☆ マンチェスター・ユナイテッドが試合開始より遥か前に飛行機でオウンゴール、主力選手が強制的にこの世から退場させられる(1958年)。 ☆ 日の丸飛行隊がまさかの飛行成功、オリンピックで金銀銅独り占めする事態に(1972年)。 &so 視聴者を恐怖のどん底に叩き落とすことになる地獄少女が、地獄の底から現世へと甦る(1980年)。 ☆ 作家宮本百合子の旦那が、浜田幸一によって国会で人殺しに認定される(1988年)。ハマコウ公言/“昭和8年12月24日、宮本顕治ほか数名により、当時の財政部長小畑達夫を股間に……針金で絞め、リンチで殺した。” このことだけは的確に申し上げておきますからね。
本日記載附録(ブログ)
イルカと話しがしたい――高校生の時に映画「イルカの日」を見てそう思った
研究者を志し、20年以上イルカと話す研究を一歩一歩進めてきた
海洋レジャー施設「鴨川シーワールド」のシロイルカ、ナックと1989年に出会う
1996年からナックに言葉を教える研究を続けてきた
会話は実現するのだろうか? 東海大学教授・村山司・(02/mn)
【この企画はWebナショジオ(文=川端裕人、写真=的野弘路)】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
第1回 しゃべるシロイルカ、ナックに会う =2/3=
1990年代には、イルカブームというものがあり(イルカがメディアジャックしたのではないかというくらい、テレビも雑誌も書籍も、イルカだらけだった時代があったのです)、イルカとテレパシーで話したなどと主張する神秘家がたくさん出た。その源流はリリー博士にあるとぼくは思っている。その一方で、リリー博士の出発点が科学的な研究だというのも事実であり、彼の本を読んでイルカやクジラの研究を志した人は結構いる。
ここではリリー博士だけに焦点を絞って書いたが、それでも充分複雑なのが分かっていただけるだろうか。少々、長い間、動物好きをやっていると、不自由にもこういうことが気になってしまうのである。
そして、それゆえ出遅れた。
出遅れつつも、やっと機会が巡ってきて、村山司教授の研究室、ともいえる、鴨川シーワールドを訪ねることができた。
結果、ぼくの耳は「イルカが人間の言葉の真似をしている」と聞き取った。「しゃべっている」とすら感じた。それはもう、自分としては疑いないレベルだった。でもぼくはまだ、この件について「自分の耳」を信じ切っていないのである。同じ場所にいた多くの人が、同じところで歓声をあげていたから、自分だけの思い込みというわけでもなさそうな気がするが、それでも、人はしばしば、聞きたいものを聞こうとする。まわりに引きずられもする。
ぼくが、論文をまとめた村山さんを前に、まずうかがったのは、その客観的な評価についてだ。論文を書き、瑕疵をついてくる海外の査読者を納得させて、専門誌への掲載にこぎつけた村山さんは、どうやって、その客観性を確保したのか。
村山さんは、ていねいな語り口で、辛抱強く説明してくれた。
「人間の言葉を真似しているというのを定量的に示したいわけですが、私が取ったのは2つのアプローチです。1つは録音した音を、実験の関係者ではない何も知らない人に聞いてもらって、どう反応するか。もう1つは、周波数の解析などをして、ほとんどパターンが同じだと音響学的に示すこと、ですね」
ナックが真似をしようとしているとして、それが成立しているかどうかは、聞き手がどう受け取るかという問題だ。ナック側の模倣する能力と、聞き手の聞き取る能力が重なって、はじめて模倣は成立する。どれだけ多くの人が予備知識なしに、これを「真似」と受け取るかというのは重要な点だ。そして、もちろん、人間の呼びかけとナックの応答が、波形レベルでどれだけ似ているかという音響学的な探究も大事だ。こういった2つの方面から裏付けるというのが、村山さんの戦略だった。
「人に聞いてもらう方は、9人に参加してもらって、人間の呼びかけに対するナックの応答が、なんて聞こえるかを判別してもらいました。その結果、『オハヨウ』では8割以上、『ピヨピヨ』は9割以上が、似ていると判断しました。これは統計的にも、偶然出てくるものではないので、まずはひとつ人の耳では似ているということを押さえた、ということです」
さらに波形を見ての検討だが、動物が人の言葉を真似た時、どれだけ正確に真似ができているか評価する方法は、例えば、オウムや九官鳥などでの先行研究があるのだろうか。あるいは、外国語の学習者が先生の発音をなぞって発話する時にどれだけ似ているかを波形レベルで評価する方法などがあれば、応用できるかもしれない。
・・・・・・・・明日に続く・・・・・
【参考資料】 : イルカはしゃべるし、モノマネもする!(2/4)
Ω・Ω 言葉を覚えたシロイルカの「超」能力 Ω・Ω
ところで、イルカはよく「賢い」といわれますが、イルカを賢いと最初にいったのはJ・C・リリーという大脳生理学者でした。彼は、イルカには知性があると考え、数々の実験を行いましたが、やがて1960年代から70年代にかけて、ヒトとの会話の研究を志すようになります。
実際に、バンドウイルカにアルファベットを発音させることを試みましたが、イルカとヒトは発音する器官の場所も構造も異なるため、成功しませんでした。しかし、晩年のリリーに筆者もお目にかかったことがあるのですが、鋭い眼光の奥には、まだイルカとの会話をあきらめていない熱意がありました。
さて、はたしてイルカに言葉を教えることはできるのでしょうか。
そもそも、動物に言葉を教えるには高度な知的特性が必要です。そして、その特性の発信源が脳です。
イルカは、大きくて重い脳をもっています。体重に占める脳重の割合(脳化指数といいます)は、ヒトに次ぐ順位です。ちなみにその脳は、眠って溺れてしまわないよう、左右の脳が代わる代わる眠る「半球睡眠」をしています。事実上「眠らない脳」ですから、どうやら彼らは、夢は見ないようです。
イルカの脳にはまた、複雑なシワ(脳溝)があります。シワが多いほど表面積が増え、神経細胞が多くなります。実際、イルカの脳の神経細胞の数は、ヒトをしのぐという数字もあります。
もちろん、どんなに脳が立派でも、それはただの部品にすぎません。しかし、彼らの脳は高い知性を彷彿させ、言語を理解できる可能性が高いと考えられるわけです。
イルカに言葉を教えてみたら…?
さて、結局、リリーの研究は頓挫し、その後、1970年代後半からハワイ大学のL・M・ハーマンがイルカに言葉を教える研究を始めました。まず、さまざまな品詞を音やハンドサインで教え込み、そうして覚えた単語を組み合わせて文を作り、イルカに理解させるというものでした。
特に、ハンドサインを用いた研究では言語を定義するいくつかの要素が確かめられ、実際にイルカは1500種類以上の文を理解しました。
こうしたハーマンの研究から、イルカはヒトが用いている文法をある程度、理解できることが明らかとなりました。しかし、イルカたちのほうから何か文を作ったという例はありません。短いヒレしかもたないイルカたちには、複雑なハンドサインはできないため、彼らが自発的に文を作ることはできなかったのです。
続く・・・・・
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https://youtu.be/HH1G0vGyZYY== バックヤードでの参考映像001(映像提供:鴨川シーワールド) ==
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