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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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極端気象”ゲリラ豪雨”_知の学究達=225=/ 真木雅之(03/mn)

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ゲリラ豪雨・竜巻・落雷・ひょう_大きな被害をもたらす突発的な悪天候

狭いエリアで起こる激しい天気は、“雲の王”とも呼ばれる積乱雲が原因だ

“気候変動に伴う極端気象に強い都市創り”という防災対策上、切実で現実的な研究

主にゲリラ豪雨や竜巻の予報技術の確立に取り組む真木雅之

【この企画はWebナショジオ_【研究室】「研究室」に行ってみた】 を基調に編纂

(文=川端裕人/写真=藤谷清美 & イラスト・史料編纂=涯 如水)

◇◆真木雅之(03) / 第2回 ゲリラ豪雨が観測できる魔法のレーダ =1/3= ◆◇

 真木さんは、学位を得てから防災科学技術研究所の研究職に就き、30年以上にわたって、研究を続けてきた。積乱雲の形成メカニズムの解明と短期的な予測が目下の最大の関心事だが、観測方法そのものの開発にも携わってきた長い個人史を持っている。

 一貫して、極端気象の防災・減災を目標にしてきたように見えるが、元はというと、まったく違う方面に興味を抱いていたのだそうだ。

「中学を卒業して、大学には行かないと決めていて、工業高等専門学校(高専)を出て造船技師になろうと思っていたんです。高専でワンダーフォーゲル部に入ったのが、気象とのかかわりの始まりでしたね。山でラジオを聞いてテントの中で天気図を書いて、予想が当たったりすると嬉しいんです。それがきっかけになって、十種雲形を覚えたり、観天望気で予報するというのを個人の趣味でやっていたんです」

 海にかかわる仕事を志し、山と出会って、気象に目覚めるというのは、大いに納得できる。観天望気というのは、書いて字のごとく、天を観て、気象を望む、「古き良き」天気予報のことだ。最近の天気予報の現場はコンピュータを使った数値予報になっているので、コンピュータの画面を眺めるばかりで、空を直接観ずに予報を出すことも多いと聞いている。

「高専は高校とは違って、5年間いきます。大学の教養課程相当の資格で就職をするのが常だったんですが、何とか気象観測に携われないかということで、大学に入り直したんです。北海道大学で、研究テーマは夜間冷却という、のちのち研究することになる雨とは関係ないものでした。接地境界層(地面と「大気」の境界)で、冬の晴れた夜、どれくらい地面の温度が下がるか、気温が下がるかと、そういう研究で学位をとりました」

 聞くからに寒そうな研究なのだが、実際「気温マイナス42℃というような経験をしました」とのこと。

「いざ就職をしようと研究職を探しているとき、ちょうどタイミングよく、防災科学技術研究所で求人があって手を挙げまして、それから今に至るまで、気象レーダを使った災害の研究をしてきました。富士山頂の気象測候所で働きたいという夢はあったんですが、残念ながらもうなくなってしまいましたね」

 というのが、造船技士志望の若者が、観天望気に目覚め、気象レーダという人工の目を使った研究に手を染めるまでの物語。そこから先、長年の研究史を「省略」させていただいて現在の一大プロジェクトに話を移すと、その中核にあるのが、新型のレーダ観測機器だということになる。

・・・・・・明日に続く・・・

■□参考資料: 異常気象と地球温暖化の関係について(1/4) □■

地球環境研究センター 気候変動リスク評価研究室長  江守正多

__最近、日本各地で「これまで経験したことのないような集中豪雨」が発生し、四国では日本の最高気温の新記録が更新されるなどの現象が起きています。こうなると地球温暖化との関係が気になるところですが、当研究所の江守正多気候変動リスク評価研究室長に解説してもらいました。__

2013年夏の異常気象

2013年の夏、日本列島は、記録的な猛暑と度重なる大雨といった異常気象に見舞われました。たとえば、8月12日には、高知県の四万十市で最高気温が41.0℃を記録し、国内最高記録を更新しました。また、7月28日に山口と島根を襲った豪雨、8月9日に秋田と岩手を襲った豪雨では、気象庁が「これまでに経験したことの無いような大雨」として、最大限の警戒をよびかけました。

この異常気象ですが、気象庁による定義は、「三十年に一回起こる程度の珍しい気象」のことです。つまり、異常気象とは、起こることが信じられないような異変のことではなく、たまにしか起こらないけれども、昔からたまには起こっていたことです。異常気象が起こるのは、主には大気や海の不規則な自然の変動のせいです。

異常気象(猛暑、豪雨)の背景

今年の日本に関していえば、日本の南側に位置する太平洋高気圧が北に張り出して日本を覆い、大陸からも大気上層のチベット高気圧が東に張り出したことが、猛暑をもたらしました。また、太平洋高気圧の縁にそって流れ込む南からの暖かい湿った空気と、偏西風の蛇行などによって北から来る寒気がぶつかると、大気が不安定になって大雨が起きやすくなりました。いってみれば、今年はたまたま、そのような気圧配置になったということです。 ・・・・・・明日に続く

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◆ 【20分でわかる!温暖化のホント】 ② ◆

動画のURL: https://youtu.be/TfMdsppcWhA

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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