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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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今日(狂)の狂言 : 08月07日(水曜日) &旅と文化の足跡が野帳

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★ 忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 ★

◆ 「耳の日」「虫歯予防デー」「目の愛護デー」程知られていないが、本日は鼻の日。 ◆ 1801年- 富山元十郎らが千島列島のウルップ島に「天地長久大日本属島」の標柱を立てる。&so、日本初の正確な地図が江戸幕府に献上(1821年)されるが、制作を指揮した本人はその席に立ち合えぬまま十万億土に旅立った後だった。 ◆ 多摩川に「タマちゃん」現れ人気者に。-2002年-その後、姿を消したので彼方此方アザさラシすれど行方不明の賞金首に!!?

◎ ◎ 特別企画:パリオリンピック2024に向けて、セーヌ川再生の物語 =後節=  ◎ ◎

- - -「清流ではないが、水中にすむ生物にとっては健全な状態だ」- - -

=National Geographic Journal Japan 〉ニュース〉旅&文化〉  ・・・・2024.06.29 / 文=Mary Winston Nicklin/訳=夏村貴子

  技術者40人が結集した地下貯水設備  

  パリの地下鉄オステルリッツ駅近くの地下には貯水施設があり、オリンピック競技用プール20面分の雨水をためられるようになっている。地下鉄はこの巨大建造物の上を走っていて、3年半の間、乗客は建設の様子を見ることができた。

  コンクリートでできたこの貯水施設は何本もの支柱で固定され、支柱は地下80メートルの深さに達する。地上はいずれ緑地になる予定だ。この貯水施設は、セーヌ川を泳げるようにする計画の要となる。(参考記事:「ベルサイユ宮殿の栄華を支えた巨大揚水装置『マルリーの機械』」https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/082400488/

  パリの下水道は、その大部分が19世紀の技術者であるウジェーヌ・ベルグランの遺産だ。雨水も汚水も、地下に張り巡らされた巨大迷路のような下水道に流され、重力に従ってパリ郊外の処理施設へ運ばれる。

  しかし、豪雨のときは道路の冠水を防ぐため、セーヌ川に通じる排水弁が開けられた。今回建設されたような貯水施設があれば、そうしたシナリオを防げる。40人の技術者チームによって開発された地下貯水設備は、優れた技術の賜物だ。

  パリは非常に整然とした街だ。地下には採石場跡や地下鉄のトンネル、下水道、ガス管、電線が幾重にも張り巡らされている。こうした都市機能が密集する中、地下トンネルを掘り、セーヌ川の下に配管を通し、雨水を流せるようにした。地下貯水施設にためられた水はその後時間をかけて下水道に放流され、水処理施設に運ばれた後、川に戻っていく。(参考記事:「パリの忘れられたユートピア」https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/photo/16/092300109/  

  かつてのような、人々のための川へ

  だが、これで終わりではない。2023年8月には雨で川の汚染レベルが急激に上昇したため、水泳競技のテストイベントの中止が相次いだ。激しい暴風雨になればオリンピック競技への影響もあるかもしれない。それでも2023年の夏には、10日間のうち平均で7日はセーヌ川での遊泳は可能だという科学的測定データが示された。現在までに、さらに3つの集水設備と雨水貯留設備も新たに稼働を始めている。

  最終的に目指すのは、かつて車道だったセーヌ川沿いの道が歩行者の道になったように、セーヌ川を人々の手に戻すことだ。

  まもなく、セーヌ川はオリンピック開催で大きな脚光を浴びる。新たに作られる公共の遊泳スポットは、温暖化で猛暑になった夏の間、セーヌ川のほとりに暮らす人々が涼をとる場所になるだろう。10代の若者は水辺にたむろする。アスリートは競技用コースで競い合う。子どもたちは思い切り川に飛び込む。かつて人々がそうしていたように。(参考記事:「仏で史上最高45℃、欧州が暑くなっている」https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/070200385/

  さかのぼること1900年、1回目のパリ五輪では、水泳選手はセーヌ川で競った。さらにもっと前、17世紀の快楽主義者は裸でこの川を泳いだものだった。そしてはるか昔、川沿いに街ができる前から、何世代にもわたって人々はセーヌ川のほとりで暮らしを営んできた。ときにはセーヌ川の水に浸りながら。 ==  おわり ==

  <パリ五輪>セーヌ川から出た後…「嘔吐だけで10回」そのまま生中継された

 8/2(金) 中央日報配信

 フランス・パリのセーヌ川の水質問題で物議をかもした2024パリ五輪トライアスロンが紆余曲折の末に終了したが、選手たちが競技後に嘔吐する姿が目撃されるなど異常症状を見せ、セーヌ川の水質問題が再び俎上に上がった。

 1日(現地時間)、ニューヨーク・ポストなどによると、パリ五輪トライアスロンに出場したカナダのタイラー・ミスローチャクは決勝点を通過して以来、約10回嘔吐した。 鉄人三種競技とマラソン水泳競技が繰り広げられるセーヌ川の水質は大会前から大きな問題となってきた。 開会式の日に大雨が降った後、処理されていない廃水がセーヌ川に流れ込み、水質はさらに悪化した。

 このため、男子部トライアスロンの日程が延期されたが、組織委は結局先月31日に強行した。 男子部個人戦に出場して金メダルを取った英国のアレックス・イーは「運良くどの五輪種目よりも美しい競技場を使ったと思う。このようなメリットに比べれば、セーヌ川が汚いというのは小さなリスクだろう」と話した。それでもフランス政府が水をきれいにしようと努力している。その事実を知って試合した方が、知らずに試合するよりはましではないか」と反問した。

 自国で開かれた大会で金メダルを首にかけたカサンドル・ボグランは試合直後、テレビ局フランス2とのインタビューでは「試合直前に嘔吐した。セーヌ川での練習のせいか、緊張したせいかは分からない」とし、「場所のせいで今回の五輪トライアスロンが注目されたが、いくつかの競技の一つだと考えようとした」と話した。 米国のセス・ライダーは「パリに来てからわざわざ手を洗っていない。大腸菌に慣れるためにトイレに行ってきた後も手を洗わない」とし、試合の強行を批判した。

 2006年、世界トライアスロン連盟が定めた競技適合基準は、大腸菌100ミリリットル当たり1000個、腸球菌100ミリリットル当たり400個未満だ。この数値を超えた水で泳げば、胃腸炎や結膜炎、外耳炎、皮膚疾患などを患う可能性がある。 パリ市民の夢であるセーヌ川水泳のために、パリ市はパリ五輪を契機に下水処理施設の現代化などセーヌ川の浄化事業に2015年以来15億ユーロ(約2500億円)を上回る桁外れの資金を投じた。

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領はトライアスロン女子部の試合が開かれる途中、ソーシャル・ネットワーキング・サービスに選手たちが入手する映像を共有し「もうセーヌ川でも泳ぐことができる」と書き込んだ。  

・・・・・・・・明日 新企画に続く・・・・・

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