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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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「バックマン」と呼ばれる西田賢司 =020=

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 〇◎ “命のことを知らずして、命の大切さは理解できない” ◎〇

= 探検的調査を実践する “探検昆虫学者” 西田賢司 =

【この企画はWebナショジオ_“「コスタリカ 昆虫中心生活」” に追記・補講し、転載した】

☠ 中米コスタリカで新種の昆虫を見つけまくる男! 「バックマン」 ☠

曰く 『昆虫は、僕たちに自然の変化を教えてくれる一番身近な存在です』

◇◆ =020= 〝私はハチではありません!“ ◆◇

   みなさん! 上の写真、ハチに見えるでしょ? でも違うんです。 蛾なんです。

  スズメバチになりすました蛾の一種セスジスカシバが、人目もはばからず、堂々と交尾している。先日、日本に帰国していた間に大分県の九重町で見つけた。見つけた時期(日本の夏の終わり)は、ちょうどスズメバチなど狩りをするハチたちが数を増やして、活発に動き回っている時期。この姿なら、人だけでなく、敵も近寄らないだろう。

  強力な毒針と社会性をもつアシナガバチやスズメバチは、昆虫界の「ライオン」といえるかもしれない。さまざまな昆虫を狩って餌にするだけでなく、哺乳類や爬虫類、鳥などの大型の天敵の多くも、その毒針を警戒する。

  だから、そんな“百虫の王”に擬態する昆虫たちは少なくない。

 というわけで今回は、ぼくのお気に入り「我の虫」、蛾たちがハチに擬態しているところをご覧いただこう。

Ӂ 葉陰からこちらを見つめている目 Ӂ

 編集Y : 家政婦は見た!?

 西田 : 吉本新喜劇の家政婦のネタというのは知ってますが・・・?

 Y : この虫、他人の私生活をのぞくのが好きなんですかね。

 西 : ちゃうと思います。

 Y : 何者ですか?

 西 : ゾウムシです。ヒメゾウムシの一種。 コショウの仲間の葉っぱを食べて穴をあけ、そこに横向きに鎮座しています。

 Y : 穴を開けて?

 Y : 潜りこんでますね。

 西 : たぶん鳥の糞に擬態しているんだと思います。

 Y : ふーん。

 西 : 笑!なかなかオモロイでんがなぁ~。

=参考資料・文献=

ゾウムシ

 ゾウムシ(象虫)は、甲虫類のグループの一つ。狭義のゾウムシはゾウムシ科やオサンゾウムシ科などに分類される甲虫の総称だが、広義のゾウムシはコウチョウ目(鞘翅目)・ゾウムシ上科(Curculionoidea)に分類される昆虫を指す。和名の「象虫」はこれを象の鼻に見立てたところに由来する。が、いわゆるゾウムシらしい体型をしていないオトンブミやキクイムシなども含まれる。

 分類上はカミキリムシやハムシといったハムシ上科に近縁で、植物食によく適応した群である。種名のあるものだけで日本で1,000種以上、全世界では約6万種ともいわれ、多種多様な甲虫類の中でも特に大きなグループである。

 成虫の体長は数mmから数cmくらいの小型の甲虫である。丸みを帯びた体表は、硬くて頑丈な外骨格に覆われている。頭部から吻(口先)が長く伸び、その先に口を持つ種類が多い。この口吻は植物組織に穿孔して産卵するのに適応した器官であるが、二次的にこうした産卵習性を失って口吻が短く退化したものも存在する。動きは遅いが頑丈な外骨格で身を守り、敵に出会うと擬死(死んだふり)をすることが多い。

 幼虫・成虫とも、すべての種類が植物食で、成虫が植物組織に口吻で穿った孔に産みつけられた卵から孵化した幼虫が、そのまま穿孔生活に移るものが多く、中には虫こぶを形成するものもある。こうした丁寧な産卵習性のため、大型の卵を少数産卵するものが多いが、コブキゾウムシやシロコゾウムシといったゾウムシ科の短吻群と呼ばれるグループは二次的に口吻が退化して太く短くなり、小さな卵を多量に土壌中に産み落とし、幼虫は自由生活をする。中には農作物に重大な被害をおよぼす害虫となるものもいる。

 森林や草地に多くの種類が生息するため、木の枝の下に布を広げて枝を叩くと、多くのゾウムシが落ちてくる。夜間に灯火へ飛来する種類も多い。コクゾウムシなど、穀物の貯蔵庫に生息する種類もいる。

  ・・・・・・つづく

◇◆ テナガオサゾウムシ2_1308Thai  ◆◇

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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