〇◎ “命のことを知らずして、命の大切さは理解できない” ◎〇
= 探検的調査を実践する “探検昆虫学者” 西田賢司 =
【この企画はWebナショジオ_“「コスタリカ 昆虫中心生活」” に追記・補講し、転載した】
☠ 中米コスタリカで新種の昆虫を見つけまくる男! 「バックマン」 ☠
曰く 『昆虫は、僕たちに自然の変化を教えてくれる一番身近な存在です』 12p 白黄
◇◆ =033= オレンジ色のグリーンイグアナ ◆◇
今回紹介するのは、グリーンイグアナ。
アメリカ大陸の熱帯雨林を代表する大型のトカゲで、オスは2メートル近くになるものもいる。グリーンでない個体も多くて、たとえば上のおとなはグレーっぽい。
下は若い個体。鮮やかなグリーン色をしている。 イグアナは、いかつい顔つきをしているけれど、草食。
葉をパクリッ!とちぎって、ムシャムシャと食べる。 でも、一日の大半は木の太い枝の上で寝そべっている。
早朝は木の上、日光がサンサンと降り注ぐ高い所に陣取って、体を温めている(↓見えますか?)
発情期を迎えると、オスはオレンジ色に変色し、森の緑の中で目立ち始める。
そんなオスたちは、メスに恋の踊りをする。
踊りといっても、上の写真のように首を上下にしばらく振るだけなのだが、体が大きいので迫力があって、イグアナが乗っている木々の枝葉が揺さぶられる。
繰り返される「首振りダンス」を見ているぼくは、いつのまにか同じように首を振っていた。
Ӂ 青く輝く蝶がやって来る木 Ӂ
ラ・セルバ生物研究所の熱帯雨林の森の林道を、虫を探しながらテクテク歩いていると、急に蝶が目の前を飛んだ! フクロウチョウだ!
それはお昼頃のこと。周囲を見回すと、「おお~」蝶が集まっている木があるではないか。フクロウチョウ(次の写真)やフタオチョウの仲間。蝶以外にもハチやハエの仲間がたくさん来ている。
「なんやろう」とよく見てみると、木の幹にサトイモ科の着生植物が巻き付いていて、高いところまで伸びたその茎から、汁がしみだしている。汁はところどころがモロモロっと白く発酵し、甘~い香りを放出していた。なるほど昆虫たちがこれをいただきに来ているのだ。
と思っていたら、こんどはモルフォチョウがやってきた!
モルフォチョウは中南米に生息する蝶のグループで、その多くは青く輝く翅をもつことから、昆虫ファンの絶大な人気を集めている。暗くても輝きを放つ「モルフォブルー」が幹の周りで舞っている! 息をこらえて連写でシャッターを切る。
やはりこの甘い汁の木に止まり、汁を吸い始めた。 時折、パタッ、パタッと翅を開く。
そっとそ~っと近づきながら撮影する。ドキドキ感が増していく。もうこれ以上近づけないというところまで近づいて、パチリ(下の写真)。
小さな達成感と自己満足感に酔いしれたのでありました。
=参考資料・文献=グリーンイグアナ
グリーンイグアナ(Iguana iguana)は、爬虫網有隣目イグアナ科イグアナ属に分類されるトカゲ。グリーンイグアナ属の模式種。単にイグアナと呼ばれることもある。最大全長180センチメートル。耳孔下部に円形の大型鱗がある[2]。体色は灰褐色や赤褐色、黒褐色。幼体の体色は明緑色や青緑色。オスは後頭部から背面にかけてたてがみ状の鱗(クレスト)が発達する。
熱帯雨林に生息し、水辺を好む。水面に張り出した樹上にいることが多い。泳ぎがうまく、危険を感じると水に飛び込んで逃げる。陸上で外敵に襲われると、かみついたり尾を打ちつけたりして応戦する。食性はほぼ植物食。 繁殖形態は卵生。1回に24-45個の卵を産む。
日本では流通量が多く遺棄された場合に定着する可能性があり、生態系への影響が懸念されるため要注意外来生物に指定されている。石垣島では既に定着している可能性がある。 ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。 飼育にはケージとして観葉植物用の温室や、大型犬用のケージなどのような大型かつ頑丈でさらに高さがあるものを用意する。温室を用いる場合はガラスを尾で叩き割った例もあるため、アクリルなどの割れにくい素材に差し替えることが望ましい。
低温に弱いため、複数の暖房器具を用いて保温する。乾燥にも弱く幼体や小型個体は大きな水入れを設置し、大型個体に対しては加湿器を設置したりこまめに霧吹きを行い湿度を上げる。餌としては野菜や果実などを与える。飼育下では配合飼料にも餌付き、専用の配合飼料も市販されている。大型種の上に成長が早いため、大型の飼育設備が用意できない限り一般家庭での飼育にはむかない。オスは繁殖期に性格が狂暴になるため注意が必要。
・・・・・つづく
◇◆ イグアナ ~恐竜のように生きる ◆◇
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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽 憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・
森のなかえ
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