〇◎ “命のことを知らずして、命の大切さは理解できない” ◎〇
= 探検的調査を実践する “探検昆虫学者” 西田賢司 =
【この企画はWebナショジオ_“「コスタリカ 昆虫中心生活」” に追記・補講し、転載した】
☠ 中米コスタリカで新種の昆虫を見つけまくる男! 「バックマン」 ☠
曰く 『昆虫は、僕たちに自然の変化を教えてくれる一番身近な存在です』
◇◆ =047= ハナグマ「ピソちゃん」の変身の術 ◆◇
遅ればせながら、みなさま新年あけましておめでとうございます! 本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、前記載「森のわが家の常連さん」で、毎日顔を合わせると紹介したハナグマ。今でも毎日、ぼくが暮らしている部屋の前をうろうろしている。
コスタリカでハナグマは「ピソテ(Pizote)」と呼ばれるので、ぼくは「ピソちゃん」と呼んでいる。写真をフェイスブックに載せると、多くの方々から「いいね!」を押してもらえるし、キャラクターにしたいという要望もあって、うれしい限りだ。 実はこのピソちゃん、「分身の術」が使えることが判明した。
と言うのは冗談で、実は1頭ではなく、たくさんいる。 写真は合成ではく本物。ここに写っているだけでも10頭以上!
部屋の前に単独でやってくるのは、おもに大人のオス。朝早くから夕方までノソノソと歩いているのをよく見かける。
オス同士が出会うと、ちょっとした喧嘩が始まる。縄張り争いだろうか、お皿やガラスをこすった時の「キュキュキュッ」という音を大きくしたような鳴き声で威嚇し合う。でも、取っ組み合いの争いは、まだ見たことがない。
一方、メスと子どもたちは、群れになって餌探しをする。「分身の術」と紹介した写真は、この母と子の群れだ。時折たくさんのしっぽがゆらゆらと移動していく光景を見せてくれる。そんなときも鳴き声が「キュキュキュキュキュッ」と森の中にこだまする。
ここモンテベルデ・バイオロジカルステーションのマネージャー、マルビンさんによると、ハナグマは油のニオイが大好きだそうだ。部屋の前がハナグマたちの通り道になっているのは、わが家から放たれる油やほかの食料のニオイのせいなのかもしれない。
隣のラボの学生たちがドアを閉め忘れると、ハナグマが部屋の中のゴミ箱を倒してあさり始める。そして誰かが戻ってくると、ハナグマはゴミをくわえて、近くの茂みでムシャムシャ。森の中にゴミが散乱するので、最近ではハナグマたちの手の届かない場所にゴミを収納するようになった。
モンテベルデでは今、ハナグマの数が増えつつあるとマルビンさんは言う。原因はよくわからないが、観光客が餌を与えたり、ゴミを捨てていったりするせいかもしれないし、増えた観光客の気配を感じて、ハナグマの天敵であるピューマが近寄ってこなくなったからかもしれない。
その一方で、野良猫や野良犬は増えつつある。野良猫は半ば野生化し、希少な小鳥を捕まえて食べるし、野良犬はハナグマを襲ったりしている。 どちらも不自然で、複雑な問題。「ふむ~」という心境にさせられる。
=参考資料・文献=
ハナグマ
ハナグマ【鼻熊】ネコ目アライグマ科ハナグマ属に属する食肉類の総称。学名:Nausna。 ハナグマ属とは、ネコ目アライグマ科の一属である。 雑食性で尾が細いのが特徴で木登りが得意。 アカハナグマは、ハナグマ属で最もよく知られている動物で一般的にハナグマと呼ばれる。 個体差によるが、体長は長さ40~140cmで、優れた嗅覚と細長く尖った鼻をもち、比較的大きな目と短い耳が特徴。 手足には強力な爪がある。
アカハナグマ (Nasua nasua) はハナグマ属に属する哺乳類の1種。南米に生息する。体重2–7.2 kg、全長85–113 cmになるが、全長の半分は尾が占める。体色は個体差が大きく、尾の縞模様は薄れることもある。だが吻部は白くならず、この点で中米に分布するハナジロハナグマと区別できる。
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・・・・・つづく_ イグアスのハナグマ _
・・・・・・ https://youtu.be/3u5JJtA5cZQ ・・・・・・
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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽 憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・
森のなかえ
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