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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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言葉を学習し覚え話すシロイルカ /村山 司(11/nx)_学究達=654

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ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=令和六年02月18日<ⰧⰊⰧ

☆ 冥王星の日(1930年冥王星発見)。 たかが準惑星に記念日なんかいらないよね~えと思った貴方は、発見者がアメリカ人であるから愛国心溢れるアメリカ人にバキューン!!。 ☆ 田沼意次が老中となって(1772年)、江戸幕府界隈で贈ったり贈られたりの風習が当たり前になることに。 ☆ イギリスが時計の針を1時間進ませる(1968年)ものの、世界標準時を擁する国のプライドが許さなかったのか3年後に元へ戻す。

本日記載附録(ブログ)

イルカと話しがしたい――高校生の時に映画「イルカの日」を見てそう思った

研究者を志し、20年以上イルカと話す研究を一歩一歩進めてきた

海洋レジャー施設「鴨川シーワールド」のシロイルカ、ナックと1989年に出会う

  1996年からナックに言葉を教える研究を続けてきた

 会話は実現するのだろうか? 東海大学教授・村山司・(11/mn)

【この企画はWebナショジオ(文=川端裕人、写真=的野弘路)】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

 第4回 イルカが言葉を覚えた! =2/3= 

 村山さんがナックと一緒にまず行った研究は、「人工言語による名詞の命名」だ。

「まず、ナック語で物の名前を呼ばせると。人の言葉どおり言えればいいんですけど、声帯がない動物なので、それは無理だろうなと思ったもんですから、普段使ってるピーとかキューとかいう鳴き声で、それと物の名前を結びつけると。フィン、足ひれを見せたらピーって鳴いたら、エサをあげる。それからマスク、水中めがねを見せたら長い音でピィーーーって鳴いたら、エサをあげるってやって、それをだんだん繰り返して、これはピーって鳴いて、これはピィーーーって呼ぶんだよっていうのを教えていくというところをやって、それはだいたい成功したんですね」

ナック語というのは、ナックにとって自然な鳴音から特徴的なものをピックアップして、物と対応づけたものだ。ナックの声と物とが結びつくことによって、初歩的な人工言語を作ったことになる。村山さんも「もしかしたら、ナックとしては全然別の意味で鳴いてる音を、こっちで無理やり、これはフィンで、これはマスクでって決めつけちゃってるかもしれないです」と言っていたけれど、ナックはこの段階を難なくクリアした。

「最初は、モノを見せて、ナック語で言ってもらったわけですが、逆もできます。スピーカーからピーとか、ビューとか音出して、フィンとかマスクとかを選ばせるってことです。ここでしっかり音と物の名前が結びついてるということだと思うんですね」

 この人工言語に導入されて、ナック語で名付けられたのは、フィンと、マスク、バケツ、長靴の4つ。たった4つかと思われるかもしれないが、最初はこういうものだ。人間の赤ちゃんだって、まず「ママ」だとか「マンマ」だとか、なにかの名を呼び始める。

「じゃあ、次はなにかというと、文字だろうと。実は今から思うと、『三段論法』の実験をやるときに、フィンを見せたらアルファベットの⊥だとか、マスクを見せたらRだっていうのを最初教えました。あれが既に記号と物との名前を結びつけるということの始まりだったんですね。それを、もう1回やってみたんですね。それでもできて、フィンはこの文字、マスクはこの文字、というのもちゃんとできました。これで物の名前と、音で物を呼ぶことと、記号で物を表せたということで、今そこまでいったということになりますね」

【動画資料】 https://youtu.be/QDdCO4A8dns== 言葉を覚えたシロイルカのナック    ==

ナックは、声と文字をフィンやマスクなどのモノと対応させることに成功した。音とモノ、文字とモノ、音と文字、すべての組み合わせで、関連を理解している。

 では、次は?

「動詞ですね。この1、2年、動詞を教えようとしています。ですので、今の私の研究を言うと、『イルカの人工言語による名詞と動詞の命名』ということになるんです。今はとりあえず、『持ってこい』と動詞を教えようと思っています。これ、行動としては普段パフォーマンスの中でもやっていることですし」

・・・・・・・・明日に続く・・・・・

【参考資料】 : イルカはしゃべるし、モノマネもする!(2/4)

Ω・Ω 言葉を覚えたシロイルカの「超」能力/ 村山 司 東海大学教授 Ω・Ω

ところで、イルカはよく「賢い」といわれますが、イルカを賢いと最初にいったのはJ・C・リリーという大脳生理学者でした。彼は、イルカには知性があると考え、数々の実験を行いましたが、やがて1960年代から70年代にかけて、ヒトとの会話の研究を志すようになります。

実際に、バンドウイルカにアルファベットを発音させることを試みましたが、イルカとヒトは発音する器官の場所も構造も異なるため、成功しませんでした。しかし、晩年のリリーに筆者もお目にかかったことがあるのですが、鋭い眼光の奥には、まだイルカとの会話をあきらめていない熱意がありました。

さて、はたしてイルカに言葉を教えることはできるのでしょうか。

そもそも、動物に言葉を教えるには高度な知的特性が必要です。そして、その特性の発信源が脳です。

イルカは、大きくて重い脳をもっています。体重に占める脳重の割合(脳化指数といいます)は、ヒトに次ぐ順位です。ちなみにその脳は、眠って溺れてしまわないよう、左右の脳が代わる代わる眠る「半球睡眠」をしています。事実上「眠らない脳」ですから、どうやら彼らは、夢は見ないようです。

イルカの脳にはまた、複雑なシワ(脳溝)があります。シワが多いほど表面積が増え、神経細胞が多くなります。実際、イルカの脳の神経細胞の数は、ヒトをしのぐという数字もあります。

もちろん、どんなに脳が立派でも、それはただの部品にすぎません。しかし、彼らの脳は高い知性を彷彿させ、言語を理解できる可能性が高いと考えられるわけです。

イルカに言葉を教えてみたら…?

さて、結局、リリーの研究は頓挫し、その後、1970年代後半からハワイ大学のL・M・ハーマンがイルカに言葉を教える研究を始めました。まず、さまざまな品詞を音やハンドサインで教え込み、そうして覚えた単語を組み合わせて文を作り、イルカに理解させるというものでした。

特に、ハンドサインを用いた研究では言語を定義するいくつかの要素が確かめられ、実際にイルカは1500種類以上の文を理解しました。

こうしたハーマンの研究から、イルカはヒトが用いている文法をある程度、理解できることが明らかとなりました。しかし、イルカたちのほうから何か文を作ったという例はありません。短いヒレしかもたないイルカたちには、複雑なハンドサインはできないため、彼らが自発的に文を作ることはできなかったのです。

続く・・・・・

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=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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森のなかえ

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