≡ 世界の人口は2050年までに90億人に達し、十分な食料を確保できるのか ≡
= 遠い異国の地にいる時、ふと懐かしくなる料理がある。 我が味噌汁のように =
- ひとくち口にすれば体が喜び、心が落ち着き、自分のルーツを実感するまさに“魂の食” -
ヒマラヤ・タクラマカン・北極圏の地を彷徨った小生、“味噌汁の味”に己が自分のルーツを実感した
一昨年に中断した《ソウルフード巡礼の旅へ》再び、ナビ無しで
【この企画はWebナショジオ_「世界魂食紀行 ソウルフード巡礼の旅」】
(文=中川明紀・ライター、編集者 イラスト・史料編纂=涯 如水)
◇◆ 安くて美味くてボリューミー!なニュージーランド版おにぎりといえば =2/3= ◆◇
購入したミートパイは、直径10センチくらいで重量感たっぷり。パイはサクサクで牛肉はジューシーだ。ソースは主張しすぎずに肉とよく絡み、ハーブがうま味を引き立てている。
「ケチャップをつけても美味しいですよ」とヴァネッサさん。子どもたちはパイの上の部分をとって具にケチャップをかけ、またフタをして食べるそうだ。ケチャップの味が強いので、なんだかジャンク感が出るけれど、これはこれで好きです、はい。
ミートパイのほかにも、挽き肉とチーズが入ったミンス&チーズパイや、鶏肉をホワイトソースと絡めたチキンパイなどもポピュラーで、最近ではインド風のバターチキンカレーを包んだパイも好まれているという。4NZドルくらいが相場だが、日本円にして100円くらいのパイもある(2017年11月末現在、1NZドル=約77円)。安いので手作りよりは買って食べる方が多いそうだ。
「安くてボリュームがあるから、大学生なんかは毎日のように食べていますね。二日酔いの時に食べると治るらしいですよ」
いやいや、どうみてもより胃がもたれると思うが……。ヴァネッサさんもその理由はわからないと笑うが、大学生の間ではそういうことになっているらしい。
スーパーに行けばOXFORD PIESやDad's Pies といったパイメーカーの商品がいくつも並んでいるし、パイコンテスト「Pie Awards」も毎年開催されている。これは、ミンス&グレイビーやミンス&チーズ、ベジタリアンなど10以上の種類に分けてそれぞれ美味しいパイを選出するコンテストだ。毎年5000~6000のパイが出品され、入賞したパイをつくる店は誇らしげに宣伝するという。
「ニュージーランド人にとって本当に身近で愛されている食べものなんだなあ」と感心しながらパイをほおばる。そういえばニュージーランドといえば羊でもある。人口約469万人に対し、羊は約3000万頭もいるのだが羊の肉は食べないのだろうか。
「ラムチョップやローストラムはそれぞれ週に1回は食べますよ。でも、パイは牛肉のほうがポピュラーです。ソーセージロールには羊の肉を使ったりもしますけれどね」
ソーセージロール? それもパイの一種なのだろうか。
「ソーセージをパイ生地で巻いて焼いたものです。同じパイ生地を使いますが、パイのカテゴリには入りません。でも、同じくらいポピュラーでニュージーランド人は大好きです」
ソーセージロールもコンビニやガソリンスタンドで購入できるし、スポーツ観戦の時に食べるという。いまいち違いがわからないけれど、「パイよりライトで、分けるとしたらパイはランチに食べ、ソーセージロールはスナック感覚で食べます」とヴァネッサさん。ニュージーランド人にとっては明確な違いがあるようだ。要するにおにぎりとのり巻き、具を包むか巻くかといった違いということだろうか。のり巻きが酢飯なのはさておき、そう納得してみる。
明日に続く…
◇ 自宅で出来る 本格的なドミグラスソース ◇
・・・・・・ https://youtu.be/XF1tLajgiOw ・・・・・
//////参考資料///////
■□ 参考資料:ミートパイ・ フィッシュパイ □■
ミートパイ(Meat pie)とは、小麦粉、バターを多く使ったパイ生地の中に挽肉(主に牛肉)をいれて焼き上げたもの。伝統的なイギリス料理であるが、欧米各国で食される一般的な食べ物でもある。
ミートパイの歴史は古く、古代エジプトにまで遡る。ラムセス2世の壁画に描かれていたのが最古だとされている。また古代ギリシアではアルトクリース(Artocreas)と呼ばれた食べ物があり、その製法は練り粉の生地の上に料理した肉をのせた非常にシンプルなもの。その後古代ローマ時代に改良されるようになり、パイ生地の中に肉を入れて焼き上げる現在の製法へと変わった。
だが起源については各国が主張しており、あまりわかっていない。フランスでは14世紀にイール・パイ(Eel Pie)のレシピを出版しており、フランス人はミートパイの元祖であると信じているし、イギリスでは中世期、コーファー(Coffers)と呼ばれるミートパイが一般化され、また宗教上の理由で金曜日には魚を使ったフィッシュパイも作っていたという。その後オーストラリアやアメリカに伝わり独自の生活文化と融合していった。
フィッシュパイ(Fish pie)とは伝統的なイギリス料理の一種である。シーフードをソースであえたものにマッシュポテトをかけて焼いた料理であり、「パイ」という名称だが通常、パイ生地は使用しない。
このパイは通常、タラやコダラ、オヒョウなどの白身の魚をゆでるのに使った牛乳で作ったホワイトソースやチェダーチーズソースでからめて作る。エビや固ゆで卵も材料としてよく使われる。深皿に入れてオーブンで焼くが、ステーキ・アンド・キドニー・パイのような惣菜パイにふつう使うサクサクした生地やパイ皮のたぐいを使って外側を囲むことはしない。
パイ生地でパイを覆うかわりに、オーブンで焼く時にはマッシュポテトを使って中身を包む。この料理は「フィッシャーマンズ・パイ」と呼ばれることもあるが、これはマッシュポテトで中身を包むというところがシェパーズパイに似ているためである。シェパーズパイには魚ではなく、挽肉が入っている。 ジャガイモではなくサツマイモのマッシュを使ったバリエーションなどもある。
◆ グレイビーソースの作り方 / How to make gravy ◆
・・・・・・ https://youtu.be/xxeeV0RIK7w ・・・・・
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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽 憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・
森のなかえ
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