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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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恐竜に魅せられた古生物学者/冨田幸光(03/nx)_学究達=572

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ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年10月21日<ⰧⰊⰧ

☆ 関ヶ原で石田三成が狸親父に挑むも、段取りも根回しも後手後手に回り狸親父の腹黒さに敵わなかった(1600年)。 ☆ 戦況の悪化に追い込まれた大日本帝国が自ら神風を起こす挙に出る(1944年=神風特別攻撃隊)。 ☆ 北側の隣国が気になった韓国、対抗して国産の飛翔体をぶっ放す。流石に周辺諸国に迷惑はかけなかった模様(2021年)。

本日記載附録(ブログ)

日本にもゾウやサイなど、アフリカ並みの巨大野生動物が暮らしていた

地質学的には「少し前」までの話である

国立科学博物館で開かた特別展「太古の哺乳類展」

この企画を担当したのが冨田幸光地学研究部部長 

【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

冨田幸光地学研究部部長(03/mn) 

◇◆第1回 日本に野生のゾウやサイがいた頃 =3/3= ◆◇

「今から1600万年前ぐらいから600万年前ぐらいの間って、ほとんど陸の哺乳類の化石記録がないんです。日本の哺乳類の歴史を考えようにも、そこはすごく難しいところで。日本列島がもっとバラバラにばらけちゃったような状態で、まず最初は大陸と同じような動物たちがいて、その後、島状態になって、どんどんその間に絶滅していくし、化石記録があまりないのでわからないと。ただ、その前の時期ですと、ゾウの一種、ゴンフォテリウムというのが岐阜県で見つかっています。その後、ステゴロフォドンというゾウの化石がわりとたくさん見つかってて、時系列の変化を追えるんです」

 ゴンフォテリウムというのは、約2300万年から2000万年前にアフリカで出現したゾウだ。現生のゾウと違う特徴として、キバが上あごと下あごの両方にある。オーストラリアと南極をのぞく全ての大陸に進出して、日本では岐阜県可児市から見つかっている。また、ステゴロフォドンは、宮城県船岡町で発見されたのが最初で、その後、1800万年前から1600万年前までの地層で見つかっている。

「──実を言うと、話は飛びますが、今から2300万年ぐらい前にユーラシアとアフリカがつながるんです。逆に言えば、それ以前はアフリカっていうのは島大陸だったんです。なので、ゾウはずっとアフリカの中だけで進化してきた。ところが、ユーラシアとつながりまして、アフリカにいた動物たちがユーラシアにワーッと広がり始めるんですね。その中で一番目立つっていうか、化石記録にたくさん残ってるのがゾウで、その第1号がゴンフォテリウムなんです。それが日本にも来ていたと」

「──ステゴロフォドンは、歯がたくさん出ています。頭骨については宮城県の塩竃と茨城県で。ほかのは歯だけです。せいぜい数10標本くらい。もともと大陸にいたのが、島に来て、変化していきます。歯を比べていくと、古いやつはでかいんですよ。それから途中段階でだんだん小さくなってるやつがあって、一番最後、1600万年前ぐらいになると、かなり小さくなってるんですね。島嶼(とうしょ)環境で矮小化したというのを追えるという論文が出ました」

 その後、ゾウについては1千万年のブランクがあるものの、日本にも「最初の全世界ゾウ」ゴンフォテリウムがたどり着いていたり、次いでやってきたステゴロフォドンは、島の理屈(島嶼効果)で小さくなっていったというのは、とても興味深いのである。

次回は“第2回 実はゾウの楽園だった日本列島”に続く・・・・・

次回は”第2回 実はゾウの楽園だった日本列島”に続く・・・・・

【参考資料】 : 9歳少年が絶滅ゾウを発見、100万年前の化石

Ω・Ω ニューメキシコ州の砂漠でハイキング中につまづく Ω・Ω

 「ニューメキシコ州には、数え切れないほどの化石があります」。ニューメキシコ自然史科学博物館の学芸員で、古生物学を専門とするスペンサー・ルーカス氏は、2016年11月に米国ニューメキシコ州ラスクルーセス近郊の砂漠で発見された化石について、こうコメントした。(参考記事:「新種のTレックス:恐竜は南米で分岐」

