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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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「人間は何処に…」新・人類進化の道 =A01=

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世界の人口は2050年までに90億人に達する

宇宙生物として火星移住を非望する人・「地球永住計画」を真意に考える人

霊長類【化石人類】を起点に現生人類が出現して唯一の残存種となる進化と絶滅の経緯

“地球に生き続けることを考える”について人類の研究史や関連事象について言及する

【この企画はWebナショジオ_「新・人類進化の道」を基調に編纂】

(文=ジェームズ・シュリーブ・ライター・ライター、編集者  イラスト・史料編纂=涯 如水)

◇◆ 人類の祖先「アルディ」が暮らしたエチオピア =1/7= ◆◇

   人間はどこで生まれ、どのように進化してきたのか。その手がかりは440万年前の人類の祖先「アルディ」が暮らしたエチオピアにあった。

 熱帯の強い日差しを浴びる乾いた大地。ここエチオピアのアファール低地では、実にさまざまな“死のドラマ”が繰り広げられてきた。

 病気で命を落とすのは言うまでもなく、野生動物に襲われることもあれば、崖(がけ)から転落することもある。なかには、東のアワシュ川をはさんで敵対するアファール族とイサ族の銃撃戦に巻き込まれて、非業の死を遂げる人もいる。

 アフリカでは、死はとりたてて珍しい出来事ではないかもしれない。だが、アファール低地が他の地域と違うのは、数百万年も前に死んだ人類の遺体の一部が見つかることだ。

 アフリカ大陸を南北に貫く地殻の裂け目、大地溝帯にあるこの一帯では、遠い昔から活発な火山活動や地殻変動が続いてきた。いにしえの死者の骨は降り積もる火山灰や土砂に埋もれ、やがて悠久の時を経て、化石として地表に姿を現す。

 「この地域では、何百万年もの間、生と死が繰り返されてきた。ときどき幸運の女神がほほ笑んで、残された痕跡が見つかるんだ」。そう語るのは、米国カリフォルニア大学バークレー校の古人類学者ティム・ホワイトだ。エチオピア人の研究者ブルハニ・アスフォーとギデイ・ウォルディゲブリエルとともに、人類の起源と進化の過程を解き明かす「ミドルアワシュ調査プロジェクト」を率いる人物である。

 調査チームは15年前、アファール低地のミドルアワシュ地域で、幸運の女神から素晴らしい贈り物を授かった。ヤルディ湖の北30キロほどの発掘地点、アラミスで見つかった440万年前の人類の骨格化石“アルディ”だ。アルディピテクス・ラミダス(ラミダス猿人)に属する成人女性の化石で、2009年10月に米国の科学誌『サイエンス』で詳しい研究成果が発表された。

    1974年に同じくアファール低地で見つかったアウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の成人女性“ルーシー”より100万年以上も古く、人類とチンパンジーの共通の祖先について、ルーシーよりもはるかに多くの手がかりを与えてくれる。

 ミドルアワシュで見つかっているのは、アルディだけではない。600万年近く前の猿人の骨から、16万年前のホモ・サピエンスの骨まで、さまざまな年代の人類の化石が出土している。類人猿が現代人に至る進化の歩みをたどるのに、この一帯ほど適した場所は他にない。

 ホワイトは化石の出土地点を、地球の過去をのぞく“窓”にたとえる。ミドルアワシュでは、比較的狭い範囲内に点在しており、2日ほど歩けば見て回れるという。ホワイトの誘いを受けて、“窓めぐり”の旅をすることになった。ヤルディ湖を出発点として、時の流れをさかのぼり、人類の過去へと向かう徒歩の旅だ。進化の系譜に現れたさまざまな種を見ていくうちに、私たちが“人間らしさ”と考えている特徴が一つずつ脱落して、人類の起源に迫れるだろう。

16万年前 初期のホモ・サピエンス

 研究者と学生合わせて20数人、そして武装した6人の護衛とともに、ミドルアワシュに向かった。6週間分の食料と装備を積み込んだ11台の車に分乗し、まずは高原地帯を縫うように進む。

 モロコシとトウモロコシの畑を通り過ぎ、霧に包まれた森林地帯を進んでいくと、やがて断崖(だんがい)の縁にたどり着いた。眼下には、広大な低地が横たわっている。アファール低地だ。

