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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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神の素粒子を追う物理学者達 / CERN (01/mn) _学究達=538

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ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年09月05日<ⰧⰊⰧ ◆ 地震で伏見城が崩壊し太閤秀吉が命拾い、前の年に血祭りに挙げた甥っ子の一族郎党の呪いと思われる(1596年)。即ち、京都三条河原で関白豊臣秀次の正室・側室・遺児ら39名が処刑される(1595年)。 ◆ アメリカのポーツマスで日露戦争の講和条約が締結され戦争が終結(1905年)。 ◆ ロバート・キャパが近くの兵士に何の注意もせずに、ベストショットのために見殺しにする(1936年=「崩れ落ちる兵士」)。

本日記載附録(ブログ)

日本からも200人以上が参加する素粒子物理研究の最前線

欧州原子核研究機構、通称CERN(セルン)、欧州21カ国の共同運営

ノーベル賞を受賞したヒッグス粒子発見の舞台である

スイスとフランスの国境地帯にあり、全周はなんと27キロ 

【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

CERN/セルン(01/mn)

◇◆第1回 人類史上最高のエネルギー状態を作りだす研究所へ =1/3= ◆◇

 スイス、ジュネーブの国際空港から、フランス国境方面に向かう「バスY」に乗ると、30分ほどで欧州原子核研究機構、CERN(セルン)に到着する。バス停の名前もCERN。2013年、ヒッグス粒子なる素粒子を発見したことで名高いLHC(大型ハドロン衝突型加速器)を擁する研究機関だ。欧州21カ国が中心となって共同で運営しており、世界中に1万人以上のユーザー(研究者)がいる。日本からも200人以上が参加している。

 LHC加速器(以下、そう呼ぶ)は、リング状で全周がなんと27キロ。目下、地球上で最も高いエネルギー状態を人工的に作り出せる「エネルギーフロンティア」だ。その時点で、最高のエネルギー状態を実現している実験施設のことをそのように呼ぶ。高エネルギー下でしか単独で存在できない素粒子の振る舞いを観察して、この世界の成り立ちを決めている物理法則を解き明かすことが目標。火の玉状態だった初期宇宙の再現実験ともいえる。

 しかし、CERNの敷地内に入っても、その姿は一向に見えてこない。期待すると肩すかしだ。LHC加速器は、地下約100メートルのトンネル内に設置されている。スイス・フランス国境をまたぐ農村地帯で、加速器の直上では人々がごく普通に日常生活を送っているわけだ。本当にのどかな風景だから、大がかりな素粒子物理研究の最前線だとはにわかに信じられない。

ぼくが訪れたのは2014年3月のなかば。翌15年から始まる「第2期実験(RUN2)」に向けて装置のアップグレードの実施中だった。運転中の加速器は放射線が強く、近づくことができないのだが、運転を止めている時期なら、加速器本体や検出器が設置されている地下トンネルまで下りることができる。まさにそのチャンスだった。

そこで、今回は、目下、人類がこれまで到達した中で、最も高いエネルギー状態を見ることができるエネルギーフロンティア、LHC加速器とその実験について素描する。また、参加している日本の研究者たちに話をうかがうこともできたので、そのことにも後で触れたい。

 LHC加速器は、大型ハドロン衝突型加速器という名の通り、光速近くにまで加速されたハドロン(クォークなどからなる複合粒子)、この場合は、陽子のビームを衝突させるものだ。

 全周27キロという巨大さについてよく引き合いに出されるのは、東京の山手線。環状運転でぐるりと一周すると34.5キロなので、そこにLHC加速器を持ってくると、同尺度の地図の中にいい感じに描ける。自分の住む町の地図の上に、ざっくりと直径10キロほどの円を描いてみてもいい。スケール感が分かるはずだ。

 全周27キロという巨大さについてよく引き合いに出されるのは、東京の山手線。環状運転でぐるりと一周すると34.5キロなので、そこにLHC加速器を持ってくると、同尺度の地図の中にいい感じに描ける。自分の住む町の地図の上に、ざっくりと直径10キロほどの円を描いてみてもいい。スケール感が分かるはずだ。

・・・・・・・・・明日に続く・・・

【参考資料】 : 欧州原子核研究機構 ;

欧州原子核研究機構(CERN) は、スイスのジュネーヴ郊外でフランスとの国境地帯にまたがって位置する世界最大規模の素粒子物理学の研究所である。

機構の名称は、欧州原子核研究機構設立協定において、英語で European Organization for Nuclear Research、フランス語で Organisation Europeenne pour la Recherche Nucleaire とされている。日本語では、「欧州原子核研究機構」のほか、「欧州原子核共同研究所」などとも呼ばれる。

また、研究内容が素粒子物理学を中心としていることから、別称として、European Laboratory for Particle Physics / Laboratoire européen pour la physique des particulesが用いられることがある。日本語では、これらの英語名・フランス語名に対応する「ヨーロッパ素粒子物理学研究所」、「欧州素粒子原子核研究機構」などの通称もある。

一般には、 CERN(セルン)と呼ばれる。CERN という名称は、本機構の開設準備のために設けられた組織のフランス語名称である Conseil Européen pour la Recherche Nucléaire の頭文字に由来する頭字語である。この組織は日本語では「研究所設立準備理事会」とも意訳されるが、より逐語的に訳せば「欧州原子核研究理事会」という意味である。この理事会は開設準備の役目を終えて既に解散しており、研究所の名称が決定しているにもかかわらず、その後も CERN という呼称が用いられ続けている。

所在地

スイスのジュネーヴ西方にある、スイスとフランスの国境をまたぐ地域に、2つの研究地区といくつかの実験施設がある。 地下には 全周 27km の円形加速器・大型ハドロン衝突型加速器 (LHC) が、国境を横断して設置されている。LHC は先行実験器である大型電子陽電子加速器 LEP に接続する形で建造されている。

研究地区は、スイス側にメイラン地区(ただし、敷地の一部はフランス領地)、フランス側にプレバサン地区がある。これら研究地区の外に広がる地下実験施設の運用、およびそこへの出入りのために、主にフランス側に実験地区が点在している。

活動 / 素粒子・原子核物理学研究

加速器を用いた素粒子物理学および原子核物理学の研究のほか、研究に必要な有用な技術の開発などを行っている。電子陽電子加速器実験 LEP および LEP2 により、質量を持つゲージボゾンであるZボゾン、Wボゾンの質量の測定および電弱対称性の破れの精密測定を行った。この結果は素粒子標準模型の予言の正確さを示すと同時に標準模型を越える物理の存在可能性を検証するための大きな指針として現在の素粒子研究に役立っている。

日本時間2010年3月30日、LHC による加速器実験にて、7Tevでの陽子衝突を初めて成功させた(加速エネルギーが3.5TeVの陽子同士を正面衝突させた)。以降、LHC は順調に統計を貯め、2011年12月13日、ヒッグス粒子探索に関する経過発表を、ATLAS、CMS 検出器グループが合同で行った。

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=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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