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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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銀河形成と進化_過程解明/河野孝太郎(04/nx) _学究達=512

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ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年07月29日<ⰧⰊⰧ ◆ パリのど真ん中に凱旋門が完成(1836年)。ナポレオン・ボナパルトが自分の勝利を記念して建設を始めたのだが、その当人は10年以上も前にあの世へ逝っていた。 ◆ 北京近郊で、大日本帝国の下僕だった中国人が、日本が数日前にやらかした誤爆にブチ切れ。デマにも煽られ、日本人や日本兵をぶっ殺す暴挙になる(1937年=通州事件)。 ◆ イギリスのチャールズ王太子がダイアナ妃とめでたく結婚(1981年)、日本のワイドショーが2人・特にダイアナ妃を追っかけ始める。

本日記載附録(ブログ)

ハワイ島のマウナ・ケア山山頂(4,205m)のすばる望遠鏡と並ぶ「ダブル・エース」として

チリのアタカマ砂漠の海抜五千に設置されているアルマ望遠鏡

未知の宇宙空間に穿つ電子観測視点、アルマ電波望遠鏡

このアルマ計画の最初期からかかわり、壮大無限な宇宙空間に対峙する

【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

東京大学大学院天文学教育研究センター 銀河天文学 河野孝太郎

=宇宙におけるさまざまな天体の形成や進化、特に、活動的な銀河の形成と進化の過程を解明することに興味を持っています=

河野孝太郎(04/mn)

◇◆第2回 大学院生が超巨大ブラックホールで新発見! =2/2= ◆◇

「実は、この観測自体は1時間。キャリブレーション(補正)などに少し時間がとられますが、合計でも2時間くらいでできたものなんです」と泉さんは教えてくれた。

 ごく短い時間で、ブラックホールがダストに隠れていようとも、意外なところにあろうとも、逃さず捉えることができる可能性が見えてきた。その意味で、今回の研究は、今後深まっていくであろうブラックホール研究に新たな視野を提供するものだ。泉さん自身、「ブラックホールと銀河の共進化」というテーマに惹かれているという。

 なお、ブラックホールというのは、非常に重たすぎて、その重力から光すら逃れなれなくなった天体だ。太陽の数10倍以上の質量を持った恒星が、超新星になった後に残った核が自らの重力に耐えきれずに収縮して(重力崩壊)できると一般には言われている。この状態のブラックホールは恒星質量ブラックホールとも言われる。

 一方、銀河の中心のブラックホールは、スーパーマッシヴ・ブラックホール(超巨大ブラックホール)といって、太陽の数百万倍から数億倍もの重さになっている。恒星質量のものと比べると非常に重たいわけだが、それにしても2桁以上の違いがあって、比較的軽めのものから非常に重たいものまで分布していることに留意。

「──銀河の中心のブラックホールはたくさん見つかっていて、母体になる銀河が重ければ重いほど、真ん中にあるブラックホールも重いというような関係が見つかっています。あたり前のようにも聞こえるかもしれませんが、実はすごい不思議なことで、別に大きい銀河に小さいブラックホールがあってもいいわけです。なぜそういう関係性が出るのかっていうのは全くわかっていないのが現状です」

「──それを調べるにはたくさんのブラックホールを観測しなければなりません。実は、ブラックホール自体も時間によって進化すると考えられていて、非常に活発な時期と、そうじゃなくてもう死んだような状態になってる時期があるらしいんです。様々な活動段階のものを観測することが非常に重要になるわけですが、残念ながら、非常に活発なブラックホールですと、物をたくさん吸いながら、周りにガスとか宇宙空間の塵、ダストがまとわり付いているので、可視光や赤外線、X線ですら、全く見えなくなってしまう可能性があります。ダストに吸収されないミリ波・サブミリ波で、いくつものブラックホールを詳しく調べると、ブラックホールと銀河がどうやって共進化してきたのかという問題が解決できると思うんです」

 ブラックホールと銀河の共進化を解明する!

 なんとも壮大な解明への道筋が、アルマの観測が始まったばかりの今、大学院生によって、夢一杯に語られる。なかなかすごいことになってきた!

“第3回 ブラックホールの素朴な疑問に答えます”に続く・・・・・

【参考資料】 : Black Hole(2/6)

Ω ブラックホールは宇宙空間に存在する天体のうち、極めて高密度で、極端に重力が強いため

物質だけでなく光さえ脱出することでがきない天体である。 Ω

事象の地平面

周囲は非常に強い重力によって時空が著しく歪められ、ある半径より内側ではどのような向きに向かう光や推進力を得続ける物体でもブラックホールの内側に向きが変わって出られなくなる。この半径をシュヴァルツシルト半径、この半径を持つ球面を事象の地平面(シュヴァルツシルト面)と呼ぶ。この中からは光であっても外に出てくることはできないため、現在天体観測に用いられているほぼ全ての光線、電波が出てこなくなる。ブラックホールは単に元の天体の構成物質がシュヴァルツシルト半径よりも小さく圧縮されてしまった状態であり、事象の地平面の位置に何かが存在する訳ではなく、ブラックホールに向かって落下する物体は事象の地平面を超えて中心へ引き込まれる。

ブラックホールの引力は光速を超えているため、ブラックホールに向かって落下する物体を離れた位置の観測者から見ると、物体が事象の地平面に近づくにつれて光速に近づくために、相対論的効果によって物体の時間の進み方が遅れるように見える。最終的に観測者からはブラックホールに落ちていく物体は事象の地平面の位置で永久に停止するように見える。同時に、物体から出た光は重力による赤方偏移を受けるため、物体は落ちていくにつれて次第に赤くなり、やがて可視光領域を外れ見えなくなる。逆に落ちていく物体から見れば、事象の地平面を通過する頃には事象の地平面の外側の時間の進み方が大幅に高速化するように見えると想定されている。

特異点: ブラックホールには密度、重力が無限大である重力の特異点があるとされる。角運動量を持たないシュヴァルツシルト・ブラックホールでは中心にあり、回転するカー・ブラックホールではリング状に存在する。

重力の特異点(gravitational singularity)は、概略的には「重力場が無限大となるような場所」のことである。重力場の量には曲率や物質の密度の量について含んでいる。時空の特異点で重要なのは曲率特異点と円錐特異点である。また、特異点事象の地平面に含まれているかどうかで分類することが出来る。

一般相対性理論の解または他の重力理論(超重力と呼ばれることもある)はしばしば計量が無限大に発散するような点を結果として与えることがある。しかし、それらの多くの点は実は完全に正則である。さらに言えば、その無限はその点に対して不適切な座標系を用いた結果にすぎない。よってその点が特異点であるかどうか確認する必要がある。 例として、回転していないブラックホールを表すシュヴァルツシルトの解を挙げる。ブラックホールから十分に離れた系の座標系で、事象の地平線での計量は無限大となってしまう。しかしながら、事象の地平線上の時空は正則である。正則性は他の座標系(クルスカル座標系) ではその点の計量が滑らかであることから分かる。一方で、ブラックホールの中心は、同じように計量は無限大となる、解は特異性が存在することを示している。

回転していないブラックホールの特異点は一点に発生する。それは点の特異点と呼ばれる。回転しているブラックホールのカー解では、特異点はリング状に発生する。

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https://youtu.be/-vqsm_16wCI ==【検証】ブラックホールが地球に急接近したら?!(1/4) =

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=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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森のなかえ

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