 およそ3000万~2500万年前に現在のアラビア半島に当たる地域がアフリカ大陸から離れ始めると、アファール低地は深く沈み込んで周りを断崖に囲まれ、雨雲を遮られて乾燥化が進んだ。つづら折りの道路を下るにつれて、植生が少なくなり、太陽の日差しが強くなる。断層が無数に走る荒涼とした大地には緑に染まったアワシュ川が流れ、地平線には円錐(えんすい)形の若い火山が見える。その麓(ふもと)で銀色に輝くヤルディ湖をめざして車を走らせた。

 2日後、ヤルディ湖に到着し、湖岸に沿って歩き始めた。ホワイト、アスフォー、ウォルディゲブリエルのほか、調査に長くかかわってきた二人、地質学者のビル・ハートと、アファール族の氏族集団ブーリ=モダイトゥの首長アハメド・エレマも同行している。

・・・・・明日に続く・・・・

◇ 【人類誕生CG】440万年前の人類は愛妻家でイクメンだった!? ◇

・・・https://youtu.be/Ps6Q5p0CcQw?list=PLDPHugbMl1vGDdL_2Acex8iT6hEBYaDnN・・・

動画再生不能の時は上記URL(⇑)をクリックしてください

//////参考資料/////// 

■□ 参考資料: 人類の進化 =前節= (1/7) □■

人類の進化(human evolution)とは、他と異なる独立した生物種としての現生人類(英名:anatomically modern humans〈意:解剖学的現代人〉、Homo sapiensホモ・サピエンス〉、他説では Homo sapiens sapiens )を主題としながら、これが属する系統群(クレード)全体を見渡そうとする概念における、当該系統群が辿ってきた生物学的進化をいう。起源を紐解くという観点から、人類の起源(じんるいのきげん、human origins)などといった表現もある。

本項では、霊長類(サル目;霊長目)の出現を起点とし、人類の祖先系統を含む全ての化石人類、そして現生人類が出現してやがて唯一の残存種となるまでの、進化と絶滅の経緯についての解説を主題としながら、関連事象や研究史などについても言及する。

人類の祖先に、どのような進化的変化が起きたかは、幅広い科学的探求の主題である。この研究は多くの分野、特に形質人類学言語学遺伝学考古学などと関連している。

なお、「人類」という用語は人類の進化の文脈ではヒト科ヒト亜科ヒト族ヒト亜族ヒト属生物に対して用いられるが、他の属(アウストラロピテクス属など)を含むヒト亜族生物を指す場合もある。本記事では、人類という用語をチンパンジー亜族と分岐し直立二足歩行していたヒト亜族生物に用い、脳の発達したヒト属生物については学名で表記し、特にヒト属生物のうちホモ・サピエンス・サピエンスについては現生人類と表記する。

ヒト属(ホモ属)はおよそ200万年前にアフリカフリカでアウストラロピテクス属から別属として分化しヒトの属するホモ・サピエンスは40万から25万年前に現れた。またこれらの他にも、すでに絶滅したヒト属の種が幾つか確認されている。その中にはアジアジアに生息したホモ・エレクトゥスや、ヨーロッパーロッパに生息したホモ・ネアンデルターレンシスが含まれる。

ホモ・サピエンスの進化と拡散については、アフリカ単一起源説と多地域進化説とが対立している(#人類進化のモデル)。アフリカ単一起源説では、アフリカで「最も近いアフリカの共通祖先 (RAO)」であるホモ・サピエンスが進化し、世界中に拡散してホモ・エレクトゥスとホモ・ネアンデルターレンシスに置き換わったとしている。多地域進化説を支持している科学者は世界中に分散した単一のヒト属、おそらくホモ・エレクトゥスが各地でそれぞれホモ・サピエンスに進化したと考えている。

化石の証拠はこの分野における激しい議論を解決するのに十分ではない。人類はホモ・ハビリスの頃から石器を使い始め、次第に洗練させてきた。およそ5万年前、現生人類の技術と文化はより速く変わり始めた。

明日に続く・・・・・

宇宙 地球大進化~46億年 第1集 大衝突からの始まり ◆

・・・https://youtu.be/BXgBI54uJLY?list=PLfXD0Z1sfP2WLluOyetTuWEQhVdt3sBTR・・

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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