〇◎ “私が知りたいのは、地球の生命の限界です” ◎〇
= 海洋研究開発機構(JAMSTEC)及びナショナルジオグラフィック記載文より転載・補講 =
☠ 青春を深海に掛けて=高井研= ☠
ᴂ 第6話 JAMSTECの拳―天帝編― ᴂ
◇◆ 世界一深く潜れる有人潜水艇は必要か? =3/4= ◆◇
昨年、あのヴァージングループ会長をすら凌ぐ超セレブがオーナーになったらしく、そのオーナーの意向なのかどうかはわかりませんが、3台の有人潜水艇(水深1000mクラス)を内蔵する超豪華海洋調査・レジャー船として、その筋ではかなり有名な船です。グーグル調査をすれば3台のカッチョエェ潜水艇の写真が引っかかってきます。
個人的な感想としては、「視野の広いコックピットを持つ有人潜水艇での深海旅行こそ、究極のレジャーよ、そらそうよ!」と断言できます。もしワタクシが大金持ちなら、絶対、宇宙旅行よりも深海旅行を選ぶと思います。自分で操縦して好きな海底を思いっきり探索できるんです。想像しただけでも鼻血出そう。
ましてや水深1000mまで潜れるなら、「日本近海で最高のスペクタクル深海空間と言えば、今ならもう間違いなく、ちきゅう掘削後の沖縄伊平屋北熱水フィールドよ、そういうもんやろ!」と。
超お金持ちの皆さん。最高の深海旅行を、当代最高の深海ガイドがプレゼントフォーユーです! ア・ハンドレッドパーセント・ギャランティィです! コールナウです! ハアハアハア。
そうなんです。海洋調査船Aluciaの調査では、有人潜水艇を最大3台併用できる(らしい)んです。視野がとても広い(らしい)んです。潜水艇内空間がとても快適(らしい)なんです。
ここに、画期的科学成果に結び付くと同時に、これからの深海研究調査の在り方を変える可能性を秘めた、「世界一を目指す方向性」があると思います。
技術開発というとこれまでは、潜水艇が単独で誇る技術的・性能的スペックを追求していた傾向があったのではないかと思います。それは「うおおお、ワシらが世界最高性能のマシンを造るんじゃあ」的な男汁溢れる技術者達が、「我ら同年、同月、同日に生まれることを得ずとも、同年、同月、同日に死せん事を願わん」的チームワークで世界一のナニカを目指すイメージ(あくまで当社比)です。
映文連アワード2011で優秀企画賞を受賞した短編映像
『有人潜水調査船_しんかいの系譜』( https://youtu.be/LgRJa-jabA0 )(製作著作:JAMSTEC)
= 海洋立国支える有人潜水調査船・よこすか乗船記「しんかい6500」の母船 2/3 =
【まるで町工場】
船には多くの優れた技術が使われているが、昔ながらの人の手による作業もあった。例えば船の位置を示す地図は電子データで示せるが、定規を使い手書きの地図も作製する。「大きな手書きの地図のほうがその場にいる人と議論しやすい」(海洋機構乗務員)と実用的な面もある。
さらに旋盤や溶接機器などがそろった“町工場”もあった。「ちょっとした部品や治具であれば自分たちで作る」(海洋機構広報)と船中での人や技術に感心させられた1日だった。
14日6時30分、目が覚めて甲板に出ると富士山が目の前に大きく広がっていた。駿河湾内で潜航目的地へ向かう支援母船「よこすか」の船内では2時間半後に迫る有人潜水調査船「しんかい6500」の潜航に向けて最終調整が進められていた
【1446回調査】
しんかいはその名前が示すように最大水深6500メートルまで潜航が可能。有人調査船の潜水深度は世界トップクラスだ。全長9・5メートル、幅2・7メートルでコックピットの内径は2メートルの球形の殻となっている。定員は3人でパイロット(船長)、コパイロット(船長補佐)、研究者が乗り込む。
航海責任者の海洋研究開発機構の海洋工学センターの飯嶋一樹グループリーダー代理は、「船内は狭く決して快適ではない。海洋研究者は海底で標的の生物を見つけるとテンションが上がり船内で講義を始めるよ」と説明する。こうした研究者を何度も乗せたしんかいは2016年5月時点で1446回の調査潜航を行ってきた。
今回、オブザーバーとして乗ることができたのは科学新聞社の黒羽美貴記者(筆者はじゃんけんで負けた)。5年ぶりの報道陣による代表潜航取材に期待がかかる。
・・・・・・・・つづく・・・・・・・
動画 : 「しんかい6500」海底調査の1日
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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽 憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・
森のなかえ
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