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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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貴重化石を切刻, 画期的成果/林 昭次(03/nx)_学究達=612

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ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年12月13日<ⰧⰊⰧ

☆ フランシス・ドレークが、略奪と強カンを目的とした世界一周の航海に出発(1577年)。いみじくも約380年を経て、兼高かおるが世界一周ばかりか100周以上もする様な大旅行へと出発(1959年)。 ☆ 日本軍が南京に大勢押し掛け、これが原因で右翼左翼の話の種である大事件が発生する(1937年=南京攻略戦が終結。翌日より6週間、残敵掃討作戦) ☆ ギリシャで軍隊の言うがままにならなかった国王コンスタンティノス2世陛下が御乱心、イタリアへと追い出されてしまう(1967年=逆クーデターを仕掛け失敗し、ローマへ亡命)。

本日記載附録(ブログ)

何千万年、何億年もの前の地層から掘り出された恐竜の化石

貴重であることはもちろん、稀少かつ高額でもある

そんな化石を切り刻み、画期的な研究成果を次々とあげている

  = 大阪市立自然史博物館の林昭次 /03 = 

【この企画はWebナショジオ(文=川端裕人、写真=的野弘路)】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

  第2回 ステゴサウルスの背板を切ってわかったこと =1/3= 

 ステゴサウルスの背中にある板はなんの役に立っていたのか。また、尻尾の先にある棘は、武器になったのかどうか。そういったことは、長年の論争の的だった。

 大阪市立自然史博物館の林昭次さんは、骨の組織学的アプローチで、これらの論争にピリオドを打った。思い切り乱暴な言い方をするなら、手足の骨、背の板や尾の棘をぶった切って中を観察することで、結論を導いたのだ。

 それは、どんなふうだったのか。まずは、あの巨大な板をめぐる研究について。

 最初に確認しておきたいのだが、ステゴサウルスの板は、まじまじと見ると本当に大きい。大阪市立自然史博物館にあるレプリカ(本物はニューヨークのアメリカ自然史博物館にある)など、本当に立派で圧倒される。なにしろ、一番大きな板は、幅が1メートル、高さ1メートルもあるのだ。

「ステゴサウルスって、体が大きくなると、どんどん板も大きくなるんです。体に比べてこんなに大きな板を背中に持っている動物は、脊椎動物の進化史上ステゴサウルスだけなんです」と前置きしてから、この方面の研究史からまず説き起こしてくれた。

「化石の内部を研究するのに、まずは非破壊で内部の組織を3次元で観察します。中身を見るにも、破壊せずにすめばその方がいいわけです。ステゴサウルスの板の中を見る先行研究は1976年にやられていて、その時はレントゲンを使っていました。板の根本だけを撮るくらいのレベルで、今からするとかなり大ざっぱなものでした。その後の研究で実際に骨を切ってみる研究もあったんですけども、血管が途中で切れてるというんですね。途切れてるから板中に血が通っているわけではないという結論になったんです。それで放熱板としては役立たない。そういうふうに言われたわけです」

 レントゲンというのは医療の世界でも古くから使われている透視法だ。しかし、21世紀の今、もっと優れた手法が、化石研究の現場でも使われるようになっている。林さんも、最初から板を切ったわけではなく、現代的な「破壊しない透視法」を使った。

「当時のレントゲンで分かるのは、2次元の情報です。また、ひとつの断面で切っても、やはり2次元ですよね。でも、血管っていうのは3次元に張りめぐらされてるものだし、最初は太くても、だんだん細くなっていくし、そういうのをちゃんと調べないといけないと思ったんです。それで、僕はマイクロCTっていう工業用に使われている解像度の高い装置を使って、数10マイクロメートルの単位で、血管がどうなっているのか世界ではじめて見たんです。すると、板の中にはやはり血管のような空洞が張り巡らされていたんですよ。でも、その空洞は、ただのひび割れかもしれないですよね。ですので、今度は板を徹底的に切り刻んで詳しく内部の組織を調べたんです」

明日に続く・・・・・

【参考資料】 : シカの骨をスライスしたら分かったこと(1/3)

Ω・Ω 離島に生息する哺乳類は本土より長寿化=最新研究(林 昭次)=  Ω・Ω

恐竜研究は日々進んでいて近年、新たな事実が次々と発表されています。中でも、最先端の研究の一つとして注目されているのが「ボーンヒストロジー」です。

恐竜の骨の化石をスライスして恐竜の生態に迫る研究で、岡山理科大学生物地球学部の林昭次准教授は日本の「ボーンヒストロジー」研究のフロントランナーの1人です。(シカの映像は「新村龍也・足寄動物化石博物館」提供)

研究チームは今回、恐竜研究の手法を日本に生息するシカに応用し、本島と離島に生息したシカを比べ成長の違いを明らかにしました。研究の対象は150万年以上隔離された絶滅種のシカまで含まれ、そこには、離島ならではの大型哺乳類の進化の選択が見えてきます。

研究テーマは「島に生息する哺乳類の長寿化の過程を解明する」というもので、5月22日、スイスの科学雑誌「Frontiers in Earth Science」オンライン版に掲載されました。恐竜研究の手法「ボーンヒストロジー」を野生動物の研究に応用したものとして注目されています。

発表したのは、岡山理科大学生物地球学部の林昭次准教授と東京大学大学院新領域創成科学研究科の久保麦野講師を中心とした、日本とスイスの研究チームです。

これまでも、”離島では大きい動物が小型化し、小さい動物が大型化する”という「島しょ化」という進化の法則が知られていました。また、体の大きさ以外にも、本土や大陸の同じ種の集団にない独自の特徴を持っていることも分かっています。これらの変化は、「食べ物が限られる」「天敵がいない」など、島特有の環境が影響していると考えられていますが、変化の過程や期間などは明らかになっていませんでした。

研究チームは、本土と離島の野生のシカ類(絶滅したシカを含む)の骨を調べ比較することで、「離島に長時間隔離されるほど、大人になるまでの期間が長くなり、長寿になること」が明らかになったと発表しました。今後、島に生息する小型哺乳類についても同様の分析を行うことで、さらなる島での哺乳類の進化の解明が期待されます。以下、研究の要点をまとめました。

・・・・・つづく

https://youtu.be/HM-Htzgp594==恐竜「林 昭次」haremachiスペシャリスト ==

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=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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森のなかえ

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