☆ 親方への不満で鬱屈していた幕内力士の大多数が、初場所を前にストライキを起こす(1932年)。結局リーダーが断髪させられたため、その後の大相撲の体質は変わらず現在に至る。 ☆ 中国で国民党と共産党がドンパチやっているのを、国連が高みの見物を決め込むことで決定(1949年)。 ☆ 不動産屋の親父の口からデマかせを真に受けて、全米から変態さんがウンカの如く連邦議事堂に集合してトランプバンザイ!偉大なアメリカをトリモロス!!とドンチャン騒ぎ。ハメを外しすぎて死者が出たものの、万事恙無くジョー・バイデンがアメリカ合衆国の大統領に選出された由(2021年)。
本日記載附録(ブログ)
宿主を操り、自らに都合のよい行動を取らせる寄生虫がいる
聞いただけで気持ち悪いが、そんな寄生虫であるハリガネムシ
宿主カマキリから遺伝子を受けることで、宿主操作を成し遂げている
ハリガネムシと宿主の異常行動を、森と川の生態系の中に位置づけて研究
専門分野は生態学、宿主操作のメカニズム研究者・佐藤拓哉(02/mn)
【この企画はWebナショジオ(文=川端裕人、写真=的野弘路)】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
第1 カマドウマの心を操る寄生虫ハリガネムシの謎に迫る =2/3=
「多い時には、2日放置すると20匹くらい入りますかね。ペットボトルの口が滑りやすいせいか、ほかのものが入らないのでいいんです」
実は、カマドウマはトラップを設置する時点でも、周囲にぴょんぴょん跳ねていた。
「夜行性の昆虫なんで、ずいぶん出てきてます。お、大きい、捕まえて!」
カマドウマは素早い。おまけに、どっちに動くのかなかなか読めない。そんな中で、佐藤さんや学生さんは、さすがに慣れたもので、見事に捕獲する。むっちりした体と長い脚をもった成体や、この秋に孵化したばかりらしい子どもを何匹か見せてくれた。
「いや、実は僕、カマドウマ、苦手なんですよね。でも、研究ですから。みなさん、大丈夫ですか。見るのも嫌やという人もいるので」
佐藤さんはそう言うのだが、実はぼくは、カマドウマは苦手ではない。かなり格好良いとすら思っている。そのように述べると、「本当ですか!」と珍しがられた。佐藤さんが研究でカマドウマとつきあい始めて以降、周囲の反応を見る限り、こういうのは希だそうだ。
「すごい気持ち悪いと言われる人が多いと思います。多分、普通のバッタに比べて足がやたら長すぎて、そのくせ羽がなくて、その分、ジャンプ力がすごいあって、予測不能な動きするからやとか。ゴキブリみたいにちょっと何か体ツヤツヤしてるというか、ヌルヌルしてるというか。今大学の研究室でも飼っていますが、他の教員でも学生でも、来客はすべからく嫌そうな顔してます(笑)」
そうなのか……。
たしかに、漢字で竈馬と書くと趣きがあるが、別名便所コオロギともいう。てらっとしてむっちりした体。無意味になまめかしい長い後脚。こいつがさささっと家の中に入ってきたりすると、ゴキブリに近いような不快感を抱く人がいても不思議ではない。というわけで、この時点で、うぎゃーと思った人にはごめんなさい。
しかし、今回のフルコースの前菜はまさに、カマドウマである。遠慮せずに質問しなければならない。まず、生物学的にいって、どういう素性の生き物なのか。そこから理解していかないと、今回のお題である寄生虫による行動操作や、それが森と川の生態系の中で持つ意味までたどり着けないのである。
「キリギリスの仲間に近い、カマドウマ科というのがちゃんとありまして、日本でも70種以上はいるんです。この研究林にいるのは、マダラカマドウマ、モリズミウマ、コノシタウマといったあたりだと思っています。森の中でじめじめしたところで暮らしていて、なにかの死肉ですとか、有機物なら何でも食べるような生き方ですね。デトリタス食者、日本語としては、腐肉食者などと言います。昔、家にかまどがあった頃は、ああいう炊事場のじめじめしたところで、しかも残飯なんかがあるわけですから、そこに夜な夜なやってきて食べたりしていたわけです。それで、ちょっと馬に似たかんじもする形なので、カマドウマやと」
