Quantcast
Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2016

感染症の把握と実験室診断法/安田二朗(08/mn)_学究達=604

$
0
0

ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年12月02日<ⰧⰊⰧ

☆ コルシカの貧乏貴族にして山師のナポレオン戴冠式(1804年) &so 甥のルイ=ナポレオンがナポレオン3世としてフランス皇帝に即位。喜劇のフランス第二帝政が始まる(1852年)。    ☆ アーン♥♥がメニューにある様な特殊な小料理屋や呑み屋の営業が認められる地域について、一応赤線で囲むことにした(1946年)。    ☆ “奴隷制度廃止国際デー”なのだが、森昭雄の誹謗中傷に業を煮やした任天堂が、ニンテンドーDSを前線に投入(2004年)。この好調に気をよくした同社は、2年後(2006年)にPlayStation 3対策兵器のWiiを実戦配備した。

本日記載附録(ブログ)

エボラ、マールブルグ、ラッサ、クリミア・コンゴなどの出血熱

インフルエンザ、ノロ、マダニから移るSFTS

ウイルス性の「新興感染症」の研究と新たな治療薬の開発

 バイオテロ対策への貢献で文部科学大臣表彰科学技術賞をも受賞 

  = 感染症医療分野で未踏の領野に挑む・安田二朗(08/nm)= 

【この企画はWebナショジオ(文=川端裕人、写真=的野弘路)】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

  第4回 エボラ出血熱で約5500頭のゴリラが死んでいた =2/4= 

 北海道大学に戻って遺伝子病制御研究所の助教授になり、エボラウイルスやレトロウイルスなど、つまり、膜を持ったエンベロープ・ウイルスの増殖機構を研究し、現在の研究の基礎を固めた。

 そして、その後が、さらにさらに異色なのである。

「科学警察研究所といいまして、千葉県柏市にある警察庁の唯一の研究所に行くことになりました。2001年にアメリカで同時多発テロが起きた後、炭疽菌郵送事件っていうのがあったのを覚えていますか。日本国内でも模倣事件で白い粉を送る事件がありました。でも当時、警察庁には対応できる部署がなかったし、研究室もなかったんです。そこで、バイオテロの対策研究室をつくりたいので、責任者として来てくれないかと。これはやりがいがあるし、大学でやってた研究をそのままやってもいいということだったので、じゃあ行きますってことになりました」

 警察庁のバイオテロ対策の研究室を切り盛りすることになり、バイオテロに実効性がある成果も出した。実は、安田さんの研究室を訪ねるきっかけになった文科省の表彰は、その件についてのものだ。それが一区切りついたところで、今度は長崎大学熱帯医学研究所に移ることになったわけだが、研究開発の評価は「後からついてくる」ものなのである。

「最初に申し上げたんですけど、長崎大学熱帯医学研究所のもともとの主流って、やっぱり寄生虫なんですよ。寄生虫感染症が一番主流で、ウイルスの研究室って、今所長をやられてる森田公一先生の部屋しかなかったんですね。それも、アルボウイルス、節足動物媒介性のウイルス感染症がメインなんですね。それで、熱帯医学で出血熱ウイルスとか、非常に高病原性のウイルス感染症を研究する部屋が必要だろうというわけで、お話をいただいたんです」

  警察庁のバイオテロ対策、由緒正しい長崎大学熱帯医学研究所の新興ウイルス部門の立ち上げと、この十年ほどの間に安田さんは、新分野や新しい研究所のスタートアップを立て続けにこなしたことになる。

新しいことをすると新しい出会いがある。安田さんがこの期間に出会ったものの一つが、「フィールド」だ。

「2008年にはじめて西アフリカのガボンに行ったんです。エボラ出血熱のアウトブレイク(感染爆発)がたびたび起きている土地です。感染症の研究拠点があるフランスヴィルは、首都からプロペラ機に乗っていくんですが、上空から見るとまさにジャングルなんですよ。ガボン共和国はニシローランドゴリラの一大生息地で、京大の山極寿一先生なんかもよくいらしていたところですが、エボラ出血熱が実際アウトブレイクしているのは、こういうところなんだっていうのを、まずここで上空から見て衝撃を受けました」

