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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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「90億人の食」、食に纏る世界の話題 =027=

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≡ 世界の人口は2050年までに90億人に達し、十分な食料を確保できるのか ≡

= 関心が高まっているのが昆虫食 =

- 養殖しやすく環境にやさしいタンパク源だ -

ここに一つの未来図がある

【この企画はWebナショジオ_2014年4月~2014年12月期、35回記載に追記・補講した】

 

■□ 参考資料:昆虫食/ Insect eating (4/4) □■

食用にされる主な昆虫と常食する地域 その三

ハチ目・ハチ / スズメバチなどの幼虫を生で、成虫を佃煮などの煮付けで食べる。日本では長野県や宮崎県で行われている(はちのこを参照)。また、成虫を素揚げにして塩をまぶしたものを中国雲南省などで食べる。

ハチ目・アリ / 成虫を食用、薬用に用いる。中国の薬膳料理に、揚げ胡麻団子ならぬ、揚げアリ団子がある。タイ、ラオスなどの東南アジアでは、成虫と蛹(しばしば卵と呼ばれている)を用いた、アリのスープがある。メキシコでは、アリでサルサを作る。蟻酸を持ち、酸味があるため、調味料的な使い方をする民族もある。アリを入れたチョコレート菓子のチョコアンリというものも存在した。強心効果、強精効果があるといわれている。

バッタ目・イナゴ / 大量に採りやすいため、日本を含む各国で食用にされている。日本ではコバネイナゴが多い。日本では、醤油・佐藤などで甘辛く煮付けるいなごの佃煮とすることが多いが、中国やタイでは素揚げとする。中国雲南省のケラオ族ハニ族は、初夏に総出で稲田に出て、イナゴやバッタを捕まえて食べ、五穀豊穣を祈る祭りを行っている。

古代メソポタミアではイナゴやバッタで魚醤に似た醗酵調味料を作っていた。新約聖書では洗礼者ヨハネが常食したという記述がある(イナゴマメの果実キャロブであるとする説もある)。また、ユダヤ教の教義では多くの生物を「不浄な生き物」として生け贄や食用にすることを禁忌としているが、昆虫の中ではイナゴを含むバッタ類に限っては、この「不浄な生き物」としていない(カシュルートを参照)。

バッタ目・バッタ / 大型の種がいる地域では、イナゴ同様に食用にされる。古代よりトノサマバッタサバクトビバッタによる蝗害が度々起こるアフリカや中東地域では、古くから捕まえて食用としていた。中東にルーツがあるイスラム教やユダヤ教は食に関する細かい規則があるが、前述のように預言者や聖人が口にする記述が聖典に記述されており、イナゴと同じく例外的に扱われる(ハラールを参照)。

中国では素揚げや炒め物にして食べる。

バッタ目・コオロギ / 中国では「蟋蟀」(シーシュワイ)と呼ぶ。北京ではコオロギを決闘させる遊び「闘蟋」があり養殖も盛んで、素揚げにして出す店もある。タイ北部やカンボジアではタイワンオオコオロギ(Brachytrupes portentosus、タイ語でジロー・トートと呼ぶ)などの炒め物が食べられている。

バッタ目・ケラ / 中国雲南省からタイ北部にかけて、コオロギなどと共に食べられている。

ハエ目・ハエ / 中国河北省には幼虫のウジを「肉芽」(ロウヤー)と呼び変えて食べる地域があるという。

ハエ目・チーズバエ / イタリアのサルディニア島にはチーズバエ (Piophila casei) のウジを湧かせたカース・マルツゥと呼ばれる半硬質チーズがある。

ハエ目・ミギワバエ / 北米の先住民ミギワバエという塩水湖に発生するハエの蛹を食べていた。南米先住民も部族によっては食用とされている。

ハエ目・ / メキシコで人気の昆虫の一つ。蚊の卵を焼いたものにレモン汁をかけて、トルティーヤに挟んで食べる。

◇◆ 夏の味覚 セミを食べる、一番美味しいセミは?【昆虫食】   ◆◇

・・・・・・ https://youtu.be/A3NqYRwCQ8I ・・・・・

その他

カワゲラトビケラヘビトンボシロアリゴキブリ

かつては世界各地で食用・薬用に利用され、調理法も多岐にわたっていた。ただし近年は清潔な環境下で養殖したものを用いることが殆ど。

広義の虫ではあるが昆虫ではないものサソリの素揚げは、中国山東省の他、北京など広い地域で食べられているため、中国では養殖も盛んである。タイでもよく見られる。

ムカデの素揚げも中国北京などで出す店がある。 クモは捕獲しやすく、昆虫に比して外皮が柔らかく比較的美味と言われ、カンボジアなどで食用にされる。タランチュラカニに似た味がするという(ただし剛毛が生えており、種によっては刺激毛を持ち皮膚などに付着するとかぶれることがあるため、バーナー等で毛を焼く必要がある)。チョコレートに似た味とする書物もあるが実食によると誤りという。 軟体動物のカタツムリもフランス料理ではエスカルゴとして食用にされる。ナメクジも食用となるが、味はカタツムリより落ちるという。カタツムリやナメクジは広東住血線虫などの中間宿主であるので、必ず加熱が必要となる。 ダニ入りチーズミルベンケーゼと呼ばれるドイツ特産のチーズ。やや苦味があり独特の風味の後味がある。外皮についているダニも一緒に食される。フランス北東部やベルギーのミモレットもダニ入りチーズで有名である。

◇◆ Local market -市場で虫を食す- ◆◇

・・・・・・ https://youtu.be/vfbimWk9gcQ ・・・・・

周辺的事例

虫そのものを食べるのではないが、食品とされる例もある。

前述のとおり、蜂の分泌したローヤルゼリーや、蜂が一度体内に取り込み酵素と混ぜあわせた(人間に例えれば咀嚼した)蜂蜜など。

中国茶には「虫糞茶」と総称される、幼虫を乾燥させて煎じたものがある。タイでも、グァバの葉を食べるナナフシムシの一種である Eurycena sp. をタクタン・キンマイと呼んで、この虫の糞を火で炒って、熱湯にかけ、それをお茶として飲むという。

関連した食品

加工食品などに使われる着色料、光沢剤などの添加物に昆虫由来の成分が使われている場合もある。昆虫由来の着色料の中では、カイガラムシの一種エンジムシから採れる赤紫色のコチニール色素が最も有名である。蜂蜜はおそらく最も有名な昆虫関連の食品であるが、ローヤルゼリーのような昆虫の分泌物ではなく、植物由来の蜜がミツバチの酵素で変化したものである。

このほか、アリ、ガの幼虫、ゴキブリ、昆虫ではないがサソリムカデなどを、蒸留酒に付けて、酒に溶け込んだ成分を飲む例もある。

 ・・・・・・つづく

 

_ 昆虫食を食う _

・・・・・・ https://youtu.be/vpQLEIaKJyU  ・・・・・・

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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