ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年07月11日<ⰧⰊⰧ ◆ 御木本幸吉が真珠の養殖に成功(1893年)し、貴重だった真珠の価値が雑貨並みになる。 ◆ GHQ肝煎りでチキン労働組合の中央組織・総評が結成(1950年)。 ◆ 日本坂トンネルが長大なロースターと化したことで、並行する東海道が大渋滞になったばかりか南海ホークスと日本ハムファイターズがとばっちりを受ける(1979年)。
本日記載附録(ブログ)
人の耳には聞えていないけれど、脳の活動にポジティブな影響を与える高周波音
“ハイパーソニック”と言われ、その積極的効果を利用した医療技術の確立に奮闘・傾注
うつ病をはじめ、さまざまな現代病の治療と予防を目指した「情報医療」を切り拓く本田学 !!
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第七部 部長 本田学
本田 学(07/mn)
◇◆ 第3回 ピアノが高周波音を出さず、チェンバロが出すのはなぜなのか =2/2= ◆◇
では、ほかの楽器はどうか。
「尺八とか琵琶とかいう邦楽器も、高周波音を強調する方向に発達してきたようです。また、人間の声ですけど、アフリカの狩猟民のコーラスですとか、グルジアやブルガリアの人たちの合唱曲などには、発声法のせいなんでしょうか、かなり含まれてますね。西欧のベルカント唱法はダメなんですが」(編集部注:グルジア合唱の例はこちら。ただし高周波音は含まず)
歌の唱法の話は、チェンバロとピアノの違いと同様で、劇場に可聴域の音を響かせなければならないベルカント唱法と、それを気にする必要がなく心地よさを追究できる合唱との差なのかもしれない。
そして「音楽」として究極のハイパーソニックを体感できるものは、やはり、ガムランなのだそうだ。
「チェンバロでは100キロヘルツくらいまでなんですが、ガムランは瞬間的には200キロヘルツまでの高周波音をふんだんに含んでいます。実験で使ったのはやっぱりそういう理由なんです。200秒間たっぷり聞いてもらって効果を計測しました」
では、音楽を離れて、自然環境音ではどうだろう。芸能山城組の主宰者であり、アーティストである山城氏=大橋博士に導かれた高周波サウンド探しの旅は、まさにそちらの方向へも向かう。
「今、再生している音は、ボルネオの熱帯雨林で録音したものなんですよ」と、本田さんがインタビュー中に流していた音源の出所を教えてくれたのは、この話題の時だった。
「これは、大橋先生と、放送大学教授で都市工学が専門の仁科エミ先生などが中心になってやってきた研究です。都市環境には高周波音がほとんどないのに、熱帯雨林にいくと、環境音に高周波音がたくさんふくまれています」
部屋に入った瞬間から聞いている音は、非常に心地よいもので、熱帯雨林で朝夕のような賑やかな雰囲気だなと思っていたが、まさにその通りのものだったのである。なお、高周波音の主な源は、森に住む昆虫がそこかしこで奏でている音であろうとのこと。
「これ、音を消してみますね」と本田さんは再生装置を操作し、音を消した。
鳴っていた環境音が急に聞こえなくなると、えも言われぬ「空っぽ」なかんじをいだくものだが、この場合、それを通り越して、本来あるべきものがなくなってしまった虚無感を抱いた。同行した編集者の言葉では「音がなくなったのに、むしろ圧迫感がある」だった。そして、本田さんがふたたび再生装置のスウィッチを入れると、元通りすっきりと居心地のよい感覚がもどってきた。
もちろん、これだけでハイパーソニック・エフェクトを体感した! などというわけにもいかない。あくまで、ぼくと編集者の主観的な感想だ。ただ、熱帯雨林の環境音について、面白いエピソードを紹介いただいた。
「ある高校の図書館で、この熱帯雨林の環境音を流させてもらって、出口調査をしたことがあるんです。そのときは、本当にこういうふうに高周波が入ってる森の音と、高周波をカットして、CDに焼いた森の音を聴いてもらったんですが、反応にものすごい差が出るんですね。彼らはそれと知って聴き比べているわけではないのに、高周波をカットしたときには、耳についてうるさいと不評でした。『やめてくれ』とか『図書室は静かであるべきだ』みたいな感想です。でも、それが高周波が入っていると、評判がいいんですよ。これ実は2週間やりたかったのに、カットしたほうの評判があまりに悪くて、1週間で終わらないといけなくなったくらいでした」
さらにさきほど言及した仁科エミ教授らは、実在の町の環境音に熱帯雨林で録音された高周波音を補う実装実験まで行っており、これもまた、好意的な評価を得ているという。ストレスホルモンや、NK細胞の変化についても、住民の協力を得て調べ、これまた前の論文と同様の結果を得ているというから驚かされる。
“第4回 薬も遺伝子操作も使わない「情報医療」とは”に続く・・・・・
【参考資料】 : ハイパーソニック・エフェクトとは何か(2/2)
◇ マルチパフォーマンス・コミュニティ 芸能山城組 組頭 山城祥二(大橋 力)◇
このハイパーソニック・エフェクトの発見を2000年に報告した論文は、それを掲載した米国生理学学会論文誌Journal of Neurophysiologyのインターネット購読数ランキングに、2003年12月から十数年間ベスト20位以内(1位が45ヶ月)にランクインし続けるという異例の国際的な注目を集めました。
こうした効果をもつ音-〈ハイパーソニック・サウンド〉は、人類の遺伝子が進化的に形成された環境の最有力候補とされる熱帯雨林の環境音をはじめ、バリ島のガムラン/ジェゴグ、ブルガリア/グルジアの伝統合唱、邦楽器などの民族楽器音の中に多く認められます。反対に、回転機械騒音や都市環境音、楽器としてはピアノを代表とする近代西欧楽器音にこの効果を導く構造が見出されにくいことには注意が必要です。
さらに、この素晴らしい効果は、再生周波数帯域が人の可聴域上限近傍に限られたCDやMD(いずれも伝送帯域22kHzまで)、DVD(同24kHzまで)等のメディアでは得ることができず、DVD-Audio(同48kHzまで)でも十分とはいえません。こうした背景のもとで、2009年に日米同時発売のハイパーソニックBlu-ray『AKIRA』が誕生しました。
そして2014年頃から急速に普及しはじめたハイレゾ(CDよりも高品質のオーディオを指す“ハイレゾリューリョンオーディオ”の略称)。こうした高品質の音源ファイルをネットワークによって配信しパソコン等を介して再生する音楽の新しい鑑賞形態)を先導したのも〈ハイパーソニック・エフェクト〉という日本オリジナルの知見です。
さらに、脳科学者・大橋力=山城祥二は、ハイパーソニック・エフェクトを発現することができる超高音質のハイパーハイレゾ(ハイパーソニック・ハイレゾリューション)の規格を構築し、ハイパーハイレゾの作品(『交響組曲AKIRA 2016』ほか)を制作しハイレゾ配信サイトから続々配信中。大きな注目を集めています。
芸能山城組:〒164-0003 東京都中野区東中野1-22-3/メール:mail(at mark)yamashirogumi.jp/電話 :03-3366-4741/ファックス:03-3366-4742::
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https://youtu.be/UEWCCSuHsuQ == Sound Tracker - Gamelan (Indonesia) ==
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