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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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アネリカ先住民がが築いた大都市=カホキア=(3/9); 歴史深層(042)

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ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成4年09月29日<ⰧⰊⰧ

☆★ 2日前に一堂に会した昭和天皇と真っ赤っ赤元帥が並んだ写真が新聞に掲載(1945年)。天皇が小男の様に写っているのは畏れ多いと内務大臣が仰天し時の内閣が崩壊する端緒に。☆★ 乗っ取った日航機を質に日本政府を脅して仲間9人を釈放せしめる。(1977年=ダッカ日航機ハイジャック事件)。☆★ 下関駅にて列車に乗り遅れると焦った某氏が、自動車で7人を撥ねて改札口にエクストリーム・特攻(1999年=下関通り魔殺人事件)。

本日記載附録(ブログ)

カホキア (Cahokia) は、アメリカ先住民が築いた大遺跡。現在のアメリカ合衆国中西部、東部および南東部に広まり、ミシシッピ文化期(A.D.700年~1600年頃)の大遺跡。1450年頃から衰退に向かうが、人口過密と伝染病が原因と考えられている。

ミシシッピ文化(Mississippian culture)は、マウンド(塚、上に住居や墳墓などを建設するために積み上げた人工の丘)を構築したインディアン文化であり、地域により様々な形態をなした。その人々は持っていた技術からみてヨーロッパの銅器時代に比定される。マウンドの機能はミシシッピ文化共通の特徴でもあるが、基本的には神殿と考えられる。

防御用と推定される柵で囲まれた遺跡の中心部分には、「中央広場」を囲んで20基ほどのマウンドがある。そのうち最大のものはモンクス=マウンド (Monk's Mound) で、底面積の大きさでは、エジプトのピラミッドやテオティワカンの太陽のピラミッドを上回る。遺跡の中心部を囲んで北側、東側、西側にも広場を囲むようにしてマウンドが築かれ、マウンド数は合計120基ほどである。

【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

◇◆ アネリカ先住民が築いた大遺跡・カホキア(仁徳陵古墳の長辺60%、高さは同相)の謎 =3/9= ◆◇

高くそびえる墳丘
 カホキアにはかつて120基もの墳丘がそびえていた。現在はそのうちの80基が保存され、カホキア墳丘群州立史跡の一部となっている。この都市では、広場、家、公共の建物、墳丘、そしてそれらをつなぐインフラが、すべて太陽と月の動きに合わせた格子上に配置されていた。

 墳丘は、カホキアの文化においてさまざまな目的を持っていたことが明らかになっている。考古学者は、墳丘をその構造に基づいてフラットトップ(上部が平面)、ラウンドトップ(上部が丸みを帯びている)、リッジトップ(上部が平面でない)の3つに分類している。フラットトップの墳丘は通常、上部に何らかの建物があり、ラウンドトップの墳丘は埋葬用だった。リッジトップの墳丘は、一部には埋葬に使われているものもあるが、「方向を示す」役割を持つものと分類されている。

 最大の墳丘であるモンクス・マウンドは、広さ約5万7000平方メートル、高さは約30メートルある。いちばん高い段の上にはかつて、族長または神官の住居、あるいは儀式の場と見られる構造物があった。モンクス・マウンドの建設には約62万立方メートル分の土が必要だったと考えられている。土は近隣で石器を使って掘り出され、かごに入れて運ばれた。

謎の衰退
 最盛期には1万5000人がカホキアに住んでいたとされるが、1400年にはすでに閑散としていた。カホキアの消滅は、おそらくはその出現よりもさらに大きな謎と言えるだろう。周辺のかなりの部分からも住人がいなくなったことから、この時期の一帯は「Vacant Quarter(無人の地)」と呼ばれている。

 歴史家によると、カホキアの都市は気候がとりわけ良好な時期に繁栄を極め、縮小が始まったのは、気候が以前よりも寒冷で乾燥し、予測がしづらくなったころだという。定期的な作物の収穫に頼っていた農業コミュニティにとって、こうした状況の変化は単なるストレスにとどまらず、壊滅的な影響を与えた可能性もある。

 1175年から1275年の間に、カホキアの住人は都市を取り囲むように防御柵を築いた(数回にわたり再建もしている)。これは争いや争いの脅威が日常の一部となっていたことを示している。また、人口の密集が引き起こす公害や病気、資源の枯渇などの環境問題によって、これまで多くの社会が崩壊してきた。

