≡ 世界の人口は2050年までに90億人に達し、十分な食料を確保できるのか ≡
= フードスタンプ受給者が、1億人を超すと言われている米国 =
- 低所得者向けの料理本 : 「1日4ドルで作れる」 -
ここに一つの未来図がある
【この企画はWebナショジオ_2014年4月~2014年12月期、35回記載に追記・補講した】
(文=Rebecca Rupp/訳=小野智子 イラスト:涯 如水)
◇◆ アメリカの飢餓の実態が浮き彫りに =2/2= ◆◇
高血圧、糖尿病と隣り合わせ
フィーディング・アメリカによると、今回の研究結果においてとくに憂慮すべき問題は、支援受給者の栄養や健康状態という。
「とくに衝撃的だったのは、調査世帯の半数以上に高血圧の人がいて、3分の1以上に糖尿病の人がいると回答したことです」とフィーディング・アメリカの担当者モーラ・デーリーは言う。「こうした慢性疾患は、食事と密接な関係があります。食品を手に入れるだけでなく、栄養価の高い食品を手に入れることが大切。この調査結果は、飢餓が公衆衛生の問題であることを明確に表しています」
ハワイ州カウアイ島の町リフエにあるフードバンクで、食品の配布を手伝うプーナ・ドーソン(左)。NPO団体「フィーディング・アメリカ」が行った最新の調査によると、アメリカ人の7人に1人が、必要な食料の一部をこうした地域の支援に頼っている。(Photograph by Lynn Johnson, National Geographic Creative)
同調査ではまた、対象者がいかに家計をやりくりしているかも調べており、その結果、多くの人が食料を買うために電気代を支払っていないことがわかった。またバスを使う代わりに歩くことで昼食代を捻出したり、薬や医者代を節約している人もいた。
このほかパッケージが破れたり、消費期限の切れたものを安く買ったり、また食べ物や飲み物を長く保たせるために水で薄めているとも回答した人もいる。
「われわれが食料を提供している人たちは、日々、食料とそれ以外の基本的な要求とのあいだで、非常に難しい選択を強いられています。基本的な要求とはたとえば、屋根のある場所で眠る、あかりをつける、職場に通う、子どもを学校に送り届けるといったことです。本来なら、世界一裕福な国に暮らしている人たちが頭を悩ませるようなことではありません」とデーリーは語る。 (文=Andrea Stone/訳=北村京子
◇◆ スイスの年金生活者 意外に高い貧困率 ◆◇
・・・・・・ https://youtu.be/Kf0Fm1nPcnY ・・・・・
//////参考資料///////
■□ 参考資料:食糧の不足(2/2) □■
食糧価格の高騰
食糧価格の高騰が起こると、十分な食糧の購入が困難になり、場合によっては餓死に至る。食糧価格高騰の理由としては、天災や戦災などによる農産物の不作のほか、農産物の他への転用(飼料や醸造原料としての利用など)、他地域の経済発展・人口増加などによる食糧消費量の増加、価格高騰を見込んだ投機や売惜しみが挙げられる。
また、インフレによって全般的に物価が高騰し、食糧価格も高騰する場合もある。この場合には、物を売った際の収入も増え、賃金も上昇する傾向にあるが、通常賃金の上昇は物価の高騰よりも遅いものである。また、インフレの際には金融システムが崩壊し、多くの企業の倒産、失業を生むことも多い。
救済手段の不備
社会保障制度が十分に機能している場合には、失業の増加や食糧価格高騰が発生したとしても、雇用保険や生活保護などの形で何らかの救済が図られるため、餓死者を多数出すような飢饉には発展しない。また、国内での救済のほか、天災や戦災による大規模な飢饉は国際的な援助によって解消される場合も多い。しかし、江戸時代の日本のように鎖国状態である場合や、戦争や内戦によって交通・輸送システムが麻痺している場合や、独裁政権下などにあって弱者保護に注意が払われない場合には、今日においても国際的な援助も、そしてもちろん国内での援助も難しい状態にある。
食糧不足の結果
飢饉により、最も大きな被害を受けるのは、高齢者や子供、病人などの元々体力の低下した者であり、また、元々生活の苦しい貧困層である。飢饉によって、食糧を得られないことによる直接的な餓死のほか、体力の低下による疫病の増加、普段食べないものでも食べざるを得ないことによる体調不良などでの死亡なども引き起こされる。
また、多くの飢饉において、食糧を求めて都市部などに多くの人が移動し食糧を求めた略奪、暴動(例・打ちこわし)が発生することもあるため、治安の悪化や生活環境の悪化が発生する。加えて、食糧を得るために家屋や農地、家畜などが売り払われるため、飢饉後に経済格差が拡大する要因ともなる。
・・・・・・明日に続く
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_ WASTE ~ 食料廃棄、環境への影響 _
・・・・・・ https://youtu.be/9VlP9yV17as ・・・・・・
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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽 憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・
森のなかえ
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