宇宙にも天気予報があることを知っている人は少ないのでは
天気予報を知る人でも、宇宙天気予報がないと困る人たちが、たくさんいる
日々予報を発表し、「太陽嵐」によるさまざまなキケンから人類の安全と安心を守る
華やかな宇宙開発の影で宇宙気象の研究にいそしむ長妻 努
【この企画はWebナショジオ_“日本のエキスプローラ”/研究室にいって来た”を基調に編纂】
(文=川端裕人/写真=藤谷清美 & イラスト・史料編纂=涯 如水)
◇◆ 長妻 努(08) / 情報通信研究機構 宇宙天気予報 ◆◇
◆ 第4回 太陽活動は活発化? それとも沈静化?=2/2= ◆
太陽はおおむね11年周期で、南北の磁極が入れ替わるわけだが、今回はなぜか事情が違いそうだという。国立天文台によると、この12年間、太陽の北極がマイナス極・南極がプラス極(さすがにS極、N極とは呼ばないらしい)となっている状態だったのだが、北極の極性だけが反転し、北極も南極もプラス極という状態になりそうだという。南北の極で、同じプラス極になるわけだから、太陽内部で帳尻を合わせて、マイナス極が出来ているはずで、非常に複雑な磁場構造になると予測されている。
そして、なによりも話題になったのが、このような状態が、過去の観測記録の中で、太陽活動が低下し、同時に地球も寒冷化した時期と酷似しているのではないか、という指摘だ。具体的には、1645年から1715年にかけて黒点の数が極端に少なかったマウンダー極小期。例の11年周期は維持しつつも、もっと大きな50年から100年以上の周期の波があって、その中で、太陽活動が極端に低下する時期がある。その際には、地球上も寒冷化するらしい。
来年以降、太陽活動が活発化し、人工衛星はもちろん、地上のインフラにまで被害を与えるかもしれないという従来の予測。それに反して、太陽活動が低下し、それどころか、地球が寒冷になるかもしれないという予測。正反対の予測が目の前に2つあるのだ。
これについて長妻さんはどう考えるだろうか。
「1つ確実に言えることは、今の太陽活動は、今まで我々が経験してきたものと比べてかなり異質になっているということです。今までだと、平均11年ごとに太陽の磁場の極性が反転するのを繰り返していました。磁場の動きからすると22年周期の変化をしていたわけです。今回は北だけ反転したということで、国立天文台のチームは、磁石がひっくり返るのではなくて、プラス極が両方とも外側を向いていて、中にマイナス極があるような、磁石が2個できる状態が今、太陽にできつつあるのではないかと主張しているんですよね。本当にそうなるかは、まだ今の段階ではわかりません」
宇宙天気予報を担う長妻さんにしてみると、これから先、どのようになっていくかひたすら日々、人工衛星や地上の観測機器を用いて目を凝らしていくしかないようだ。
「1年か、あるいはそれ以上、観測していって、どちらのシナリオがもっともらしいか、分かってくると思います。今までになかった太陽活動の側面が見られるということで、研究としても面白い部分がありますね。ただ、もし本当にマウンダー極小期のような状態になってしまうと、地球の周りの宇宙環境が静かになるわけですから、もちろん、被害が出るような大きな活動も困るんですけど、静かすぎるのも研究にとっては面白みが少ないかもしれないな、と」
宇宙の天気予報をしつつ、「宇宙天気」そのものの研究者である長妻さんは、このあたりで非常に複雑そうな表情を見せたのだった。
次回は“第5回 巨大津波もリアルタイムに検出可能!”に続く・・・
■□参考資料: 太陽活動による地球への影響 (2/2) □■
今まで、東京では何度も巨大地震が発生してきました(Fig-3参照)。
1707年には、宝永地震、富士山の宝永噴火で約2万人が死亡し、1855年には安政江戸地震で約1万人が死亡しています。明治以降も、1923年の関東大震災で約14万人が死亡し、2011年の東日本大震災で約1万9千人が死亡しました。
■大地震がいつ起きるか予測する
これからやってくる2017年からは、太陽黒点数が著しく減少します。大地震がやって くることを予測、予知及び予言できるのです。過去の地震から推計すると、被害者数は6500人から15万人に及びます。2020年の東京オリンピックまで に首都南部直下大地震や東海大地震により、首都が壊滅状態になることも考えられます。
関東大震災前後の太陽サイクル
それでは、関東大震災前後の月別太陽黒点数推移を下記に掲載します。見事に、太陽黒点数の底で、大震災が発生しているのがわかると思います。
しかも、この時は、天候不順による大凶作で米騒動が発生しました。丸山教授の理論は正しかったのです。
阪神・淡路大震災前後の太陽サイクル
次に、阪神大震災前後の太陽黒点数の月別推移もご確認ください。見事に、太陽黒点数の底で、大地震が発生しています。しかも、この時も、関東大震災の時と同じように、天候不順による米の不況で米騒動まで起きています。
今後の予知
最後に、東日本大震災前後の太陽黒点数の推移に加え、NASAが予測する今後の太陽黒点数の推移を掲載します。
東日本大震災は、見事に太陽サイクルの底近辺で発生しています。そして、2017年以降は、どんどん太陽活動が低下していきます。
2020年の東京オリンピックの時には、なんと関東大震災が発生した時のレベルまで太陽黒点数が低下するのです。首都直下大地震で、東京オリンピックがとりやめになるなんてことも十分にあり得るのです!
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◆ 「太陽嵐による電力システム崩壊」人類滅亡の日~2/4 ◆
動画のURL: https://youtu.be/kX_8BUgwDNc
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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽 憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・
森のなかえ
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