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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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「90億人の食」、食に纏る世界の話題 =018=

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≡ 世界の人口は2050年までに90億人に達し、十分な食料を確保できるのか ≡

= 食肉は将来、どんな風に作られるようになるだろうか =

- ここに一つの未来図がある -

【この企画はWebナショジオ_2014年4月~2014年12月期、35回記載に追記・補講した】

 

◇◆ 中南米のコーヒー生産を脅かす「さび菌」と気候変動 =1/2=  ◆◇


 ここ6年ほど、中米でコーヒーの木が大量に枯死している。原因は「さび菌」。コーヒーの収穫量は最大で40%減少していると、科学者は推測している。そこへ追い討ちをかけるのが気候変動だ。状況はさらなる悪化の兆しを見せつつある。

「生産者やバイヤー、輸入業者、焙煎業者のところに、次々に被害の報告が寄せられています」。米国テキサスA&M大学が進める研究プログラム「ワールド・コーヒー・リサーチ」のディレクター、ティム・シリングは、パナマとエルサルバドルの状況についてこう語る。さび菌はスペイン語で「ロヤ」と呼ばれ、ほかにもグアテマラやニカラグア、メキシコ、コスタリカ、ホンジュラスといった国々に影響を及ぼしている。

 こうした事態の元凶は、気候の変動にある。コーヒーの栽培地を取り巻く気候が毎年劇的に変化している。ここ数年は例年より雨が多かったせいでさび菌が大いに繁殖した。菌はコーヒーの葉を覆い尽くして日光をさえぎり、光合成を妨げて、ついには木を枯らしてしまう。

 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は2013年、エルニーニョやラニーニャ現象による豪雨がさらに強まり、降水量の増加に拍車がかかるとの予測を示した。エルニーニョ、ラニーニャはともに赤道付近の降雨に大きな影響を与える現象だ。

 コーヒー産業の不振が続けば、国の経済そのものが打撃を受けるため、中米各国の政府は危機感を抱いている。コーヒー生産者を支援する開発援助団体も、懸念を隠さない。失業した農民が増えることで貧困が拡大し、それが薬物取引などの新たな問題を引き起こすからだ。
 一方、コーヒー生産量はゼロに近いが消費量は最大の国、米国は、先ごろさび菌対策としてテキサスA&M大学のコーヒー研究プログラムに500万ドルの助成金を提供すると発表した。

雨にとても敏感な植物

 コーヒーは世界第3位の人気を誇る飲みものだが(1、2位は水とお茶)、その生産はきわめて不安定だ。雨が大量に降れば菌が増殖するし、雨が少なければ木が枯れてしまう。最近は特に、ある地域で雨が降りすぎる一方で、別の地域ではまるで降らないといった事態が重なり、コーヒーの生産はますます困難な作業となっている。

  中米のさび菌問題は、今に始まったことではない。この菌は1970年代以降、一帯をたびたび襲ってきた。そのたびさび菌は変異を繰り返すため、根絶に向けた取り組みは困難をきわめている。

  2008年にコロンビアを襲ったさび菌は、農園から農園へと次々に広がった。同国のコーヒー生産量はわずか1年で1200万袋から700万袋まで減少し、コロンビア経済を失速させた。中にはコーヒー豆を一粒も収穫できなかった農園もあり、その多くが農地の広さが1ヘクタールに満たない小規模農園だった。

 ◇◆ ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ優勝 高橋バリスタ  ◆◇

・・・・・・https://youtu.be/rfex9jFhrEI ・・・・・

//////参考資料/////// 

◎   参考資料 : コーヒー豆 (1/2) ◎

コーヒーは、コーヒー豆(コーヒーノキの種子)を焙煎し挽いた粉末から、湯または水で成分を抽出した飲料。歴史への登場は酒や茶には遅れるが、多くの国で飲用されている嗜好飲料である。家庭や飲食店、職場などで飲用され、コーヒーの専門ショップも多数存在する。抽出前の粉末や粉砕前の焙煎豆も、同じくコーヒーと呼ばれることもある。日本語での漢字表記は「珈琲」。

コーヒーの原料となるコーヒー豆は、3 - 3.5mほどの常緑低木で、ジャスミンに似た香りの白い花を咲かせるコーヒーノキの過日から得られる。

◇◆ コーヒーの木 by マイスターズ・コーヒーTANAKA ◆◇

・・・・・・https://youtu.be/xbVZ5sGTUTM・・・・・

コーヒーチェリーと呼ばれる果実は赤または紫、品種によっては黄色の硬い実で、成熟に9ヶ月ほどかかる。また、枝の先端に付く1粒だけ丸い種子は「ピーベリー」と呼ばれ、珍重される。コーヒー豆となる種子だけでなく、果肉部分にも若干のカフェインが含まれており、食用にされる。

栽培されているコーヒーノキは、大きくエチオピア原産のティピカ種(Tipica)に由来するアラビカ種(Coffea arabica)と、コンゴ原産のロブスタ種(カネフォーラ種、C. canephora)に分けられるが、生産量の7 - 8割はアラビカ種である。以前はリベリカ種(C. liberica)も合わせて「コーヒーの3原種」と呼ばれていたが、病害に弱く品質面でも劣るため、21世紀前半の現在では生産量もごく僅かとなっている。

世界各国において、コーヒーを提供する場の喫茶店は近代、知識人や文学、美術など様々な分野の芸術家の集まる場として、文化的にも大きな役割を果たしてきた。さらに、貿易規模が大きい一次産品であるため、経済上も重要視されている。大体北回帰線南回帰線の間(コーヒーベルト)の約70箇国で生産され、全世界に輸出されている。カフェインに代表される薬理活性成分を含むことから医学・薬学の面から研究の対象となっている。

コーヒーは北回帰線と南回帰線の間(コーヒーベルト)の約70カ国で生産されており、そのコーヒー農園でコーヒーノキの栽培と果実の収穫が行われる。さらに引き続いて、生豆(なままめ、きまめ、焙煎前のコーヒー豆のこと)を取り出すコーヒー豆の精製と呼ばれる加工作業までが、コーヒー農園で行われることが多い。精製された生豆は生産国で集積され、選別・等級付けされてから消費国に輸出される。生豆は消費地においてコーヒー独特の香味を生み出すために焙煎され、場合によっては複数の焙煎豆を混ぜてブレンドされる。その後粉砕により細かい粉状にされてから、水や湯で抽出されて、飲用に供されるコーヒーが出来上がる。

 ・・・・・・つづく

 

_ 美味しいコーヒーの淹れ方 『ドリップ編』 コーヒーソルジャー _

・・・・・・ https://youtu.be/u9i-zP1u_tw  ・・・・・・

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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