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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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「90億人の食」、食に纏る世界の話題 =051=

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≡ 世界の人口は2050年までに90億人に達し、十分な食料を確保できるのか ≡

= 古来、人は長寿への願いにとらわれてきた = 

- 自動車王ヘンリー・フォードは、人参ばかりのディナーパーティーを開いた - 

アレクサンダー大王の勇猛な遠征は、若返りの川を見つけたい衝動に起因するという

ここに一つの未来図がある

【この企画はWebナショジオ_2014年4月~2014年12月期、35回記載に追記・補講した】

( 文=Rebecca Rupp/訳=conyac  イラスト・資料作成:涯 如水 )

◇◆ 長生きするために、何を食べるか =1/3= ◆◇

  自動車王ヘンリー・フォードは、食事に関して奇特な人物であった。「乳牛は世界でもっとも未熟な機械です」と言ってミルクを飲まず、「鶏肉は鷹にのみ適した食べ物です」といって肉を食べなかった。甘いものを避け、ぬるま湯しか飲まず、人参に長寿の秘訣があると信じていた。

 あるときは、自分の信奉する野菜を広めるために、フォードは人参ばかりのディナーを開いた。人参スープに始まり、人参ムース、人参サラダ、人参ピクルス、人参グラタンと続き、最後は人参ジュースで締めくくられた。
 ほかにも大豆、ひきわり小麦粉、そば粉のパンケーキを人にうるさく勧めていたフォードは、83歳まで生きた。

長寿は人類永遠の夢

 古来、人は長寿への願いにとらわれてきた。紀元前2600年以前に記された古代シュメールのギルガメッシュ叙事詩において、ギルガメッシュ王は、ライオンやサソリ人間に立ち向かい、永遠の命の源を探して旅をした。やがて彼は、海の底で育つ、とげのある植物の形をしたそれを見つけたのだが、彼が使う前に蛇に盗まれてしまうのだった。

 アレクサンダー大王の勇猛な戦歴は、世界制覇の望みのみならず、若返りの川を見つけたいという希望に突き動かされたものともいわれている。フアン・ポンセ・デ・レオンが1513年にフロリダの地を発見したとき、彼が探していたのは伝説の若返りの泉だった。運命のいたずらというべきか、現在フロリダ州は、米国で最も長寿の州である。

 人が今のように70歳や80歳まで普通に生きるようになったのは最近のこと。それまでの人類の歴史の大半において、寿命は20代後半から30代前半くらいまでだった。とはいえ、どの時代でも長生きした人はいた。哲学者ジョン・ロックは1681年に、英オックスフォード大学のアリス・ジョージとの会談を記録しているが、彼女は108歳だったといわれている。ジョン・ロックによれば、健康状態は良好で、針の穴に糸を通せるくらい視力もあり、主にパンとチーズとビールを食べていた。

 アリスは長命の家系に生まれた。ロックによれば、彼女の父は83歳、母は96歳、祖母は111歳まで生きたという。アリスは恵まれた遺伝子の家系に生まれたということだ。

 人の寿命はおよそ20~30%の割合で、遺伝的な要因に左右されると考えられている。残りは、環境やライフスタイル、たとえば運動や食事といった要因が混ぜこぜになっている。
 世界には、こうした要素が理想的に組み合わさり、長く、幸せに、かつ健康に生きられるとされる地域がある。人口統計学者のミシェル・プーランとジョバンニ・ペスが「ブルーゾーン」と名付けた地域だ。

 ブルーゾーンとして知られているのは、たとえば、イタリアのサルデーニャ島、日本の沖縄、カリフォルニア州ロマリンダ、コスタリカのニコヤ半島、そしてエーゲ海北部にある、ギリシャのイカリア島である。イカリア島の住民は、90歳代の人の割合が、地球上で最も高い。3人に1人のイカリア島民は、90歳代まで生きるのである。

 ブルーゾーンの住民はなぜ健康な老年期を迎えられるのか、研究者のみならず、あらゆる人々が知りたがっている。

・・・・・・明日に続く

◇◆ 長生きするのは何のため? ◆◇

・・・・・・ https://youtu.be/u1-MHu425-0 ・・・・・

//////参考資料///////

■□ 参考資料:不老不死(1/3) □■

不老不死とは、永久に若く死なないこと。「不死身(いかなる傷、打撃、病気、苦痛にも耐えられる状態)」の類義語。

中国人の伝統的な生命観の一つとされており、始皇帝は実際に不老不死の薬を求め、かえって死期を早めた。その他にも不老不死を求める話は後述の通り世界各地にある。西洋では「elixir of life」(エリクサー)という錬金術の霊薬がある。古今東西の賢人は、後述の通り不老不死を求める行為の愚かさについて指摘している。

神話などは経時により老化し継代できない肉体由来ではなく、経時で老いたりはせず継代できる(民族)精神に由来する文字や壁画などの文化(ミーム)であるため、神話における死や不老不死は象徴的なものであることが多く、特に明暗や境界がはっきりと分かれる太陽や月、昼夜などに結び付けられた神は象徴的に死と復活を繰り返し不老ではあるが不死ではないとするものが多い。またヒト個体においても冥界煉獄、あるいは輪廻転生といった「肉体は朽ちても個人の精神は不朽である」とする文化がある。

中国では古くは始皇帝(紀元前3世紀ころの人物)が不老不死を求め、実際に徐福蓬莱の国へ行き仙人を連れてくるように(あるいは仙薬を持ってくるようにと)命じたことが『史記』に記録されている。無論それらを探し出せなかった徐福は始皇帝の怒りを恐れて、そのまま日本に「亡命」したと伝説は語っている。

この世で強大な権力を手に入れた始皇帝は死を恐れ、不老不死を手に入れようと部下達に無理難題を押し付けた。始皇帝によって不老不死の薬を作ろうとする試み練丹術が始まったが、無謀な命令を受けた彼らが作りだしたのは「辰砂(しんしゃ)」、すなわち水銀などを原料とした丸薬であり、それを飲んだ始皇帝は猛毒によって死亡した。

熱い砂漠を移動する中、始皇帝の死体はすぐに腐臭を放ち始めたが、皇帝の死を隠すために、皇帝の馬車の前後に腐った魚を乗せたとか、側近が皇帝の死体を腐った魚が入った箱の中に入れたなどという話が残っている。

・・・・・・次回へ 

□    □ □ □

_ 多くのご長寿が良く食べる物ベスト10! _

・・・・・・ https://youtu.be/yp6BGwYIhmY  ・・・・・・

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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