= ジョン・レノンが最後に繰り返すフレーズが「I buried Paul」と聞こえる。 この曲「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のマスターたテープをよく聴くと、“クランベリーソース”と言っていることが分かる =
- レノンは1980年のインタビューでこれを認め、頭に浮かんだ適当な言葉“I buried Paul (僕はポールを埋葬した)” なら何でも良く、この語それ自体には特別な意味はないと -
クランベリーソースは英国人にとっては意識下の常用語なのであろう
ここに一つの未来図がある
【この企画はWebナショジオ_2014年4月~2014年12月期、35回記載に追記・補講した】
(文=Rebecca Rupp/訳=北村京子 イラスト・史料編纂:涯 如水)
◇◆ 先住民が重宝した、クランベリーの歴史 =2/2= ◆◇
甘みをまとって人気上昇
マサチューセッツにやって来た初期の入植者たちは、そのあまりの酸味の強さに、クランベリーをそれほど重視していなかった。
しかし17世紀以降、入植者たちがハチミツや砂糖にありつけるようになると、「ビターベリー」と呼ばれたクランベリーは、一転しておいしい食材へと姿を変える。
その後、数々のクランベリーレシピが作られた。アメリカ最初の料理本と言われる1796年刊のアメリア・シモンズ著『American Cookery』には、クランベリータルトのレシピが載せられている。
これには、ベリーを「とろ火で煮込んで、漉して、甘く」したあとに、パイ生地に乗せて「軽く焼く」と書かれている。また、ローストターキーの付け合わせとして、クランベリーソースを勧める記述も見られる。
19世紀初頭には、クランベリーはあちこちで見られるようになった。ボストンに住んでいたウィリアム・テューダー(氷販売で富を築いた)は、「いちばん普遍的な料理」というテーマで「クランベリーソース」というエッセイを書いている。
「ベリーにほぼ同量の砂糖を加え、とろ火で1時間ゆで、冷ましてから提供する。どんな種類のロースト肉にも合うが、特に白肉、ターキー、ヤマウズラに合う。ゆで魚と食べる者もいる。あるお偉方で、ロブスターと一緒に食べる人も知っている」
クランベリーの健康効果
クランベリーは昔から、解熱剤、湿布、壊血病の予防に使われた。ビタミンCが豊富で、船上で保管しやすいというメリットから、18世紀から19世紀にかけて非常に重宝されたのだ。航海中にクランベリーが不足すると、船乗りから不満が出るほどだったらしい。
ハーマン・メルヴィル著『白鯨』では、クランベリーを積載しなかったエイハブ船長に対して、船員が抗議するシーンが描かれている。「エイハブ船長と海に出るなんてまっぴらだ! クランベリーの積載を拒んだ奴だぞ。壊血病になったらどうしてくれるんだ。何よりも、あんな奴と一緒に鯨を捕るなんてごめんだ」
最近ではさらに、心疾患のリスクを抑えるポリフェノール、がん予防に効く抗酸化物質、腸や尿路への細菌付着を防ぐプロアントシアニジンを大量に含む食材としても注目されている。クランベリーは、あなたの健康にいいのだ。 (文=Rebecca Rupp/訳=堀込泰三)
次回、本節の最終回“日本の学校給食システムで世界の子供たちを「食料砂漠」から救え”に続く…
◇◆ Canning Cranberries 4 Ways Jellied and Whole ◆◇
・・・・・・ https://youtu.be/483OkPl4Hps ・・・・・
◇◆ クランベリークリームのぷちシュー♪ | Cranberry Cream Puffs ◆◇
・・・・・・ https://youtu.be/cj9hizMWTqc ・・・・・
//////参考資料///////
■□参考資料:クランベリーソース □■
クランベリー (Cranberry) の果実は堅く非常に酸味が強く、95%がクランベリージュースやグランベリーソースの原料となる。またドライにしたり、甘味料を加えたりして販売される。
通常、クランベリージュースは酸味を減らすため甘味料を加えたり、ほかの果汁を混ぜたりする。コスモポリタンなど多くのカクテルがクランベリージュースから作られる。1oz(30ml)につき小さじ1杯の砂糖が加えられており、クランベリージュースを使用したカクテルは、肥満に繋がる炭酸飲料よりはるかに甘い。
クランベリーの果実はクランベリーソースとして知られるコンポートやゼリーとして調理される。クリスマスやアメリカ合衆国およびカナダの感謝祭では七面鳥の丸焼きにクランベリーソースが伝統的な定番となっている。マフィン、スコーン、ケーキ、パンなど小麦粉製品でも使用される。この場合、オレンジやゼストなどと併せることもある。まれにスープやシチューなどの酸味付けに使用されることもある。
生のクランベリーは家庭で冷凍して約9ヶ月保存することができ、解凍せずに調理できる。
クランベリーソース(Cranberry sauce)は、クランベリー (Cranberry)で作るソースまたはレリッシュである。北アメリカでは感謝祭のディナーに添えられる。ソースの味は、作る地域により異なる。ヨーロッパでは僅かに酸味がきいているが、北アメリカでは甘みが強い。
最も基本的なクランベリーソースは、クランベリーに砂糖を加え、果実がはじけてとろみがつくまで煮詰める。砕いたアーモンド、オレンジジュース、ゼスト(オレンジや柑橘類の皮)、ショウガ、メープルシロップ、またはシナモン等を材料に加えるレシピもある。
市販されるクランベリーソースには、液状で濃縮していないもの、濃縮したもの、ゼリー状で缶入りのものがある。ゼリー状の場合、缶から取り出し丸ごとまたは薄切りにして供される。
市販のクランベリーソースの製品にはゼラチンが加えられ、ベジタリアン向けではない場合がある。
クランベリーソースは、アメリカ合衆国およびカナダで、クリスマスや感謝祭に七面鳥に添えて食べられることが多い。他の場合に食べられることは非常に少ない。「ソース」という名前であるが、クランベリーソースは食品として食べられることが多く、他の食品の付け合わせになることは少ない。
なお、クランベリーソースはニューイングランドのピルグリムのturkey-stuffing-cranberry (クランベリー詰めターキー)サンドイッチの主な材料である。
・・・・・・次回へ
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_ Cranberry jelly-Jam 12-2-11 _
・・・・・・ https://youtu.be/KE4vb5Cm1Bk ・・・・・・
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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽 憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・
森のなかえ
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