ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年02月26日<ⰧⰊⰧ
☆★ パナマ運河が開通(1914年)。南米飛ばしの時代の幕開けであると共に、運河周辺がアメリカ合衆国の主権下に置かれ当のパナマは・・・・・・☆★ 大川周明やら北一輝やらに影響された、意識高い系の軍人がクーデターを起こし、ダルマや前の総理など政治家や軍首脳を血祭りに挙げる(1936年= 二・二六事件)。なお現職総理は何とか隠れ果せたものの、影武者の秘書が犠牲になったとか。☆★ 靴のコレクターであったフィリピンの独裁者夫妻が、軍人ばかりか一般市民からもブーイングの嵐の中で国を追われることに(1986年)。
本日記載附録(ブログ)
「やればやるほど難しい」と頭を抱えて“宇宙エレベーター”開発に挑む民間企業のプロジェクト・リーダー
宇宙へ行く方法といえばロケット。だが、ずっとコストのかからない方法が何かあるはず
民間企業ながら専門のプロジェクトチームを立ち上げ、宇宙へ階をかけ始め、登り初めた……
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
研究者から「一番現実味がある構想」と評価される構想を建設会社(大林組)が行なう!!
石川洋二(13) ◇◆ 第5回 日本の宇宙エレベーターが世界デビュー! =1/3= ◆◇
大林組のプロジェクトチームが発表した宇宙エレベーターの構想は、非常によく考えられているもののようで、研究者の間でもなかなかの評判だそうだ。日本の研究者の中には、これまでの構想でも、一番リアリティがあるという評価をしてくれる人もいるとか。
では国際的な評価は?
「これ、日本語でしか発表してないんですけれど、時事通信か何かが英語で報道したんですよ。その時に、日本の建設会社が宇宙エレベーターを2050年までに実際につくるというふうに伝わったみたいなんです。それで、センセーショナルに広がったようです」
センセーショナルに広がって、世界的な第一人者からも、「協力する」とのメールが来たそうだ。ただ、英語ではまだ発表していない以上、アカデミックな部分での評価はまだこれからである。ちょうどぼくがお話を伺った翌週に、北京で行われた国際宇宙会議で、石川さん自身が発表を行ったと聞いた。それが17頁ほどの英文論文になって、プロシーディングス(学会の発表をまとめたもの)に掲載されるという。まさに、世界デビューとなった。
ここから先、国際宇宙会議終了後にいただいた石川さんからのコメントを紹介したい。「世界デビュー」の首尾はいかに。
「宇宙エレベーターのセッションは30人ほどの聴衆のまえで15分の講演をしました。学会なのでスタンディングオベーションということも起こらなかったのですが、『たいしたものだ』とか『楽しかった』という言葉をもらったので、とっかかりとしてはよかったと思います。これまで国内で活動してきて、一般的な啓蒙では、暖かく、熱狂的に迎えられましたし、学術的な分野でも、少しずつ認知されてきて、思わぬところから援軍も現れたりと、仲間も広がってきています。今後も海外の学会などに出ていく計画が早々にありますし、何事もこういう始まりのころが一番おもしろいという感じでいます。これからは国内外問わず産官学の体制作り、研究資金の探索、スピンオフを含めたビジネスチャンスの模索です」
さて、このように書いてくるときわめて順調に思えるのだが、石川さん自身がイケイケ! ではなくて、「宇宙エレベーターをやりたい!」という学生さんや新入社員に少し熱を冷ますような発言をしなければならないという背景はどういうことなのだろう。
「──一般的な熱狂とか気運もうれしいのですが、地道なところで学術的なところも固めていかなくてはならないんです。そこが少しずつ動き始めているのが現状です。最近では、日本航空宇宙学会が、軌道(宇宙)エレベーター検討委員会を作って、今年の4月から始まっています。この学会が中心となっている宇宙科学技術連合講演会というところには、今年特別セッションを企画しています。それに、さっき述べた国際宇宙会議IACでも、数年前から宇宙エレベーターのセッションがあって、毎年やってます。そういう意味では学術分野では、まあ真面目に検討を始めてみようかという盛り上がりを見せ始めています」
「──でも、宇宙エレベーターを実現させるのに100の技術力が必要だとしたら、私の見るところ、まだ1にも技術力がいってない。だから事業化をする前に、まず本格的な研究を始めるか決断する段階にある。あるいは、決断しなくても興味がある仲間を増やしていく段階にあるわけです。それがやっと動き始めている時期なんです」
・・・・・・明日に続く
…… 参考資料: 宇宙エレベーターが実現する「2050年宇宙の旅」 (1/3) …
地上から建設するのではなく、静止軌道上から上下にテザーを伸ばして建造する
宇宙エレベーターとは、その名の通り、宇宙と地上を行き来するためのエレベーターである。エレベーターというと、ビルなどで使われているものを思い浮かべる人が多いだろうが、宇宙エレベーターの構造は、現在、一般的なエレベーターとはかなり異なるものが検討されている。地球の周りには数多くの人工衛星が回っているが、その中に、静止衛星と呼ばれるものがあることはご存じであろう。静止衛星は、地上から約3万6000km離れた軌道(静止軌道)を回る衛星であり、地球の自転と同じ24時間で1周するため、地上からは1点に静止しているように見える。地球上の同じ地域を定点観測できることが特徴であり、気象衛星や放送衛星などがその代表だ。この静止軌道上に宇宙ステーションを建設し、その重心が静止軌道から外れないように、上下にテザーと呼ばれるケーブルを伸ばし、クライマー(昇降機)を上り下りさせるというのが、宇宙エレベーターの基本的な考え方だ。
地球環境を壊さず、効率良く宇宙に物資を運べることが 宇宙エレベーターの利点
現在、宇宙空間に物資や人間を運ぶ手段として使われている宇宙ロケットには、さまざまな問題がある。中でも大きいのが、地球環境に対する影響である。固体燃料ロケットが出す塩素ガスは、オゾン層と化学反応を起こし、オゾン層を減少させる恐れがある。また、宇宙ロケットは、多量の燃料を消費して大気圏を脱出するため、乗り物として見た場合の効率は非常に悪い。ロケットが運べるペイロード(積載重量)は、全重量の数%に過ぎないのだ。しかし、宇宙エレベーターの場合、クライマーが上がったときに使ったエネルギーを下りる際の勢いを利用して回収することができ、外部からのエネルギー供給も可能であるため、ロケットに比べて遙かに効率良く、物資などを宇宙に運ぶことができる。日本航空宇宙学会の軌道エレベーター検討委員会の委員を務める青木義男教授は以下のように述べている。「今後、スペースデブリと呼ばれる宇宙のゴミが増えていくと、そもそもロケット自体を打ち上げるのが困難になってきます。宇宙エレベーターを使って、静止軌道上やさらに高い場所まで衛星などを運び、そこから宇宙空間に放出するようにすれば、大きなロケットを使わずに、衛星などを軌道に乗せることができます」
また、ロケットの打ち上げは、天候にも影響されやすく、物資を次々に宇宙に運びたくとも、スケジュール通りにいかないことが多い。宇宙エレベーターは、ロケットに比べて天候の影響を受けにくいことも利点だ。
・・・・・・明日に続く
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=Space Elevator video=
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