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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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「バックマン」と呼ばれる西田賢司 =009=

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〇◎ “命のことを知らずして、命の大切さは理解できない” ◎〇

= 探検的調査を実践する “探検昆虫学者” 西田賢司 =

【この企画はWebナショジオ_“「コスタリカ 昆虫中心生活」” に追記・補講し、転載した】

☠ 中米コスタリカで新種の昆虫を見つけまくる男! 「バックマン」 ☠

曰く 『昆虫は、僕たちに自然の変化を教えてくれる一番身近な存在です』 

◇◆ =009= 祝・辰年! 龍の顔を持つ昆虫  ◆◇

昆虫ー015

   2012年は辰年ということで、辰にちなんだ写真はないかと去年から構想をねっていた。「う~ん・・・」

  先日、半年ほど前に撮影した写真をパソコンで流し見していると、「ん!これはなんか龍に似てる!」と上の写真でマウスが止まった。もちろん本物の龍は見たことがないけれど、小さい頃から絵や作り物を見てきたので、この写真を見た時、ビビッときたのだろう。

  この昆虫は、第7回の「ワニ頭の昆虫の“マチャカ”伝説」でご覧いただいた、ユカタンビワハゴロモの仲間で、こちらはワニの頭ではなく、なんと龍の顔!

  そして、第8回の「甘いオシッコに集まってくるのは?」に登場したビワハゴロモと同じように、この「龍」ビワハゴロモにもカタツムリたちが甘露オシッコ(糖分を含んだ液体の排泄物)を頂戴しにやってくる。

  話はがらっと変わるけど、10年ほど前からたまっている標本などを「今年こそは整理せなアカンなぁ~」と毎年言っている自分に反省。

 本年もどうぞよろしくおねがいします。

 昆虫ー016

 Ӂ まさか、これが新種とは!Ӂ 

  大学院を下見したり、スペイン語を磨いたりするためにコスタリカを訪れていた1997年の話。

  標高3000メートル級の高山の一帯で、蝶や昼間飛ぶ蛾を調査するというので同行させてもらった。初めての野外採集に胸躍った。ぼくはまだ、コスタリカの蝶のことなど何も知らなかった。

  赤道近くのコスタリカであれ、高山となれば年中寒い。昼間なのに寒い。晴れていても気温は15℃。夜は0℃近くまで下がる。足を進めるが、辺りはまったく静かで、蝶が飛ぶ気配もない。他の虫たちもそう見かけない。

  空気が薄いので、知らずと深く息を吸っていた、そのときだ。

  20メートルほど先の林道を、モンシロチョウのような白い蝶が横切った。

 あわてて駆け足でそこへ急ぐ。あっ、また! 今度はこっちに向かって飛んでくる。

 網を構える。ジャーンプ!

 蝶は網の中に入っていた。

 後でもう一匹、必死になって網を振り回しながら追いかけ捕まえた。息苦しかったけど、気持ちよかった。

 家に着いて、翅を広げてみるが、2匹のうち、1匹は翅が少しボロボロだったので、ゴミ箱へ捨てた。後日、蝶の専門家に見てもらうと、なんとそれは新種だった!

 ゴミ箱をあさるアホな自分・・・、すでにその蝶はゴミ焼却所へと向かった後だった。

  痛恨。

昆虫ー017

 =参考資料・文献=

 ジャノメチョウ亜科ではヒメウラナミジャノメとともに、比較的よく見られる蝶。は表裏ともに一様に茶褐色で、前翅に2つ・後翅に1つの眼状紋があるが、他のジャノメチョウ亜科の蝶には多い金色の輪郭がないためあまり目立たない。前翅長は、28-42cmメスはオスよりも大型で、翅は丸みを帯びる。

 幼虫はイネ科のススキ、スズメカタピラ、ノガリヤスやカヤツリグサ科のヒkジャゲスゲ、ショウジョウズゲなどを、食草とする。食草の近くの草地に降り、食草には産みつけず放卵する。1-3齢の幼虫の形態で越冬る。

 年一化性で、成虫は7月から9月にかけて見られる。草原をゆるやかに飛翔し、樹液・獣糞・腐果によく訪れるほか、ジャノメチョウ亜科には珍しくノアザミ、ヒメジオンなどの花の蜜を吸う。

 チョウ     シャクガモドキ科 Hedylidae

   アゲハチョウ上科 :セセリチョウ科 Hesperiidae :アゲハチョウ科 Papilionidae

            :シロチョウ科 Pieridae :シジミタテハ科 Riodinidae

            :タテハチョウ科 Nymphalidae  

昆虫ー018 ・・・・・・つづく

◇◆ コスタリカ サラピキ Sarapiqui Costa Rica ◆◇

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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