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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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今日(狂)の狂言 : 10月07日(月曜日) &旅と文化の足跡が野帳

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★ 忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 ★

◆チェ・ゲバラがライフワークであった『ゲバラ日記』を書き上げる。「我が生涯に一片の悔いなし」として翌日ボリビア軍の捕虜となり、翌々日に処刑される(1967年)。 ◆巨人軍とその親会社となる新聞社が結託し、パ・リーグ切っての強豪の八百長をスクープ(1969年=黒い霧事件)。パ・リーグの人気を失墜させることに成功し、巨人軍によるプロ野球支配を盤石のものとする。 ◆クイズ番組や歌番組の司会者だった久米宏がニュースステーションでアンカーマンに(1985年)。日本の報道番組の価値下落の第一歩。

◎ ◎ 創刊120年以上の“ナショジオ”が綴る【 そうだったのか! 】 =第 11回= ◎ ◎

1921-1956期 追考 « 世界初の有人深海調査を支援 (1/3) »

……National Geographic Journal Japan 〉 ニュース〉 旅&文化〉 より……

20mn年04月04日 / (Web編集部)

 1930年代に行われた世界初の深海調査について紹介しました。話の流れとして、空にしましょう。空といってもここでは宇宙まで含めたSpaceという意味です。あるいは「宇宙」と書いて「そら」と読んでもらってもいいのかな。

 またまた、前述のジェームズ・キャメロンの話題で恐縮ですが、映画『タイタニック3D』の記者会見でも「もし火星に行くロケットを作れるならもちろん作りますよ」と監督は言ってました。ただ、「ちょっと予算的に足りない」みたいですけれど(笑)。深海と宇宙は似たもの同士。ともに最後のフロンティアといわれるように、共通の魅力がありますよね。

 1930年代はその有人宇宙開発のスタート地点でした。  乗りものは飛行機でもロケットでもありません。

何だと思いますか?  正解は……、

気球です!(最近このパターン多いな……)。

 ひとくちに空といっても、地球の大気圏は低いところから「対流圏」「成層圏」「中間圏」「熱圏」にわかれています。それぞれの環境は大きく異なり、1930年代にはまだ成層圏から上の状況はほとんどわかっていませんでした。

 すでに飛行機はたくさん飛んでいたものの、成層圏といえばざっくり言って1万メートル以上。そこまで到達できる推進力はない。また、ロバート・ゴダートが液体燃料ロケットの打ち上げに成功していましたが、とうてい人を乗せられるシロモノではありません。ロケットが生物(人以外も含めて)を乗せて宇宙を目指すようになるのは戦後だいぶたってからの話です。

 というわけで、当時は気球に乗って上昇していました。

 あ、気球といってももちろんカゴみたいなものではありません。人間が乗るところは圧力や酸素もちゃんと調整できる密閉式のゴンドラです。形はほぼ球形。そうやってさまざまな計器を積み込みデータをとりました。まさにヨーヨー方式だった当時の深海調査の正反対ですね。

 やり方はとても単純でしたから、当時は気球で到達した高さをめぐる競争が繰り広げられていました。

 話は戻りますが、前回紹介したとおり、深海に挑戦したのがビービとバートンだけだったのに、気球で高いところへ行こうとした人が複数いたのはそれだけラクだったからです。

 海に1000メートル潜れば100気圧の差があるのに対し、空の場合は、どんなに高くまでのぼっても差は1気圧しかありません。たとえ宇宙空間に行っても気圧は0になるだけ。ゴンドラのつくりでいえば、空のほうがよっぽど簡単でした。

 当時の高度記録レースに挑戦した人々のなかで、歴史に名を残した人物といえば次の2人でしょう。

 1人は史上はじめて成層圏に到達した物理学者のオーギュスト・ピカール。もう1人はその後21年間破られなかった2万2066メートルという大記録をうちたてたアルバート・W・スティーブンス大尉です。

「ピカール」と聞いて「おや?」と思った人もいるのではないでしょうか。そう、かの有名な金属みがき……ではありません! 「たしか、最初に深海最深部のマリアナ海溝まで潜った人も『ピカール』だったのでは?」。そうそう、そのピカールです。彼、ジャック・ピカールはオーギュストの息子です。

 ついでに言うと、孫のベルトランも冒険家。ピカール家といえば超有名なスイスの冒険野郎一家です。息子のジャックもマリアナ海溝に潜ったレポートを『ナショナル ジオグラフィック』で書いています。それはまたいつか紹介したしましょう。それにしても深海と宇宙はつくづく縁が深いですねえ。

 オーギュスト・ピカールはスイス人の物理学者で、主に宇宙線(cosmic ray)の研究をするために、1931年5月27日には1万5781メートル、1932年8月18日に1万6201メートルまで上昇に成功。史上はじめて成層圏まで到達し、そこが飛行に適した場所であることを発見します。

「気球に乗って成層圏へ――高度10マイルへの2度の飛行は新しい空の旅行のはじめの一歩(Ballooning in the Stratosphere ―― Two Balloon Ascents to Ten-Mile Altitudes Presage New Mode of Aerial Travel)」と題し、ピカールは『ナショナル ジオグラフィック』1933年3月号に寄稿しました。

・xxxxx 明日に続く・・・・・

次回は “   «有人宇宙開発のはじめの一歩も支援(2/3) »  “ に続く・・・・・

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