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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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進化から見るヒト・日本人のルーツ / 海部陽介(13/1x)_学究達=355

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ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成4年12月13日<ⰧⰊⰧ

☆★ フランシス・ドレークが、略奪と強カンを目的とした世界一周の航海に出発(1577年)。いみじくも約380年を経て、兼高かおるが世界一周ばかりか100周以上もする様な30年以上の大旅行へと出発した(1959年)のもこの日である。☆★ 日本軍が南京に大勢押し掛け、これが原因で右翼左翼の話の種である大事件が発生する(1937年=南京攻略戦が終結。翌日より6週間、残敵掃討作戦)。☆★ ギリシャで軍隊の言うがままにならなかった国王コンスタンティノス2世陛下が御乱心、イタリアへと追い出されてしまう(1967年=逆クーデターを仕掛け失敗し、ローマへ亡命)。

本日記載附録(ブログ)

猿人、原人、旧人、新人―何百万年も前から進化してきた人類

ホモ・サピエンス=つまり、我々=だけがなぜ地球上に拡散し、文明を発展させたのか

人類進化の「常識」を覆すフローレス原人 !!?……

【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

  人類進化・拡散史の解明に実証的に挑む=海部陽介= 

海部陽介(13/1x) ◇◆ 第6回 人類進化から見る、いまとは違うヒトの世界 =1/2=◆◇

  海部さんらが最近発表した論文、「ホビット」こと、ホモ・フロレシエンシスの脳サイズの正確な測定の話から、アジアの人類、ひいては、日本の旧石器時代の話へとつながって、実はアジアが、日本が、人類進化や拡散を知るための鍵を握っている面があることを知った。特に日本では、蓄積された研究を、海外に開いていく必要があることも。

 海部さんは、アジアの原人を1つの突破口にして、人類の進化全体を見たいと願っており、今、日本の旧石器時代のホモ・サピエンスの研究にも力を注いでいる。そのような立場から、見えてくるのはどのような景色なのだろうか。

「原人を研究しながらも、やっぱり僕ら自身のこと、このホモ・サピエンスという種がどういうグループなのかというのは考え続けてきました。さっき原人は多様だって言いました。地域的にもアジアとアフリカでは違う。ホモ・フロレシエンシスみたいなものいる。だけどホモ・サピエンスは多様じゃないわけですよ。均質な存在が世界中にいる。そのこと自体が、すごく異質なんです。今までの人類の歴史で全くなかったことですから」

 人類の中でも、我々ホモ・サピエンスは、その名の通りとてもホモ(均質)な存在なのだという。

  「──遺伝子的に均一だってことはもうはっきりしているんですよね。逆にいうとリーセントアフリカンオリジン(最近、アフリカから出てきたばかり)ということなんですよ。20万~10万年前ぐらいに進化して、世界中に広がったっていうことですね。もちろん、見かけは違いがたくさんあります。地域の気候だとか、いろいろな条件に適応的な部分だけセレクションを受けて、見かけが相当変わっているってことですよね。だけど、全体の遺伝子の中で違いのある部分は、本当にわずかでしかない。これが分かってきたのが、本当にここ最近の人類学の一番大きな発見の1つだと思うんです」

  「──僕はよく思うんですけど、例えば食べるものとか、それから芸術にしてもね、外国の人も日本人もだいたい同じものをいいって言うじゃないですか。そういう感覚って、やっぱり遺伝子が近いからなのかなとかって想像したりするんです」

 では、なぜ、そこまで均質なまま、ホモ・サピエンスは地球上に拡散できたのだろうか。ごく自然にそういう疑問が湧いてくる。それまでの人類にはできなかったことなのだから。

  「実は、最初に見ていただいた映画『人類の旅』で言いたかったことでもあるんです。要するに、マンモスが体を進化させることによって寒さに適応したのとは違って海を越える技術を持ったり、北の寒いところに適応する技術を発達させる。そういう創造的な活動をして、その中には芸術だとか音楽だとかも入っていて、今の僕らを築いてきたわけですね。僕は、純粋にこれ、すごいと思うんです。ホモ・サピエンスっていうのはすごい。しかも、何万年も前の旧石器時代の祖先たちがやってのけたわけですからね」

