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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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「バックマン」と呼ばれる西田賢司 =061=

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〇◎ “命のことを知らずして、命の大切さは理解できない” ◎〇

= 探検的調査を実践する “探検昆虫学者” 西田賢司 =

【この企画はWebナショジオ_“「コスタリカ 昆虫中心生活」” に追記・補講し、転載した】

☠ 中米コスタリカで新種の昆虫を見つけまくる男! 「バックマン」 ☠

曰く 『昆虫は、僕たちに自然の変化を教えてくれる一番身近な存在です』

◇◆ =061= 森の不気味なモーニングコール ◆◇

コスタリカのサラピキ地方は、熱帯雨林の広がる低地だ。 そこは熱帯のジャングルというイメージ通りの場所。

  ぼくはハワイへ侵入した植物を制御する役割を持つ昆虫の調査をするため、このサラピキに滞在することがあるのだが、滞在中、朝5時前に起こされてしまうことがよくある。

 森から、おそろしげなモーニングコールが響きわたるからだ。

  この時間、辺りはまだ真っ暗。虫たちの鳴く音が静かに流れるなか、突如、こんな声が轟き始める。
(編者注:下の動画を再生してみてください。 真っ暗な中、音だけが聞こえてきます。 正直、こわいです)

ホエザル-2

 

これは、マントホエザルのオスたちの遠吠え。 遠くからの声も交じっているので、いくつかの群れが周辺にいるようだ。  森にすむ生きものたちに夜が明けることを知らせているのだろうか。合唱が終わるころ、辺りは薄らと明るくなり始め、ジャングルは鳥たちのさえずりで包まれていく。


屋根の上にポロポロと何かが落ちる音が。外へ出てみると、ホエザルの群れが家の真上に! クンクンと犬があまえるような鳴き声(おそらくメス)を出していた(小さな鳴き声で、聞えない場合は音量を上げてください)。 撮影地:モンテベルデ、コスタリカ

 マントホエザルは、標高2500メートルを超える高山地帯をのぞく、コスタリカ全土の森林で見られる。コスタリカには昼間に活動するサルが4種いるが、そのなかで一番よく見かけるおサルさんだ(ほかにセアカリスザル、ノドジロオマキザル、アカクモザルがいる)。

  吠えるのは、夜明け前だけではない。スコールの降り始めや、ほかの群れが近くにいるときに吠えるようだ。口を丸く大きく広げ、喉から腹部にかけて体を動かしながら声を出す。声の大きさの秘密は、喉の部分にある舌骨(ぜっこつ)にある。ほかのサルの25倍もの大きさがあり、そこで音量を増幅させているのだそう。

ホエザル-3

 真上のホエザルにご注意

 林道を歩いていると、ときどき葉や小枝、果実なんかが落ちてくることがときどきある。そんなとき上を見上げると、食事中のマントホエザルたちに出会う。 群れがこちらに気づいたときなどは、警戒して糞やおしっこをドボドボと落としてくることがある。真下にいないほうがよい。

  このサルは木の高いところで、10~20頭の群れをなして暮らしている。主食は木の葉っぱ。サルにしてはちょっと珍しい食事メニューである。若葉をとくに好んで食べ、あとは果実や花を食べる。 夜明け前から活動を始め、昼間の大半を木の枝の上で休んだり寝たりして過ごす。消化しにくい葉っぱをきちんと消化するために時間をかけているのだという。

  夜も樹上で眠りについている。 翌朝の遠吠えのためのエネルギーを蓄えているのかもしれない。

ホエザル-4

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 今週のピソちゃん ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ピソー1

ピソー2

ピソー3

 ・・・・・つづく

_  コスタリカ アレナル火山 Arenal Volcano Costa Rica _

・・・・・・https://youtu.be/EM-hPmREkZY ・・・・・・


=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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