ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年05月24日<ⰧⰊⰧ ◆ とあるビジネスマンが仕事で自家用機を操縦している最中にUFOを目撃(1947年=ケネス・アーノルド事件)。三日月形の物体だったのだが伝言ゲームからか俗に空飛ぶ円盤と呼ばれることに。◆ ドイツの西側で通貨改革と言う騙し討ちをされたソ連、怒ってベルリンの西側を兵糧攻めにする挙に出る(1948年)。これに対し、翌々日から早くも西側の飛行機がソ連の占領している真上を飛び交うことに。◆ 京福電気鉄道が2年連続でエクストリーム・鉄道事故の快挙を達成(2001年)。余りの事態に国土交通省も看過できず、同社に対し福井県にある路線を没収・えちぜん鉄道へ移管という処分を下した。
本日記載附録(ブログ)
アフリカでしばしば大発生し、ユーラシアの農作物に深刻な被害を及ぼすサバクトビバッタ。
防除のために巨額の費用が投じられているが、未だに根本的な解決策は見出されていない。
『バッタを倒しにアフリカへ』と単身、西アグリカ・モーリタニアに渡った日本人がいる。
”愛するものの暴走を止めたい”と語る前野ウルド浩太郎、秋田市土崎港出身の人である。
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
参考資料: バッタに人生を捧げます!!
番外編 ;前野ウルド浩太郎(29)
◇◆ 天災レベルに大発生する害虫を愛する男が行き着いた"ある場所" ◆◇
判明! 論文が読まれない理由 / 2--
――仲良くなった人はいますか。
前野「今回はフランス、ベルギー、イギリス、アメリカ(2名)の計5人と集中的に仲良くなって、共同研究の話も進めています。そのうちの1人が、前からすごい尊敬している人で、その人の仕事は自分、ぜんぶフォローしているという人がいて、その人には、あらかじめ用意した自分の今までの論文を入れたUSBメモリを渡しておきました」
――USBを渡すというのは、国際学会では一般的なんですか。
前野「基本はペーパーとメール、あとはCD-Rなんですけど。いずれはバッタの絵を付けたデザインのUSBをいっぱいつくって、学会で配りたいです。それでようやく論文を読んでくれるんだろうな、と」
なぜ、研究者は学会に行くのか /
――英語が通じない。名前が知られていない。いろいろと思い知った国際学会だったわけですが、何か良いことはありましたか。
前野「ありました。初めて、ハンサムと、言われました」
――今、噛みしめるように言いましたね。誰に言われたんですか?
前野「現地のスタッフの女子です。学会初日と2日目の夜は、参加者8人ずつで円卓を囲んでお食事するんですけど、そのときに。『あなた、ハンサムね。一緒に写真を撮らせて』と(笑)。自分は中国、初めてだったんで、日本人のこと嫌ってんのかなあとか、街は汚いのかなあとか思ったんですけど、女子も街もきれいでした。ホスピタリティも高いッス。『全然イメージ違うじゃん!』って思いました。3日目は皆でバスに乗って、素敵なレストランでお食事しました。朝飯は近くの食堂で、昼飯は会場で、どちらも無料です。ふつうは用意されるのは昼か夜のどちらかだけらしいんですけど、そこはさすが中国、食の国。食い物、旨かったッス(笑)」
――学会において、食事は大事ですか。
前野「食べ物がショボいと『あの学会最悪だったね』って話になるので、やっぱりそこ重要ッス。食い物、段取り、重要ッス。現地は相当気合い入れてやってくれてたんだなと。次回の国際会議、もしかしたら自分がやるかも……という目線で見てみると『くわぁ、ここまでやらなきゃいけないのか~!』と気づくので、それメモったりしてました。
ニコニコ(注・「ニコニコ学会β」のこと。詳細は前回参照)もそうでしたけど、イベントとかの運営のトレーニングをしておくと、いざ自分で実際に学会の主宰者をやるときに、必ず役に立つんです。食べ物だけでなく、『ここに看板がないと迷子になるよ』とかいった気の使い方とか。日本国内の学会も、北海道、東北、関東……とエリア別に順番に回っていずれ自分のところに来る。そのときのためにも、いろんなことを経験しておくといいなあと思ったので」
――そういう活動も、博士としては研究者の仕事の中に入りますか?
前野「自分は、入ります。モーリタニアへの誘致ロビー活動とかも含めて。こういう活動をすると研究の妨げになるという考えもあると思うんですけど、自分は、自分の活動をみんなに知ってもらいたいので。プラス、やっぱり献身的じゃないといかんというか。自分だけ良しじゃなくて、誰かのためにやることで、世界のいろんな人とのつながりとか、成果がいっぱい出てくる。自分はそれは間接的に科学の発展に貢献していることになるので、いいかなと思うんです」
――なるほど、学会参加の意義はそういうところにもあるんですね。
前野「なぜ、研究者が学会に行くのか。いちばんの理由は、学会に参加すると、やる気がものすごく上がるんです。『あいつら、面白ぇことしてるなあ!』っていう、『俺も負けられない。俺ももっと面白い研究したい!』という思いをチャージしに行く場だと、自分は考えてます」
――と語る博士の表情を見ていると、とてもさっきまで「ヘコんでいる」と言っていた人とは思えません。あらためて申し上げます。学会、おつかれさまでした。
こんなにありますバッタの謎 / 1- 人間でいう「人相」のように
私は相変異の謎が解きたい。
説明しよう。相変異とは、バッタ研究の中で最も注目される現象で、「相変異の謎を解明する者は、バッタの大発生を制する」とまで考えられている。
相変異は生物学の専門用語で、要は変身のこと。人間でいう「人相」のようにサバクトビバッタにも「相」があり、育つ環境が影響する。エサが豊富で周りに他個体がいない環境でのんびり育つと、お互いを避け合うおとなしい「孤独相」になる。一方、エサが乏しく多くのバッタが1カ所に余儀なく集まり、他個体とぶつかり合いながら育つと、群れることを好む獰猛な「群生相」となる。性格だけではなく、見た目もまるで異なる。
孤独相は生息地の色に自分の体色を似せることができ、天敵の目をくらます。一方の群生相は皆が一様に目立つ体色になる。その昔、あまりの変貌ぶりに両者は別種だと勘違いされていた。そもそもバッタはなぜ相変異を進化させ、変身するのか? それは、生き延びるため。そして、子孫を残すためである。
我々ヒトは寒ければ服を着て、ストーブで暖をとる。長距離を移動するには車や飛行機を使う。ヒトは「モノ」を使うことで手っ取り早く環境に適応し、目的を成し遂げる。しかし、昆虫は自分自身を「変化」させて環境に適応する。たとえば、アブラムシのように同じ種でも悪化した生息地から脱出を試みるものは長距離を移動できるように翅をつくり、一方、居心地の良い環境で移動する必要がないものは翅そのものをつくらず、本来翅をつくるためのエネルギーも使って、繁殖に専念する。
昆虫は将来、自分自身あるいは子が遭遇するであろう環境に備え、温度や日照時間の長さ、エサの質など何らかの情報に反応して最も適した「変化」をする。一度変化の路線を決めたら変更がきかず後戻りできないもの、いつでも柔軟に変更できるものなどさまざまで、種によって異なる。
・・・・・・・・明日に続く・・・・・
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https://youtu.be/QBQw-B3Mwec == Locusts: a Trail of Destruction | Full Documentary ==
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