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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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現代の探検家《河江肖剰》 =041=

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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer  ◎○

新たなピラミッド像を追って、エジプト考古学の魅惑の世界=河江肖剰=

= Webナショジオ_“河江肖剰-新たなピラミッド像を追って”より転載・補講 =

☠ 発掘調査と先端技術によって、古代のピラミットの実像に迫る ☠

◇◆ ピラミッドに新たな〝未知なる空間“の発見=後編= = 3/4= ◇◆

 「ファラオの呪い」 /

 このスキャン・ピラミッド計画で重要なのは、ミューオンラジオグラフィという最先端技術をピラミッド研究に導入したという調査方法もさることながら、メディアとのコラボレーションの仕方だろう。

 最初にNHKスペシャルが放送されたとき、一部視聴者から「結局、まだ何も発見していないではないか」という声も聞こえたが、NHKは科学の作法に則り、まず研究課題を紹介し、次に新しく導入したミューオンラジオグラフィという方法の信頼性を示した。その上で、次の番組の中では、中間報告となる未知の存在の可能性を示したのだ。こういった着実に土台をかためるような報道をおろそかにして、いきなり財宝やミイラの話になると、とたんに宝探しの様相を呈し、胡散臭くなるだけではなく、報道が過熱し、様々な問題が巻き起こる。

 そういった状態を、現場の私たちは冗談半分に「ファラオの呪い」と呼んでいる。まさにツタンカーメン王墓を発見したカーターがこうむったことであり、近年であれば、ネフェルティティ王妃の墓のありかを巡ってニコラス・リーブス博士が巻き込まれた出来事だろう。実際、これは考古学に限らない。大きなプロジェクトであればあるほど、メディアとのコラボレーションは科学にとって常に重要な課題である。

2つの通路

 スキャン・ピラミッド計画は、順繰りに行けば、今後は考古学者たちによる解釈や議論が始まるだろう。しかし現在のところ、正式な報告書が刊行されていないということもあり、マーク・レーナー博士を含め、ピラミッドの専門家たちはまだ慎重な姿勢を崩していない。

 ミューオンラジオグラフィで検出された偏差について、私自身も最初は、単に充填材のかたまりが検出されたのではないかと考えたが、森島博士は検出された差異と解析から考えると、1〜2メートルほどの空間、それもピラミッドの中心にむかって伸びる通路と見なすべきではないかと述べている。ただ、その通路が上向きなのか、下向きなのか、あるいはまっすぐなのかは、現時点では分からないという。

 この通路はいったいどこに繋がっているのだろう?これまで考えられてきた、まだ発見されていない「本当の玄室」に繋がっているのだろうか?

 私は、この通路はゴワダンとドルミオンの言うように大回廊に繋がっているのではないかと思う。しかし、そこから別の空間に繋がっていることはないだろう。上述したように、玄室の北側にはなにもないことは既に早稲田大学の調査によって明らかになっているからだ。

 重要なのは、この時代のピラミッドには2つの入り口と通路があり、それが内部で1つになり、玄室に繋がるということではないだろうか。

 あまり注目されていないが、ギザの三大ピラミッドのうち、カフラー王とメンカウラー王のピラミッドには、上と下に設けられた2つの入り口と通路がある。

 入り口と通路が2つあることについて、これまでの主な仮説は、ピラミッドの位置や大きさが建造途中で変更されたためにつくり直されたのではないかというものだ。

 今年2月にTBSの「世界ふしぎ発見!」のロケに同行したとき、普段は入ることのできない、カフラー王とメンカウラー王それぞれのピラミッドの「上の通路」に入ることができた。

=資料・文献=

ホルス・ベフデティと呼ばれたホルスは、まだ太陽神ではなかった上下エジプト王のラーの元で戦い、セトに勝利した。 ラーが各神殿に翼のある太陽円盤を置かせたことから、ホルス・ベフデティはその太陽円盤の姿で表現されることになり、さらに戦場のファラオの戦車の上を飛ぶ、王権の殻竿などをもつ隼としても表現された。 ここに至ってホルスとラーは同一視され[13]、習合したラー・ホルアクティ(Ra-Harakhte、「地上のホルスたるラー」の意)となった。

ホルスはイシスの息子としてはハルシエシス(Harsiesis、「イシスの息子ホルス」の意)と呼ばれた。 これは、オシリスへの信仰が高まるにつれその息子のホルスに太陽神ホルスの一部が同化したものと考えられている。 古い神話ではセトと戦ったのはホルス・ベフデティであったが、新しい神話ではハルシエシスが戦ったとされた。ハルシエシスたるホルスは、オシリスの死後に生まれ、父の仇のセトと長い間戦って勝利を得た。

そして父神オシリスの後を継いで、現世の統治者となった。 ファラオはホルスを模範として国を治め、「生けるホルス」の称号で呼ばれた。 ホルスはオシリス3神の一員として崇拝されたほか、イシス信仰が発展するにつれて、子供の姿で表現されるハルポクラテス(Har-pa-khered または Heru-pa-khered、「子供のホルス」の意)として崇拝された。 ハルポクラテスに授乳するイシスへの崇拝が、初期のキリスト教徒聖母子を熱烈に信仰する一因であったと考える人もいる。 ハルポクラテスはまた、母神イシスの膝に乗った幼児(ホルサイセ・ハルポクラテス)として表現されることもあった。

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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