○○ 参考資料: 祖先が挑戦した命がけの航海”への挑戦 =8/9= ○○

= 総費用およそ5,000万円の大型プロジェクト開始!/

                                                  【第一弾の冒険】与那国島→西表島に挑戦 =

まずは、当時の 舟を学術的な証拠に基づいて復元し、2016年夏に第一弾(与那国島 → 西表島)、そして2017年夏に第二弾(台湾 → 与那国島) の実験航海を行い、祖先たちが挑んだ困難を自ら体験して検証します。成果はもちろん国内だけでなく世界に向けて発信。総費用およそ5,000万円の大型プロジェクト。今回は、主に第一弾の実施にかかる費用として2,000万円を目標に支援を募集します。

= 「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」について ① /

                                                    これまでの準備とプロジェクト実施計画 =

■ これまで3回の研究会と現地調査を重ね、候補となっている古代舟の試験製作も行って、実験航海の方向性を練ってきました

2013年3月 ;  第1回研究会(与那国町) / 2013年8月 ;  台湾の竹筏調査(台東県) / 2013年11月 ;  第2回研究会(南山大学) / 2014年8月 ;  古代舟試験製作(与那国町) / 2015年3月 ;  第3回研究会(南山大学) / 2015年10月 ;  古代舟試験製作・航行テスト(与那国町)

■ 今後の実施計画

2016年4月 ; プロジェクト始動 / 2016年7月 ;  第1回 長距離実験航海(与那国島 → 西表島) / 2016年8月 ;  台湾現地調査 / 2016年8~12月 ;  成果報告会(東京・与那国など) / 2017年7月 ;  第2回 長距離実験航海(台湾 → 与那国島) / 2017年8~12月 ;  成果報告会(東京・与那国など)

= 「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」について ② /  

                                              強力なチームで挑む、かつてないプロジェクトを推進 =

 最高の成果を得るために素晴らしいチームをつくりました。現在、20名以上の専門家が(文末の表を参照)、関連する様々な個別研究を進めています。それらの成果を適用して、今回の航海プロジェクトを実施します。

 一部の研究はまだ進行中ですが、プロジェクトに合わせて結論を出していきます。例えば、舟のサイズや乗船する人数についても、研究と航行テストの結果から判断していきます。

= 「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」について ③ /

                                                3万年前の古代舟を復元 =

 主に植物素材で作られる舟は、ふつう遺跡に残りません。日本では縄文時代の丸木舟(カヌー)が比較的多く発掘されていますが、その最古の例は7500年前です。誰も直接見ていない3万年前の古代舟を、厳密に復元することはできません。

 しかし、そこであきらめることはないでしょう。舟を作るには、①地元で手に入る素材、②当時あった道具で作れるもの、という制約がありますので、まずこれらの観点から、世界各地の民族事例も参考にして、可能なタイプを絞っていきます。そして航海実験により、現地の海の条件に耐えられるかを実証します。

 例えば、この時期の沖縄地方の遺跡からは斧が出てこないので、丸太をくり抜くタイプのカヌー(丸木舟)は作れなかったでしょう。一方、水に浮くバナナのようなバショウ科植物の太い茎を束ねれば、たいした道具を使わなくても簡単に筏(いかだ)をつくることができます。しかしこの舟では浮力も推進力も頑丈性も足りず、とても人類の大移動には使えません。こうした制約を検証し、現時点で私たちが有力候補と考えているのは、竹筏か草舟です。

明日に続く・・・・・

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= 航海徹底再現プロジェクト:台湾台東→与那国島ナーマ浜到着「実況中継」 =

https://youtu.be/oVfdlRuTxPk 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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前節へ移行 : : https://blog.goo.ne.jp/bothukemon/e/62916abf2d6a4637d7711e78506b8899

後節へ移行 : http://blog.goo.ne.jp/学究達=356=/xxx

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森のなかえ

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