ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年02月25日<ⰧⰊⰧ
☆★ 偉大なる同志スターリンの3回忌を前に、その提灯持ちだった第一書記が突如スターリンをdisる(1956年=フルシチョフがスターリン批判の演説)。☆★ 昨年の暮に総理大臣の座をゲットした石橋湛山が病気でぶっ倒れた挙句辞職し、その時に苦杯を飲まされた昭和の妖怪に総理の椅子が転がり込む(1957年=第1次岸内閣が発足)。余りの短さに「石橋短暫」とも呼ばれた。☆★ オレンジ色のニクい奴が駅の売店で目につくようになる(1969年=『夕刊フジ』創刊)。&so、ある不届き者がニセの夜間金庫で大金をチョロまかそうとするが、お金の重量を計算に入れていなかったために失敗する(1973年大阪ニセ夜間金庫事件)。
本日記載附録(ブログ)
「やればやるほど難しい」と頭を抱えて“宇宙エレベーター”開発に挑む民間企業のプロジェクト・リーダー
宇宙へ行く方法といえばロケット。だが、ずっとコストのかからない方法が何かあるはず
民間企業ながら専門のプロジェクトチームを立ち上げ、宇宙へ階をかけ始め、登り初めた……
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
研究者から「一番現実味がある構想」と評価される構想を建設会社(大林組)が行なう!!
石川洋二(12) ◇◆ 第4回 宇宙生物学の研究者がなぜ建設会社に入ったのか =3/3= ◆◇
= 閑話休題 =
宇宙工学者で、宇宙生物学者で、建設会社の研究者である石川さんのもとに、宇宙エレベーターの話題が、それこそ蜘蛛の糸のように降ってきたのが、今世紀になってから。まさに宇宙工学の本道ともいえる検討課題だ。
「久しぶりに、古巣の宇宙工学の関係の論文をまとめて読みまして、面白かったですよ。それで、実際に構想を発表して、いろんな場に行くようになると、この頃は疎遠になっていた古い研究者仲間とまた会ったりして、世間は狭いなと思ったりもしてます」
そのようなわけで、研究者・企業人としての石川さんの、宇宙工学をめぐるサイクルがぐるりと1周した感があるわけだ。そして、企業人であることと、自分がやりたい指向性とが、必ずしも一致しないという、よくある現象について、考えてしまった。石川さんは、汚染土壌の浄化や、大気環境の改善の研究をしながらも、心の中ではテラフォーミングについての考えをあたためていたという。そして、10数年の時を経て宇宙エレベーターの構想を取りまとめる機会を得た。これから、企業に勤務する、若い人たち、とりわけ特定ジャンルへの深い思いがある人たちへ、何か助言はあるだろうか、とふと思ったのだった。
「宇宙エレベーターのことを、高校生、大学生に話をする機会が随分あるんです。中には熱狂的にのめりこむ方がいて、これを自分の仕事にしたいっていう人もいるんです。例えばうちに内定が決まってる学生さんも、ぜひ会社に入ったら宇宙エレベーターやらせてほしいんですって目をウルウルさせていう人がいます。でもね、自分で子どもや学生さんたちに夢を語っておいて矛盾してるんですけども、現実にそういう方が宇宙エレベーターを本業でやってくっていうことに対しては、私はむしろ抑えるべきだと思うんです」
その真意は……。もちろん、企業人として、常に自分の関心だけを優先できるわけではない、ということもある。
それに加えて──
「宇宙エレベーターの実現は、別にレールが敷かれているわけじゃないし、ポシャるかもしれない確率もかなりあるプロジェクトなんです。それに命をかけるのも、ヒロイックでいいかとも思うんですけども、ちょっと人生考えたときに、それは違うんじゃないかと。もっと幅広い技術を身につけて、広い視点で見たほうがいいんじゃないかっていうことは言ってます」
と、きれいにまとまった感もあるのだが、どうしてもひとつ確認したいことがある。
「レールが敷かれているわけじゃない」という宇宙エレベーターの実現の可能性は、今の所、どの程度なのだろうか。どんなことがネックになっているのだろうか。
次回は“第5回 日本の宇宙エレベーターが世界デビュー!”に続く
