ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年07月15日<ⰧⰊⰧ ◆ 中にガスが溜まっていた磐梯山が爆発、山頂付近が吹っ飛んで朝湯朝酒どころではなく,477名が犠牲(1888年)。 ◆ 日米安全保障条約の改正を無理矢理通した岸信介、ついに総理大臣の椅子を放り出す(1960年)。その敵討ちということなのか、55年後にその孫が凶弾に倒れるとは夢にも思わず・・・・・ ◆ 吉野家が倒産(1980年)し、あるボンボンの詩人兼企業家の支援で経営再建を果たすもののコピペとテラ牛丼は今でも名残りとして残っているとのこと。
本日記載附録(ブログ)
人の耳には聞えていないけれど、脳の活動にポジティブな影響を与える高周波音
“ハイパーソニック”と言われ、その積極的効果を利用した医療技術の確立に奮闘・傾注
うつ病をはじめ、さまざまな現代病の治療と予防を目指した「情報医療」を切り拓く本田学 !!
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第七部 部長 本田学
本田 学(10/mn)
◇◆ 第5回 常識破りの研究が受け入れられるステップについて =1/2= ◆◇
パフォーマンス集団・芸能山城組の主宰者、山城祥二氏としても知られる大橋力博士に導かれ、本田さんらが2000年、アメリカの脳・神経科学論文誌で高らかに宣言した「ハイパーソニック・エフェクト」の存在は、様々な意味で先端的な成果だった。それまでの定説をくつがえすという意味では、常識破りですらあった。
20キロヘルツを超えるような高周波音の刺戟は、人間の耳を通しては聞こえないが、体を通じてなんらかの形で脳の応答を引き起こしているということ。それだけでも大発見だ。
それに加えて、その「効果」についても示唆に富む現象を見いだした。基幹脳と呼ばれる部分が活発に働き、心地よさを感じると同時に、免疫細胞を活性化し、ストレスホルモンも低下させる。五感で知覚されないものが脳の応答を引き起こすこと自体、驚くべき発見なのに、それが人間の心身の健康にまで大いに関係している可能性を示唆したことは、これまたやはり、超先端的で、常識破りな成果だ。
もちろん、実験にあたっては、音出し担当者は被験者と接触しないうえ、音源はランダムに再生するなどの「二重盲検法」が採用されている。脳波やPETの測定時には、脳波キャップをかぶせたり、同位元素を注入するために、測定者は被験者と接触しなければならないが、音出し担当者と接触せず、どれがどの音源かはわからない。こうした二重盲検法は偽薬効果や観察者の期待といった心理的な影響を取り除いて測定をする医学では当たり前の方法だ。
さて、研究自体、筋が通っていたとしても、二重にも常識をひっくり返されると、「え? 本当」ということが、研究者の間でも起こったのではないだろうかと想像する。特に、音楽CDをはじめ、デジタル音源の規格作りに関わって来た音響学のあたりでは、「そんなはずがない!」という思いが強かったかもしれない。
なお、従来の音響学の実験で、20キロヘルツ以上が「聞こえない」ものとして切り捨てられた事情というのは、本田さんらの立場からははっきりしている。
「1970年代後半から、世界中で音響学の心理実験が行われているんです。この時に高周波音の効果が検出できなかった理由は、今の脳科学の知見からは整然と説明できます。音質を評価するための国際的な諮問委員会が勧告した正統な実験法では、20秒以下、実際には数秒以下の音を聴き比べるんです。それも、0.5秒ですとか1秒といった短い間隔で切り替えて呈示して、同じ音質かどうか被験者に判断させていました。シナプスの情報伝達の特徴として、感覚系・運動系といったものはミリ秒の単位で反応し、刺戟が終わるとすぐに興奮が停止するんですが、報酬系・情動系は、2次メッセンジャーと呼ばれる間接的なルートを介したりするので、数秒以上の時間が必要です。ハイパーソニック・エフェクトの場合、時間分解能に優れた脳波で見てみると、刺戟の呈示が終わった後も、100秒ほど影響が残ることがわかっています」
つまり、「正統な実験」では、時間が短すぎて、
・・・・・・・・明日に続く・・・・・
【参考資料】 : 糖尿病に対する「情報医療」の開発に期待(3/3)
Ω 人間の耳に聴こえない超高周波を豊富に含む音が血糖値上昇を抑制することを発見 Ω
今後の展望
ストレスマネージメントの重要性は、多くの疾患で指摘されていますが、ストレスの内容や対処法は個人によって大きく異なっているため、そのアプローチは主観的・心理的なものにならざるを得ません。一方、今回の研究では、人間が音として知覚することのできない超高周波を豊富に含む音によって、ブドウ糖負荷後の血糖値の上昇が抑制されることが明らかになりました。このことは、従来の個別性の高い心理的なアプローチとは異なる原理をもち、人間にとって普遍性・客観性のある反応を導くことができる音情報を用いた新しいストレスマネージメントの可能性を拓くものと考えられます。
さらに、こうした新しい健康・医療戦略は、糖尿病以外にも、たとえばうつ病や高血圧などのように、ストレスと密接な関連をもつ疾患にも有効である可能性があります。今後、糖尿病以外の疾患についても検討を進めていく予定です。また、超高周波が血糖値の上昇を抑制する神経メカニズムを詳しく調べていく必要があります。
なお、今回の研究は、糖尿病の治療を受けていない健康な人を対象として実施しました。また、超高周波を含む音が血糖値に及ぼす影響を検討する第一歩として、糖尿病の診断目的で標準的に用いられる経口ブドウ糖負荷試験を用いました。従って、超高周波を豊富に含む音が、実際に糖尿病の人の血糖値を長期的に抑制する治療法になり得るかどうかは、今後患者を対象とした臨床研究を実施して検討する必要があります。さらに、予防効果を検証するためには、多くの研究参加者を対象とした大規模で長期間にわたる検討が必要です。
こうした一連の研究開発が実現することにより、情報医学・情報医療が新たな健康・医療戦略として確立されていくことが期待されます。 また本研究は、ムーンショットプロジェクトの目標である感性に重要な内受容感覚の気づきを促すAwareness Music/Soundの開発に大きく貢献する研究成果と言えます。
脚注 / ・情報医学・情報医療
1989年に大橋力、小田晋、村上陽一郎らによって、〈情報環境学〉の枠組みが提唱されました。これは、環境から生物に入力される〈物質〉と〈情報〉は脳にとって同じ意味(等価性)をもつという新しいパラダイムに基づき、環境を評価する尺度として、従来の〈物質〉と〈エネルギー〉に〈情報〉を加え、これら三者が有機的に一体化したものとして環境を捉える発想の枠組みのもとに構成された学問体系です。情報医学・情報医療は、情報環境学を母体として提案された新しい健康・医療戦略です。脳の情報処理装置としての特性に着目し、情報の側面から様々な精神・神経疾患の病態解明と治療法開発にアプローチします。
脚注 / ・ハイパーソニック・エフェクト
人間が音として感じることのできる周波数の上限20kHzを超えた高周波成分を豊富に含み複雑に変化する非定常な音が、それを聴く人の中脳・間脳と、そこを拠点として前頭葉に拡がる報酬系神経回路を活性化することにより、音を美しく快く感じさせるとともに、そうした音をより強く求める接近行動を引き起こし、同時に免疫系の活性化やストレスホルモンの低下といった全身の生理反応を導く現象。この発見は、現在のハイレゾリューション・オーディオ開発の引き金を引くことになりました。
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