今、カマドウマが出る家屋は、都市部では昔に比べると少なくなったかもしれない。それでも、ちょっとした雑木林でもあれば、普通にいる。つい何年か前にも、子どもと一緒に夜の雑木林へカブトムシを採りにいって、共食いしているのを見たっけ。
・・・・・・・・明日に続く・・・・・
【参考資料】 : カマドウマ
カマドウマ(竈馬)はバッタ目カマドウマ科 (Rhaphidophoridae) に属す昆虫の総称。狭義にはその一種。 姿や体色、飛び跳ねるさまが馬を連想させ、古い日本家屋では竈の周辺などによく見られたことからこの名前が付いた。
形態
脚が長く、背が曲がり、触角が長い種が多い。キリギリスやコオロギ、ウマオイに似るが、成虫でも翅をもたず専ら長い後脚で跳躍する。その跳躍力は非常に強く、飼育器の壁などに自ら激突死してしまうほどである。
顔は前から見ると下方に細まった卵型で、口付近には1対の長い小顎鬚(こあごひげ)がある。体長の3倍以上ある触角で、暗所でも体の周囲全体を探れる。3対ある脚のうち後脚は特別に発達して跳躍に適した形になっており、多くの種で腿節は体長とほぼ同じ長さがあり、脛節は体長よりも長い。
種の同定
カマドウマ科の昆虫は互いに似たものが多く、日本産のカマドウマ科だけでも3亜科70種以上が知られ、専門家以外には正確な同定は難しい。単なる絵合わせによって正しく同定をすることは不可能で、脚の棘や交尾器の形態などの詳細で正確な観察に基づいて同定しなければならず、それほど簡単ではない。特に幼虫の場合は専門家でない限り正確な同定はほぼ不可能と考えてよい。 家屋や納屋などに見られるカマドウマ科のうち、胴体や脚に濃淡の斑紋が明らかなもの多くはクラズミウマかマダラカマドウマである。また一つの地域に生息する種は限られるので、産地や環境からある程度の種に絞り込むことも可能である。
生態
主に身を隠せる閉所や狭所、暗所、あるいは湿度の高い場所などを好むため、木のウロ、根の間、洞穴などに生息し、しばしば人家その他の建物内にも入る。また時には海岸の岩の割れ目に生息することもある。マダラカマドウマは古墳の石室内にも群生し、しばしば見学者を驚かせる。夜行性のため日中はこれらの隠蔽的な空所にいるが、夜間は広い場所を歩き回って餌を探す。夜に森林内を歩けば、この仲間がよく活動しているのを見ることができる(特に夏季)。また樹液にも集まるため、カブトムシ等の採集のために設置したトラップに大量に集まるということも珍しくない。
光には鈍感で撮影にフラッシュを焚いても物怖じしないが、触感には鋭敏で息を吹きかけた程度の刺激でも跳び上がって逃げ出す。
極めて広範な雑食性。野生下ではおもに小昆虫やその死骸、腐果、樹液、落ち葉などを食べている。飼育下ではおおよそ人間が口にする物なら何でも食べる。動物質、植物質、生き餌、死に餌を問わない。野外でも共食いがしばしば発生しているという。
繁殖は不規則で、常に卵、成虫、様々な齢の幼虫が同時期に見られる[5]。
天敵はヤモリ、トカゲモドキ(南西諸島のみ)、ネズミ、カエル、各種鳥類、寄生蜂、ゲジ、カマキリ、アシダカグモ等である。
日本人とのかかわり
竈馬は古くから存在を知られた昆虫であり、古名である「いとど」は秋の季語とされる。カマドウマが周辺の森林などから侵入し、多くの日陰や空隙と共に餌も得られやすい土間の隅などに住み着くことも多かった。
俗称として「便所コオロギ」「オカマコオロギ」、長野県や群馬県の一部では「シケムシ」と呼ぶ。
屋内に出没する虫としては大型であることや跳躍力の高さなどから不快害虫とみられることもある。
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https://youtu.be/DJiXN90862M== ハリガネムシは寄生したカマキリを操作 ==
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