…… 参考資料: 軌道=宇宙エレベーター=エレベータ (6/6) …
== 派生アイデア ==
月面での建造
月は地球に比べ重力が小さく、大気の影響も受けない。しかし、自転速度が遅く、公転と同期しているので、月と地球の引力の中心点(ラグランジュ点)にアンカーを置かなければならない。これは、建設地点・運用が大きく制限されることを意味する。また地表からラグランジュ点までの距離は最も近いL1でも56,000kmであり、地球-静止軌道間の36,000km以上である。
そして、月のような低重力・真空の環境下では、SSTOやマスドライバーなど他の低コストな打ち上げ手段も現実的な選択肢となりえることを考慮しなくてはならない。
火星での建造
アーサー・C・クラークは軌道エレベータを題材にしたSF小説『楽園の泉』において、火星での建設可能性について言及している。ここでは地上駅を赤道直下にある巨峰パヴォニス山に、終端に衛星ダイモスを用いるとしており、月同様に低重力や大気の影響を受けないために地球の1/10ほどのコストで建造できるとしている。また材料についてもダイモスに無尽蔵に存在する炭素を用いて超炭素繊維を現地生産するとしている。ダイモスより内側を回っているもうひとつの衛星フォボスとの衝突回避の手段についても示されている。
むしろ問題は火星に建設する必要性である。これも同作では、火星のテラフォーミングのために地表を温める反射鏡を火星で製造して(既に火星には多くの人々が定住しており、鏡の材料が地上でしか入手できない設定)宇宙に持ち上げるために使用するとされている。
地上からある程度の高さまで、ケーブルを2本ないしそれ以上に分岐させ、複数のアース・ポートを設けるというアイデアも提唱されている。様々な技術的問題点が指摘されたが、地球より重力が弱い月や火星になら建設できるかもしれない。それ以外にも、さまざまなアイデアを追加した変種が提唱されている。
宇宙のネックレス
赤道上に多数の軌道エレベータを建設し、それらを静止軌道よりも少し上の部分で互いにケーブルでつなぎ、力学的に安定させる方法。ケーブルは常に遠心力で円形に広がり各軌道エレベータを左右から引っ張るので、赤道上ならどこでも軌道エレベータを建設できる。1977年にソ連のG・ポリャーコフが提唱した。
スカイフック、テザー衛星
静止軌道よりも低軌道の地球周回軌道を使用するためのアイデア。軌道エレベータを固定せず、重心を中心として回転させる。地球と接地する部分との相対速度が0となるように回転速度を調整することで、地上からの物資や旅客の乗り移りを可能にする。低軌道におくことができるのでサイズが小さくて済み、そのぶん建造コストが安くなる。赤道上でなくても接地できるので自由度が高い。空気抵抗による恒常的な回転速度の低下と、軌道の低下、接地部分が大気に突入したときの断熱圧縮による発熱、衝撃波の発生をどのように防ぐかという問題がある。なお、空力加熱、空気抵抗に関してはテザーをどれだけ長くできるかによる。
極超音速スカイフック
上記のスカイフックを改良したアイデアとして、1993年にロバート・ズブリンが提唱。ケーブルの下端が大気圏の上(高度100 km 付近)にあり、その地上との相対速度が極超音速(マッハ10 - 15)となる構造をしたもの。回転はせず、軌道エレベータの大気圏内部分を取り除いたような構造となる。スカイフックと比べ規模が小さく(静止トランスファ軌道 (GTO) に1.5tの打ち上げ能力を持たせた場合で、質量16.5t)、大気との衝突による問題も軽減されるため、カーボンナノチューブのような新技術を用いずともケブラー繊維などで建設が可能と言われている。ケーブル下端にはロケットやスペースプレーンでアクセスし、ペイロードを積み替える。
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=What If We Built an Elevator to Space?=
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