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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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今日(狂)の狂言 : 09月22日(日曜日) &旅と文化の足跡が野帳

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★ 忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 ★

◆ うまいこと大金ゲットしたはずなのに、パクられちまったZE!!! Oh!!Mistake...(1950年)。=少年が給料を強奪し、愛人と逃走するも2日後に逮捕(日大・オー・ミステーク事件)= ◆ 日光猿軍団の夢と東照大権現の御利益を載せた特急列車「けごん」が運行開始(1951年)。 ◆ 天皇陛下におかせられましては本日手術に臨まれましたものの、本当の御病状を申し上げるには畏れ多く膵臓の病気であると陛下に申し上げ奉りました(1987年)。

◎ ◎ 創刊120年以上の“ナショジオ”が綴る【 そうだったのか! 】 =第5回= ◎ ◎

1921-1956期 « 山本五十六はナショジオの読者だった(後節) »

……National Geographic Journal Japan 〉 ニュース〉 旅&文化〉 より……

2012年2月1日 / (Web編集部)

1921年3月号にはロンドン~オーストラリア間を飛行したレポートが掲載されるとともに、飛行機の明るい未来をきっぱりと予言。

 1924年7月号では3本の特集「アメリカ横断無着陸飛行(The Non-stop Flight Across America)」「空から見る祖国(Our Country Through the Airman’s Camera)」「空にはばたいた人類の進歩について(Man’s Progress in Conquering the Air)」だけで1冊を構成し、例によって「これでもか!」と飛行機ネタでたたみかけました。

 山本五十六が『ナショナル ジオグラフィック』を購読していたのはちょうどこの時期です。  それがわかったのは、1999年4月号の特集「ミッドウェー海戦」のために、筆者のトム・アレンが資料をあたっていたときでした。

 五十六が購読していたのは1918年から1930年まで。  1918年といえば、駐在補佐官として渡米する前年です。

 山本五十六は翌19年から21年までボストンに滞在し、ハーバード大学にも留学。また、26年から28年まで駐米大使館付きの武官として2度目の渡米をはたし、日本に戻ってから30年まで鎌倉に暮らしました。

「鎌倉の自宅には、ナショナル ジオグラフィックが米国から毎月届きました。当時小学生だった私は、父より先に封筒から取り出してよく見たものです」とは山本五十六の長男である山本義正さんです。

「本棚の半分は米国の歴史に関する本で、ほかに黄色い背表紙のナショナル ジオグラフィックがたくさん並んでいました。付録地図もケースのなかに大切にとってありました。父は米国を知るためにあらゆる勉強をしていました」(1999年4月号より)

 そもそも軍人である山本五十六にとって、米国だけでなく、世界の地理がわかるナショジオはおそらくたいへん興味深い雑誌だったに違いありません。また、第二次世界大戦前にこれからは飛行機の時代になると読んでいたのは、飛行機ネタが好きなナショジオと無関係ではないかもしれませんね。

 山本五十六が購読を始めた1918年の『ナショナル ジオグラフィック』4月号には、「海の至宝:わたしたちの海軍(The Gems of the Ocean : Our American Navy)」という特集があります。そのなかには、真珠湾で攻撃、撃沈された戦艦アリゾナやペンシルベニアも紹介されていました。

 アメリカとの開戦に最後まで反対しながらも、真珠湾攻撃とミッドウェー海戦の総指揮をとった山本五十六。『ナショナル ジオグラフィック』で見たこれらの戦艦を、はたしてどんな想いで攻撃したのでしょうか。

因みに、山本五十六の米国留学 1919年(大正8年)4月5日、アメリカ合衆国への駐在を受命、ハーバード大学に留学した(~1921年5月5日)。アメリカに駐在する前の1918年)から「ナショナルジオグラフィック」を購読していた。

長男の山本義正は、2度目のアメリカ滞在から日本に帰国した1928年(昭和3年)以降のこととして「(山本がアメリカから帰国してから1930年(昭和5年)まで住んだ)鎌倉・材木座の自宅には、ナショナルジオグラフィックがアメリカから毎月届きました。

当時小学生だった私は、父より先に封筒から取り出して良く見たものです」「(山本の)本棚の半分はアメリカの歴史に関する本で、他に黄色い背表紙のナショナルジオグラフィックがたくさん並んでいました。付録地図もケースの中に大切にとってありました。父はアメリカを知るためのあらゆる勉強をしていました」と語った。

アメリカ国内を視察し、油田や自動車産業、飛行機産業とそのサプライチェーンに強い印象を受けている。日本では専売指定されていた砂糖と塩でさえ、アメリカではともにプラントで大量生産され、市場で大量消費されていることをワシントンD.C.の喫茶店で身をもって知り、彼我の生産および流通の圧倒的な差に衝撃を受ける。

後に軍縮会議出席のため渡米中、山本がコーヒーに多量の砂糖を入れて飲むのを見た同席者が「ずいぶん甘党ですね」と声をかけると、「できるだけ(仮想敵である)アメリカの物資を使ってやるんだ」と冗談で答えている。

このアメリカ滞在時に駐米海軍武官の上田良武大佐(海軍航空開発の第一人者)より受けた指導と視察、研究の影響が、航空機の活用に着目するきっかけになった可能性がある。

次回は “ 世界初の水中カラー写真は命がけ“ に続く・・・・・

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