 カホキア崩壊の最も有力な説のひとつは、いわゆる森林破壊仮説と呼ばれるものだ。1993年、南イリノイ大学エドワーズビル校の研究者らは、カホキアの衰退は防御柵などの建造のために大量の木を切り倒したことによるものではないかという仮説を提唱した。木が少なくなれば、浸食が進み、洪水が起こり、収穫が減る。彼らの仮説は、カホキア研究者の間で広く受け入れられた。

 2021年春、地質考古学者のケイトリン・ランキン氏がこの考えを覆した。ランキン氏は学術誌「Geoarchaeology」に研究を発表し、森林伐採や洪水が都市滅亡の原因になったとする説を否定した。ランキン氏が行った発掘調査からは、カホキアの時代に洪水が起こった痕跡は見つからなかったという。

 学者たちはさまざまな説を検討しており、異なるグループ間の争いが増えて都市の衰退を招いたのではないか、あるいは、一帯で大規模な干ばつが起こったために、カホキアの人々がより肥沃な土地を求めて都市を離れたのではないかといった意見が出されている。
文=EDITORS OF NATIONAL GEOGRAPHIC/訳=北村京子

・・・・・・“ なぜ衰退? 「過剰な伐採」説を否定 ”に続く・・・

⨁⨂参考資料: ミシシッピ文化(3/4) ⨂⨁

ヨーロッパ人との接触
デ・ソト遠征隊の崩壊と逃亡の後、ミシシッピ人はほとんどヨーロッパの直接影響がないままにその生活様式を続けた。しかし間接的にヨーロッパ人がもたらしたものが、ミシシッピ文化の様相を変えた。旧大陸の疫病が多くの首長制国家の社会秩序を衰弱させ、一方ある集団ではヨーロッパの馬を採用して遊牧民に変化した。多くの場所で政治構造が崩壊した。文書による証拠が残された時までに、ミシシッピ人の生活様式は決定的に変化してしまった。

ある集団ではマウンドを造っていた時代に遡る口承を維持した(例えば19世紀遅くのチェロキー族)ものの、他のインディアン集団は何百マイルも移動し、その間に年長者が病気で死に、先祖たちが各地に点在するマウンドを築いたことを忘れてしまった。

19世紀までの間に、ヨーロッパ人たちはミシシッピ川流域各地でマウンドを発見したが、その地のインディアンたちがマウンドを築く習慣を持たず、マウンドを作った者たちについての正体も知らなかったことから、「マウンドビルダー[5]」という謎の民族がいたという仮説が生まれた。

その正体は海を渡ったヴァイキング・ギリシャ人・中国人などと推定されたが、中にはイスラエルの失われた10支族や未知の超古代文明によるものではないか、という説を大真面目に検討した者もいた。この怪しげな説は1894年、サイラス・トーマスが考古学的調査の結果から、マウンドビルダーはアメリカ・インディアンの祖先であることを明らかにしたことで過去のものと化した。

知られているミシシッピ文化の首長制国家―その1―
ミシシッピ文化は政治的な地図を完全に理解して書き残される前にかなりの程度崩壊したが、多くのミシシッピ文化の政体は今でも知られている。これらを下記に示す。

エンジェル・マウンド(en:Angel Mounds):インディアナ州南部にあった首長制国家 アズトラン州立公園(en:Aztalan State Park):ウィスコンシン州にある小さなミシシッピ文化部族。大きなミシシッピ文化の北端。 カド:有史および現代のカドー族インディアンは少なくとも一つのミシシッピ文化の首長制国家から派生したと知られており、現在のルイジアナ州ナチトチェスとテキサス州ナコグドチェスに主要な首長制国家の祭祀センターがあった。 カホキア:イリノイ州コリンズビル(英語版)(イーストセントルイス近く)にあった、12世紀から13世紀頃の政治・宗教の中心地。カホキアはおそらく最初の、そして確実に最大で最も影響力あるミシシッピ文化の祭祀センターであった。世界遺産に登録されている。 イリノイ州イーストセントルイス:カホキアの西、ミシシッピ州セントルイスの東にあったこの祭祀センターは現在のイーストセントルイスにあたり、一部は市道の下にまた裏庭に保存されている。
・・・・・・明日に続く

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=Cahokia - Burial Mound 72 =

https://youtu.be/qC9-JWzq-Cs  

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=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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森のなかえ

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