≡ 世界の人口は2050年までに90億人に達し、十分な食料を確保できるのか ≡
= 遠い異国の地にいる時、ふと懐かしくなる料理がある。 我が味噌汁のように =
- ひとくち口にすれば体が喜び、心が落ち着き、自分のルーツを実感するまさに“魂の食” -
ヒマラヤ・タクラマカン・北極圏の地を彷徨った小生、“味噌汁の味”に己が自分のルーツを実感した
一昨年に中断した《ソウルフード巡礼の旅へ》再び、ナビ無しで
【この企画はWebナショジオ_「世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅」】
(文=中川明紀・ライター、編集者 イラスト・史料編纂=涯 如水)
◇◆ 医者要らず?ケニア・カンバ族の食事情(補講:コーヒーストーリー) =4/4= ◆◇
コーヒーの原産地と一般的に考えられているエチオピアに地理的に近接しているにも関わらず、ケニアでは長年コーヒーの耕作は行われていなかったが、1893年にフランスの宣教師によってレユニオン島からコーヒーがもたらされたという説がある。ケニアの首都ナイロビ近郊のミッション農園はケニアにおけるコーヒー生産発展の中核であった。イギリスが1900年にコーヒー生産をケニアに導入したとする説もある。
ケニアにおけるコーヒー生産は、生産、加工、販売、オークションでの協同組合的システムが特徴的であり、一貫した綱領に従って生産されている。約70パーセントのケニア産のコーヒーが小規模農家の手によって生産されている。2012年現在、ケニアには150,000人のコーヒー農家がいると推計されており、別の統計によると、600万人のケニア人が直接的または間接的にコーヒー産業に従事している。主なコーヒー生産地はケニア山周辺の高地、アベテーア山脈、キシー、ニャンザ、ブンゴーマ、ナクル、ケリチョてあり、この他東部州のマチャコスやタイタ丘陵、沿岸州でもそれぞれ小規模生産されている。
ケニア中部の高地の酸性土壌、適度の日光と降雨はコーヒー栽培に最適である。ケニア産コーヒーは「コロンビアマイルド」タイプであり、強い風味、ココアのような特徴的な快い芳香で知られており、またボディがしっかりしているためフレンチローストまで焙煎しても味が薄くなることはない。このため、高品質のケニア産のコーヒーはブレンド用としても人気が高く、世界中で取引されている。しかし、現地でのコーヒーの生産ブームと価格の不安定さから、ケニアでの生産量は1987年8月の130,000トンから2011年11月の40,000トンまで下落している。
因みに、スターバックスが1971年に初めて販売を始めたシングルオリジンコーヒーの産地の一つがケニアであり、今でも私たちをその風味で驚かせてくれる産地です。そしてこのコーヒーは多くのバリスタにとって、生産地によるコーヒーの風味の違いを最初に気づかせてくれる、まるで初恋の相手のような存在のコーヒーでもあります。ケニアの高い標高、理想的な天候、力強い伝統といった要素が揃ったこの特別なコーヒーは、世界で愛される希少な存在であり続けています。複雑で独特、そして少し異国情緒のある味わいを試してみたい人のためのコーヒーとしてもぴったりです。
ケニア ウカンバニ:
・この特別なコーヒーは、ケニアの首都のナイロビから約60キロ南東にある、ウカンバニ地区で栽培されています。ケニアの人々は、この地域最大の部族であるカンバニ族に敬意を表して、この地域を「ウカンバニ」と呼んでいます。ウカンバニは、「カンバの地」という意味です。
・ウカンバニの日差しは厳しく、また乾燥した気候であることから、この地域の小規模生産者の多くは、シェードツリーの下でコーヒーの木を育てています。
・この地域には、頂上が平らな溶岩山脈であるヤッタ台地があります。その溶岩流の長さは世界最長の約300km、そして高低差は100m以上にもなります!
・ウカンバニを知る人の多くは、そこは不毛の砂漠だと考えていますが、実は一部に深い森や肥沃な土地があり、このコーヒーが栽培されています。
アラビカ種:
・アラビカ種のコーヒーの中にも様々な品種があります。品種が違えば、外見、風味、育ちやすい環境も変わってきます。
・SL28種とSL34種は、1930年代にケニアで開発された有名な品種です。SL28種は、高い品質と、干ばつに強いことが特徴です。これは、ケニアのこの地域で育つコーヒーにとっては重要な特徴です。SL34種は高地で育ち、こちらも素晴らしい品質を誇ります。私たちも大好きなケニアのこの品種を、皆さんにも楽しんで頂けることを嬉しく思っています。
次回“フィリピンの“サリサリ”な豚肉料理”に続く・・・・・・
◇ How to cook sadza ◇
・・・・・・ https://youtu.be/BYo4uqJvb1Y ・・・・・
//////参考資料///////
■□ 参考資料:ケニアの主要な民族(4/4) □■
マーサイ族(Maasai people)は、ケニア南部からタンザニア北部一帯の先住民である。人口は推定20 - 30万人程度と推測されている。一般的には長音符を付けない『マサイ族』と言われる事が多い。
近代・現代に入ってから、古くはヨーロッパの植民地主義者(ドイツ及びイギリス)や、イギリスに原住地を追われたキクユ族などによって、マーサイ族の土地が強制的に収奪され続けてきた。マーサイ族が遊牧を行なっていた土地の多くは動物保護区や国立公園などに指定され、法的に彼らが遊牧を行なうことができなくなってしまった。
現在、ケニア・タンザニアの両政府が進めるマーサイ族の定住化政策に対して、遊牧民である彼らは一貫して抵抗を続けており、両国内にある国立公園内での遊牧権と、季節ごとに家畜の移動を行なう際に両国の国境を超えて自由に移動する権利を要求し続けている。だが、現実的にはいまだに両国政府の定住化政策は進んでおり、彼らの中でも農耕や、現金収入を得られる観光ガイドなどの職業に付く者が少しずつ増え、遊牧生活を続けてゆくことは年々難しくなってきている。
垂直ジャンプを繰り返す独特の踊り文化で有名であり、民族のアイデンティティとして知られる。 村で一番高く跳べる男性が、村で一番綺麗な女性を嫁にできると言われる。本来は定住せず、伝統的な牛・山羊・羊等の家畜の遊牧で生計を立てる遊牧民であった。しかし現在では都市に住み、サバンナ観光」ガイドや密猟監視員などの定職を持って暮らしているマーサイ族も多い。
伝統的な主食は牛乳と牛の生血。近年ではウガリ・チャパティ・米飯などの炭水化物も日常食となっている。牛乳をギブユという瓢箪に入れて作った原始的なヨーグルトや、牛の血を抜いてそれを牛乳と混ぜ合わせた飲み物もある。また牛の血そのものも飲用する。客人が来たときのお祝い事などでは動物を殺して肉食をすることもあるが、大切な家畜を潰してしまうことになるためごくまれである。牛肉は非常に固いものをよく噛んで食べ、日本人や西洋人のように熟成させた柔らかい肉は好まない。このほか後述とも関連するが、魚食は全くせず、野菜を食べることもごく少ない。
◆ LET'S TALK FOOD : How to Prepare Yam Fufu ◆
・・・・・・ https://youtu.be/q98Ucla-o5s ・・・・・
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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽 憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・
森のなかえ
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