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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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「バックマン」と呼ばれる西田賢司 =018=

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〇◎ “命のことを知らずして、命の大切さは理解できない” ◎〇

= 探検的調査を実践する “探検昆虫学者” 西田賢司 =

【この企画はWebナショジオ_“「コスタリカ 昆虫中心生活」” に追記・補講し、転載した】

☠ 中米コスタリカで新種の昆虫を見つけまくる男! 「バックマン」 ☠

曰く 『昆虫は、僕たちに自然の変化を教えてくれる一番身近な存在です』

◇◆ =018= 日本にもいる!! 変な虫たち ◆◇

  日本での生活も、もう終わり。コスタリカへ旅立つ日が近づいた。 というわけで、今回は帰国中に日本で出会ったヘンな虫たちをご紹介。

 最初はツノゼミ。コスタリカでは、これまでにたくさんのツノゼミに出会ってきたけど、日本では、まだ見たことがなかった。今回の帰国中にぜひ見てみたい! と探すこと1カ月半、やりました~! 見つけたんです!

 上の写真が、兵庫県のハチ北高原の木の枝を歩いていたツノゼミ。ツノを生やし、鎮座する格好はなんとも言えない。これで悔いなくコスタリカに帰ることができる!

  実家の庭では、ちっちゃいけどインパクトの大きな虫に出会った。

 下の写真のヘクソカズラグンバイという昆虫だ。こりゃまたスカスカというか、抜けがらのような、ヘンな虫。

  大阪の実家は、駅前の住宅街にある。「こんなとこに、こんなんがおるんかいな!」 調べると、最近になって増えてきている日本原産でない虫だという。

  先週は、標高1500メートル近い信州の山を訪れた。コスタリカの熱帯林保護活動でつながりのある「ペンションふくなが」さんにおじゃま虫。

  気温が15度。涼しいというか寒い。外を見ると、白樺の木々の間に白い煙が立ち込めている。

  信州の山は、ぼくが好きなコスタリカのモンテベルデを思い起こさせてくれた。気候がちょうど熱帯雲霧林のようだったこともあるし、虫こぶが目立ったことも大きな理由だ(虫こぶについては、第26回 虫がつくった究極の芸術作品を参照してください)。

   ミズナラの葉の表にまんまるな赤い玉があっちの葉にも、こっちの葉にも(上の写真)。タマバチの幼虫がつくった虫こぶだ。かじってみると、食感はリンゴのようで、味は熟していない青リンゴのようで、少し甘みがある感じ。

   同じ木の葉の裏には違う形をした虫こぶが! 葉脈に沿って、真っ赤なサクランボのような「実」がなっている(下の写真)。かじってみると渋かった!

   現地で「コスタリカフェ」というイベントが催され、ぼくがお好み焼きをふるまうことになった。そこで甘みのあるほうの虫こぶを刻んでお好み焼きに入れよう! とペンションの皆さんに提案してみたが、あまり反応がよくなく、今回は入れるのを断念した。

   そうそう、まずは自分自身で「毒味」をしないと。いつか虫こぶ入りのお好み焼きを作ってみたいものだ。

 Ӂ 写真の中に隠れている虫は? Ӂ

  写真の中に昆虫がかくれています。

  どこに何がかくれているでしょう?(こたえは次のページ!)

 <こたえ>蛾です。

  さて、みなさんはわかりましたか?

  クロスジハイイロエダシャクという蛾が、立っている朽木の幹の表面に翅を平らに広げてペタリ。頭をやや右下向きにしてとまっている。

  日本に滞在中、昆虫好きのご家族と兵庫県のハチ北高原へ採集に行ったところ、見つけたのがこの蛾。「現物を見てもらおう」と、だいぶ前を行くみんなにこの場所まで戻ってきてもらった。

  自分がどこにとまるべきなのか、この蛾にはわかっているにちがいない。

  種の同定は宮野昭彦さんにしてもらいました。ありがとうございます。

=参考資料・文献=

 ツノゼミ科

   ツノゼミ科 (Membracidae) は、カネムシ目(半翅目)に属する昆虫の科。世界で約600属3200種が記録されている。日本では16種が記録されている。分類学的にはヨコバイやセミに近縁である。なお単にツノゼミというと、本科の種の総称、あるいは本科に属するツノゼミ のいずれかを指す。

   ツノゼミの多くの種では、その胸部背面に「奇妙で多様な」形態をした「ヘルメット」と呼ばれる構造を持つことで知られる。

    頭部は垂直方向に扁平で、単眼は2つある[3]。触角は針状で短い[3]。胸部背面には、ツノゼミに特有のヘルメット状の構造をもつが、その形態は種によって変化に富み、烏帽子形、剣形、樹木の枝のような形まで様々である。この構造は、前胸が変形して出来たものであると考えられていたが、2011年に、この構造は中胸の前翅、後胸の後翅とは別に系統発生的に昆虫の前胸にもかつて存在した第3の翅に相当するものであるとする仮説が、科学雑誌ネイチュアーに発表された。

    しかし、昆虫の翅の基部構造を幅広く研究している北海道大学農学部の吉澤和徳は、この論文ではデータの解釈などに問題があり、結果としてその仮説も間違っていると反論している[この反論では、ツノゼミのヘルメット状構造は前胸が変形して生じたという従来の定説を支持している。

   ツノゼミは植物の茎や樹の幹などの上で生活している。節管液を餌とし、余剰の糖分と水分を甘露として排泄する。甘露はアリに食物として利用され、その代わりにアリはツノゼミを天敵から守るという相利共生関係にある。また、アリと同じ膜翅目スズメバチ上科にはツノゼミに対して同様の相利共生関係を築くスズメバチ科アシナガバチ亜科の Parachartergus apicalis なども知られている。

  ・・・・・・つづく

 ◇◆ 【驚き】宇宙人!?奇妙過ぎる姿のツノゼミたち【昆虫】 ◆◇

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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