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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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現代の探検家《河江肖剰》 =035=

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○◎ Great and Grand Japanese_Explorer  ◎○

新たなピラミッド像を追って、エジプト考古学の魅惑の世界=河江肖剰=

= Webナショジオ_“河江肖剰-新たなピラミッド像を追って”より転載・補講 =

☠ 発掘調査と先端技術によって、古代のピラミットの実像に迫る ☠

◇◆ 語呂合わせで生まれたエジプトの神々 = 2/3= ◇◆

 前室の西には、王が埋葬された部屋である玄室が位置している。 7.03メートル×3.08メートルの広さがある玄室の壁は光沢ある乳白色のトラバーチンという大理石の一種で内張され、そこにも隙間なくヒエログリフが刻まれ、さらには聖なる葦の小屋を示す葦の簾(すだれ)や木枠の周壁が彫刻と彩色されている。 切妻天井は夜空を示す青地に星々が規則的に彩られており、その下にウナス王の黒い玄武岩の石棺が横たわっている。

 現在までサッカラでは、ウナス王を含め、6人の王と4人の王妃の墓から同様のテキストが発見されている。 便宜的に759の独立した章に分けられているが、叙述的な神話というより呪文の寄せ集めのようである。数語もしくは数百語からなる長短様々な節が不規則に散在しており、ジグソーパズルに例えるのであれば、ピース同士はきっちりはまっているにも関わらず、上下左右の関係がまるで意味をなさない混沌とした絵のようになっている。

 現在、学者たちはこの絵の中になんとか規則性を見出そうと、主に次の5つに分類することが可能ではないかと提案している。

 1つめは「演劇のテキスト」であり、儀礼上の式辞と所作に関するものである。 2つめは「賛歌」であり、それは「演劇テキスト」を補足するものとして関連付けられていた。 3つめは韻文として構成された「連禱」であり、神聖なものの名前を列挙し唱えられる。4つめは「アク〈祝福された霊〉にする」ための呪文である。 そして最後は、蛇や危険な存在から身を守るための「守護」の呪文である。

 創世や神々の誕生についての描写は、これら5つの分類された呪文の中に、隠されるように、断片的に散りばめられている。この理由は現在でも分かっていない。

 古代エジプトの言葉は約500の基礎的な文字からなっており、それは一般的にヒエログリフとして知られている。 ヒエログリフとは、以前にも書いたようにヒエロス〈聖なる〉とグリフォ〈彫る〉という二つのギリシャ語から来ている。 古代エジプト人自身はメドゥ・ネチェル〈神の言葉〉と呼んだ。

 現在、1億3000万点以上ともいわれる膨大な本や日々氾濫する文字や情報に囲まれたわたしたちには容易に想像が付かないが、4500年前当時、文字は希少で貴重、そして、実際に物理的な力を持つと考えられていた。 そこで、神々の誕生や創世の神話についてあからさまに記述するのは、もしかすると一種のタブーだったのかもしれない。 いずれにせよ、そこに刻まれた断片的な内容を解釈すると、世界の始まりは次のようなものだった。

=資料・文献=

エジプトの神々 ・ ホルス (2/3)

神とは元々天空神であったことから、初期のホルスは太陽と月がその両目だとされていた。 彼・ホルスは、原住民の神と習合されてハロエリス(Haroeris、「大ホルス」の意)またはハルウェルという名の光の神となり、太陽の右目と月の左目を持っているとされた。 ハロエリスは天空に浮かぶ月の神でもあり、眼病を癒す神として、眼病患者の信仰を集めた。 ハロエリスは、エジプトの北と南の両方にある聖域を、定期的に往復するとされた。

ホルスを崇拝する人々が上エジプトベフデト(Behdet)にまで広がると、ホルスはホルス・ベフデティ(Horus-Behdeti、「エドフのホルス」の意)と呼ばれ、ラーの息子とされ、オシリスの敵たるセトを倒し、その姿は隼の頭をもつ人間あるいは隼の頭を着けた杖を携えたの頭をもつ人間として表現された。

ホルスは、ホルアクティ(Harakhte、「地平線のホルス」の意)の名では、ケプリアトゥムの性質を帯び、隼の頭をもつ人間の姿で表現され、光の神として毎日東から西へと地平を渡り、太陽神ラーと同一視された。 ハルマキス(Hor-em-akhet、「地平線におけるホルス」の意)の名ではスフィンクスの姿で主に表現された。 日の出の太陽とみなされ、復活を象徴する者となり、ケプリとも関連づけられた。彼はまた多くの知恵を備えた者とされた。

ホルス・ベフデティと呼ばれたホルスは、まだ太陽神ではなかった上下エジプト王のラーの元で戦い、セトに勝利した。ラーが各神殿に翼のある太陽円盤を置かせたことから、ホルス・ベフデティはその太陽円盤の姿で表現されることになり、さらに戦場のファラオの戦車の上を飛ぶ、王権の殻竿などをもつ隼としても表現された。 ここに至ってホルスとラーは同一視され、習合したラー・ホルアクティ(Ra-Harakhte、「地上のホルスたるラー」の意)となった。

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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