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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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めくるめく知のフロンティア・学究達 =001=

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2011年3月11日 東北地方沖でのマグニチュード9の巨大地震による巨大津波

場所によっては波高10メートル以上 遡上高40メートル以上を記録

宮城県・岩手県・福島県を中心に 北海道から関東地方の太平洋岸に膨大な被害

近代都市を襲った史上はじめての巨大な津波

私たちは何を学び、これから何をすべきなのか / 津波研究者・今村文彦

【この企画はWebナショジオ_【研究室】「研究室」に行ってみた を基調に編纂】

(文=川端裕人/写真=藤谷清美 & イラスト・史料編纂=涯 如水)

◇◆  波研究者・今村文彦が見た“悪夢” =1/3= ◆◇

   2011年の3月11日、ぼくは取材でカンボジアに滞在していた。

 大地震の発生から2時間ほどたった頃に、宿泊先のホテルに戻ってきてインターネットで知った。部屋で視聴できるCNNなどの海外メディアも、すぐに震災一色になったので、とにかく日本で「とんでもないことが起こっている」と把握できた。最短で帰国できる飛行機で東京の自宅に戻ることに決めた。

 その時点で報道されていたものの中で、最も衝撃を受けたのが、東北地方太平洋岸の津波の映像だった。巨大な水の壁というか、岸の見えない巨大な大河が逆流してくるかのような現象が、あちこちの都市を破壊していくのは、ただただ恐ろしかった。その時、報道されたのは、たまたま被害の現場に居合わせた人が撮影したビデオだったり、公的機関の公開映像だったりしたわけだが、今では観測データをもとにコンピュータシミュレーションで再現したCGで、マクロな視点から確認出来る。

 海底の断層がずれた長大な海域で大きく水が持ち上がり、単なる波というより、巨大な水塊として、沿岸を襲った。それも、第2波、第3波と、延々と繰り返されて、特に仙台湾のような浅い海では、押し寄せた水塊が高い水の壁となって陸地になだれ込んだ。あくまで俯瞰的に「起こったこと」を再現したCGを観るだけでも、充分すぎるくらい生々しく、心が痛く、胸が苦しい。

さて、カンボジアから日本に戻る道中、様々な人たちが、被害に対する深い同情の言葉を述べてくれた。その際、映像で目の当たりにした津波のすさまじさについて話題にする人が多かった。単純に自然の猛威を恐怖するコメントや、なぜ日本のような「先進国」でもあの津波を食い止められなかったのか、そもそもどうして津波リスクのあるところに町を作ったのか……といった素朴な問いまで。

 震災後の慌ただしく落ち着かない日々、様々な雑事に引っかき回されつつも、具体的な意味で「復興」について語られることが多くなった昨今、こういった素朴な疑問について考えるようになった。それほどあの津波は衝撃的だったし、多くの人命を奪い、町を破壊した。

 整理すると、こんなふうだろうか。

なぜ、こんな巨大な自然現象が、理不尽にも起きるのだろうか。
●なんらかの対策で、津波の被害をもっと軽減することはできないのだろうか。
●運悪く逃げ遅れた人たちが、逃げ遅れずに済むにはどうすればよかったのだろうか。

 というわけで、津波工学の第一人者、東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター・津波工学研究室の今村文彦教授に話を伺った。今村教授は、津波の発生メカニズムについての科学者であると同時に、防災にまつわる工学者でもある。

・・・・・・明日に続く・・・・・

◇ We Pray for Japan ◇

・・・https://youtu.be/6tpC00hK-_k?list=PLORrVF9ZX_qHAYpj7t5OjmELuQZ9bqHn7・・・

動画再生不能の時は上記URL(⇑)をクリックしてください

//////参考資料/////// 

■□ 参考資料: 災害科学国際研究所・所長 ご挨拶 □■

= 地球規模の視点で災害のメカニズムを解明。国境、文化を超えて世界の災害軽減に貢献します。=

東北大学 災害科学国際研究所 所 長 今村 文彦

災害科学国際研究所(IRIDeS: International Research Institute of Disaster Science)は、東日本大震災の約1年後に発足した、東北大学で一番新しい研究所です。

2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震とこの地震が引き起こした津波により、東日本は大きな打撃を受けました。約2万人が犠牲となり、さらに福島第一原子力発電所の事故により、人類がそれまで経験したことのない広域複合災害「東日本大震災」となりました。

東北大学は、それに先立つ2007年、高い確率で発生が予想されていた宮城県沖地震を視野に入れ、学内の文・理・工・医学系から約30名のメンバーが集まり防災科学研究拠点を結成していましたが、東日本大震災の規模は想定をはるかに超えるものであり、十分対応できなかったという反省がありました。

東北大学は、その教訓から学び、大災害を二度と繰り返さないことをミッションに、2012年4月、同拠点を大幅に拡充し、災害科学国際研究所(IRIDeS)を発足させたのです。

IRIDeSには、様々な専門分野の研究者約100名が7部門で活動し、災害対応サイクルに沿った課題や対応を整理しながら、災害科学の深化および実践的防災学の構築にあたっています。今日に至るまで、東日本大震災の被害把握、巨大地震・津波メカニズムの解明、震災アーカイブの整備、被災地支援の実践、災害医学の構築など、着実に成果をあげてまいりました。

IRIDeSは、 2015年3月に仙台にて開催された第3回国連防災世界会議を全面的に支援し、この国連会議で採択された世界の防災指針「仙台防災枠組2015-2030」の実施を推進するため、国内外での産官学民連携に力を入れて、さまざまな研究・実践活動を続けています。

これからも災害科学の学術研究を発展させながら、東日本大震災などの被災地の復興とともに国内外での総合的な災害軽減を目指していきます。

今後も、皆さまのご支援・ご協力をお願い申し上げます。

東北大学 災害科学国際研究所〒980-8572 仙台市青葉区荒巻字青葉468-1  022-752-2011(代表) 022-752-2049(広報室)

明日に続く・・・・・

◆ 東北大モデル ◆

・・・https://youtu.be/-wX5HDkXKKo・・・

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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