 当時9歳だったジュード・スパークスさんは、両親と兄弟3人でオーガン山脈を散策しているとき、地面から突き出している何かにつまづいた。ジュードさんはテキサス州エルパソにあるABC系列局「KVIA」のインタビューで、すぐに弟のハンターさんに話したと振り返っている。(参考記事:「少年がナチス時代の戦闘機を発見、自宅の裏で」

「ハンターはただの巨大な腐ったウシだと言ったけれど、僕には何だかわからなかった。ただ、普通の動物ではないと思った」(参考記事:「【動画】謎の巨大肉塊が海岸に漂着、正体は?」

 実際、それは巨大な腐ったウシではなく「ステゴマストドン」だった。約120万年前に生きていた原始的な哺乳類だ(ゴンフォテリウム科。古代のマンモスや現代のゾウの遠戚にあたる)。

 その夜、ジュードさんの両親はニューメキシコ州立大学の教授ピーター・ウーデ氏に連絡した。過去のインタビューを発見し、専門家に違いないと思ったためだ。ウーデ氏とスパークス一家は現地を訪れ、ジュードさんがつまづいたのは頭蓋骨であることを確認した。

 資金調達、ボランティア集め、スケジュール調整の後、ウーデ氏のチームとスパークス一家は再び現地を訪れ、発掘作業を開始した。そして、慎重な作業の末、今にも壊れそうな化石を掘り出すことに成功した。発掘の1週間後、ウーデ氏はナショナル ジオグラフィックに「卵の殻くらいの薄さ」と語っている。

 ウーデ氏はこの化石を展示したいと考えている。(参考記事:「ナショジオ的「大英自然史博物館展」に行ってみた。写真27点」

ステゴマストドンの化石は希少

 ニューメキシコ州でステゴマストドンが発見されたのはこれが初めてではない。2014年には、大学生のグループがほぼ完全な化石に遭遇し、ニューメキシコ自然史科学博物館が回収している。(参考記事:「骨で作った槍、マストドンの骨解析」

 ただし、ステゴマストドンの化石は希少なものとみなされている。ルーカス氏によれば、北米大陸の西側では、マンモスなどの化石は比較的多く見つかっている。だが、なぜかステゴマストドンの化石はあまり発見されない。全世界でもわずか数百ほどだと、ルーカス氏は話す。

 ステゴマストドンの絶滅とマンモスの到来は相関しているという説もある。ルーカス氏は、ステゴマストドンはマンモスに敗れ去ったと考えている。どちらも草を食べて生きていたため、資源を奪い合っていた可能性があるのだ。(参考記事:「マンモスを絶滅させたのは人間か? 気候変動か?」

 一方、ウーデ氏は、ステゴマストドンが絶滅した原因は気候変動だったという説を唱えている。「彼らが生きていた時代の気候は、より湿度が高く低温でした。今のラスクルーセスは砂漠ですが」

 ラスクルーセスの砂漠にどれくらいの化石が埋まっているかはわからないが、米国で化石が見つかるとしたら、南西部である可能性は高い。南西部の乾燥した気候と岩石の多い地形は、動物の骨が何百万年も状態を維持するのに適しているのだ。

 スパークス一家は地元ニュースのインタビューで、直前に雨の日が続いていたため、化石が露出したのかもしれないと語っている。

 ルーカス氏もその可能性は十分あると同意する。雨は堆積物を浸食するため、発見の確率が高まるという。「古生物学者にとって、浸食は親友のようなものです」(参考記事:「恐竜時代の鳥の翼、琥珀の中でありのまま保存」

文=Sarah Gibbens/訳=米井香織

おわり

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森のなかえ

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