 これまで安田さんがエボラウイルスと付き合ってきたのは、あくまで実験室の中、さらにいえば「顕微鏡下」であったりした。それがはじめて「ゴリラがいるようなジャングルの中」という強烈な認識がリアリティを持って飛び込んできた。

明日に続く・・・・・

【参考資料】 : 後天性免疫不全症候群(2/4)

無症候期

多くの人は急性感染期を過ぎて症状が軽快し、おおむね5年から10年は無症状であるが、体内でHIVが盛んに増殖を繰り返す。また、免疫担当細胞であるCD4陽性T細胞がそれに見合うだけ作られ、ウイルスがCD4陽性T細胞に感染し破壊するプロセスが繰り返されるため、見かけ上の血中ウイルス濃度が低く抑えられているという動的な平衡状態にある。無症候期を通じてCD4陽性T細胞数は徐々に減少していってしまう。無症候期にある感染者は無症候性キャリア(AC)とも呼ばれる。

またこの期間に、自己免疫性疾患に似た症状を呈することが多いことも報告されている。ほかにも帯状疱疹を繰り返し発症する場合も多い。

発病期-1-

血液中のCD4陽性T細胞がある程度まで減少していくと、身体的に免疫力低下症状を呈するようになる。

多くの場合、最初は全身倦怠感、体重の急激な減少、慢性的な下痢、極度の過労、帯状疱疹、過呼吸めまい、発疹、口内炎、発熱、喉炎症、など、風邪によく似た症状のエイズ関連症状を呈する。また、顔面から全身にかけての脂漏性皮膚炎などもこの時期に見られる。大抵これらの症状によって医療機関を訪れ、検査結果からHIV感染が判明してくる。

その後、免疫担当細胞であるCD4陽性T細胞の減少と同時に、普通の人間生活ではかからないような多くの日和見感染を生じ、ニューモシスチス肺炎カポジ肉腫悪性リンパ腫皮膚がんなどの悪性腫瘍サイトメガロウイルスによる身体の異常など、生命に危険が及ぶ症状を呈してくる。また、HIV感染細胞が中枢神経系組織へ浸潤し、脳の神経細胞が冒されるとHIV脳症と呼ばれ、精神障害認知症記憶喪失を引き起こすこともある。

通常、感染したと認められてから長期間経過したあとに、以下の23の疾患(AIDS指標疾患という)のいずれかを発症した場合にAIDS発症と判断される。

◎ A.真菌症 1.カンジダ症食道気管気管支) 2.クリプトコッカス症(肺以外) 3.コクシジオイデス症 (1)全身に播種したもの (2)肺、頚部、肺門リンパ節以外の部位に起こったもの 4.ヒストプラズマ症 (1)全身に播種したもの (2)肺、頚部、肺門リンパ節以外の部位に起こったもの 5.ニューモシスティス肺炎

◎ B.原虫症 6.トキソプラズマ脳症(生後1か月以後) 7.クリプトスポリジウム症(1か月以上続く下痢を伴ったもの) 8.イソスポラ症(1か月以上続く下痢を伴ったもの)

つづく

⬡ ⬢ ⬡ ⬢ ⬡ ⬢ ⬡ ⬢ ⬡ ⬢ ⬡ ⬢ ⬡ ⬢ ⬡ ⬢ ⬡

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

前節へ移行 : https://blog.goo.ne.jp/bothukemon/e/0da0b93841f122dd43c4cdad23f8901d

後節へ移行 : https://blog.goo.ne.jp/ 学605/e/xxx

----------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい--------------

【浪漫孤鴻;時事自講】 :http://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/

【壺公夢想;如水総覧】 :https://thubokou.wordpress.com/

================================================  

森のなかえ

================================================


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2016

Trending Articles