシニガンは酸味以上に温もりを感じた。

次回”捏ねて楽しいチベット族の国民食“に続く・・・・

◇ 困ったときのおかず!Pork Ginilingの作り方 ◇

・・・・・・ https://youtu.be/i10W9rFIWaY?list=PLgFkvRFFcADZg0bS9W3inK8suFbwu-kdZ ・・・・・

//////参考資料/////// 

■□ 参考資料:フィリピン料理(4/4) □■ 

主な料理=米、小麦・菓子類=

フィリピンの主食は白米であり、副菜を載せ、あるいは白米と副菜を混ぜ合わせて食されており、長粒種のインディカ米が用いられる。米のとぎ汁はスープなどの調味料、カラシナの漬物の漬け汁、サトウヤシのあく抜きなどに再利用される。フィリピン料理のスープとして有名なシニガンはとぎ汁に果物で酸味を加えたもので、白米にかけて食べられる。

フィリピンでは具入りのであるアロス・カルド、中国風の米だけの粥のルーガウも食べられており、ルーガウは他の皿に盛り付けられた具を好みに応じて乗せて食する。ヤシの葉で編んだ小袋に米を詰めて茹でたプトはおにぎりに良く似ており、ビサヤ地方の郷土料理として知られている。アロス・ア・ラ・バレンシアーナはココナッツミルクでもち米を炊き上げたフィリピン風のパエリアで、植物油、サフランの代わりにターメリックが使われている。

麺類はパンシット(pancit)と総称され、軽食の場で食べられる。ミキ(miki)やカントン(kanton)のような中国風の麺、米粉から作るビーフン、ソータンホン(春雨)などがパンシットの種類として挙げられる。焼きそばのようにパンシットを肉や野菜といためることもある。長い麺は「長寿」に繋がるとされており、焼きそばや焼きビーフンはフィリピンの祝祭に欠かせないものとなっている。

米、小麦料理 : スマン(suman) - ちまき / アロス・ア・ラ・バレンシアーナ - フィリピン風のパエリア / アロス・カルド(arroz caldo) - 鶏肉入りの粥  /ルンピア(lumpia) - 春巻き(揚げ春巻きは「ルンピア・プリトー」、生春巻きは「ルンピア・サリア」と呼ばれる) / ビーフン / エンパナーダ(empanada) / ソータンホン - 春雨 / シオマイ - シュウマイ / シオパオ(siopao) - 肉まん / パンシット・ギサド(pancit guisado) - 肉や野菜と一緒に炒めた麺 / パンシット・カントン(pancit kanton) - コーンスターチでとろみをつけたパンシット・ギサド / パンシット・モロ(pancit molo) - ワンタンスープ / マミ(mami) - 汁そば / パン・デ・サル(pan de sal) / エンサイマーダ - 甘い菓子パン(細くスライスされたチーズとグラニュー糖がトッピングに使われる)

スープ、シチュー : シニガン(sinigang) / チャプスイ / ティノーラ(tinola) / ブラロ(bulalo) / ブラングラン - 野菜を米のとぎ汁で煮て塩辛で味を調えた料理 / ミスワ(miswa) - 細い麺を入れたスープ。

菓子類 : プト(Puto) - 米粉を使った蒸しパン / ビビンカ(bibingca) / プトボンボ - 竹筒に入れて蒸した紫の餅 / パリタオ - ココナッツをまぶした白玉 / レチェ・フラン(レッシェ・フラン、leche flan) / ハロハロ(halo-halo) / ギナタアン・ハロハロ(ginataan halo-halo) - ココナッツミルクで果物、白玉を煮た菓子 / トゥロン(turon) - 調理用のバナナを使った揚げ春巻き / ナタ・デ・ココ(nata de coco) / タホ(taho) - 絹ごし豆腐に缶詰の果物、シロップをかけた菓子 / カモテキュー(camote cue) - 砂糖を絡めたサツマイモを焼いた菓子 / バナナキュー(banana cue) / キャッサバ・ケーキ - キャッサバを練って固めた菓子。

・・・・・新説に

◆ 【フィリピン料理】カレカレKare Kareの作り方 ◆

>

・・・・・・ https://youtu.be/zBsw19bL39o?list=PLgFkvRFFcADZg0bS9W3inK8suFbwu-kdZ ・・・・・

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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