☆ ベートーヴェンが、自作のオペラ『フィデリオ』のリサイタルを開催する(1805年)も、散々な評判と出来だったので後で作り直す破目になる。 ☆ 北九州は小倉で、ギャンブル目的の自転車レースが始まる(1948年)。因みに 最古の自転車競技はパリ郊外のサンクルーで1868年5月31日に行われた1200mのレースとされている。 ☆ 加藤紘一が自分の師匠に倣って総理大臣の座を獲ろうとするも、直前に腰砕けになった挙句総理大臣どころか派閥のボスの座からも追い出される(2000年)。
本日記載附録(ブログ)
人間って何だろう?そして、「人間って何だろう」と思う心って何だろう?
そんな疑問に端を発して、ヒト(人)以外の霊長類を比較認知科学的視点から研究
ヒトに最も近縁なチンパンジーを主な研究の対象に選ぶ
「熊本サンクチュアリ」に行って59にん(人)のチンパンジーと暮らす
= 未踏の領野に挑む、知の開拓者・平田聡(12/12) =
【この企画はWebナショジオ(文=川端裕人、写真=的野弘路)】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
第5回 熊本サンクチュアリと動物福祉と研究の未来 =3/3=
例えば、消防ホースが張り巡らせてある。これは、チンパンジーが空間を立体的に使うための仕組みだ。丸太が立てかけてあったり、葉がたくさんついた木の枝が入れてあったり、遊具のタイヤやボールがぶら下げられていたり、太い竹が夥しい数差し込まれて本物の竹林のようになっていたり、時にはあまり余分なものがない簡素な部屋があったり、それらがすべて背後の通路で繋がっていて、好きな場所を選べたり。チンパンジーの群れが、ざっくりとまとまりながら遊動し、離合集散する性質をうまく反映させているのだった。
さらに、まだ、群れに参入できていない「孤独な」チンパンジーがいて、それらを「群れに戻す」努力が続けられていることも知った。
「一番最近の例だと、医学感染実験をしていた民間の施設からチンパンジーを、3にん引き受けました。それはずっと個別に飼育されてたんで、こっちで既存の群れに合流させようとしています。でも、すぐにはうまくいきません。もう丸2年ちょっとたちますけど、まだ全員とは仲良くはなっていない。ちょっとずつ、ちょっとずつ、仲良くしようとしてるところです」
群れの動物であるチンパンジーにとって、群れの中に自然に入ることができるのは、とても大事なことなのだ。
「ほんと、ここは基本的には、チンパンジーによい状態ですごしてもらうための場所なんです。はじめてきた時よりもずいぶん良くなりましたが、それでもまだまだのところがたくさんあって、なんとかしていかなければ」と平田さんは述べていた。
動物福祉を本旨するサンクチュアリであり、同時に研究施設。
なかなか、「複雑な」背景を持つ現場であった。
動物福祉の話も、チンパンジーの知性研究も行動研究もそれぞれ、とても尽くせない深みを持っており、今回、語ることができるのはごくごくわずかだ。
そんな中でも、読んだ方にぜひ覚えておいていただきたい基本事項はというと、3つくらいに絞ることができると思う。
つい最近まで、日本では、チンパンジーが医療感染実験などに使われていたこと。
そして、チンパンジーは人間に準ずるくらい長寿な生き物で、70年代に日本に連れてこられた者や、80年代以降に日本で生まれた者たちが、今も生きていて、当面は生きているということ。
さらに、そういったチンパンジーと向き合い、チンパンジーの生活の向上に心を砕いたり、チンパンジーとの信頼関係をベースにした研究を行っている研究者や飼育員がいること。
これらのことが伝われば、複雑な世界の表面を撫でた感のある今回の記事でも、最低限の目的を達したと思う。
おわり
次回記載 “安田二朗のウイルス性の「新興感染症」の研究”に続く・・・・
【参考資料】 : どちらが清潔? 人とチンパンジーのベッド(2/2)
Ω・Ω 人工的な環境はどれほど清潔で健康的なのか、最新研究 Ω・Ω
一方で、米カリフォルニア大学デービス校の進化微生物学者であるジョナサン・アイゼン氏は、「この研究は微生物全体の量ではなく、存在する細菌の種類だけに着目している点には注意が必要です」と指摘する。なお、氏は今回の研究に関与していない。
「どう定義するかにもよるでしょうが、私にとっては、『より汚い』とは『量がより多い』という意味です」とアイゼン氏は言う。
その上、「確かに不快ですが、自分自身に由来する微生物の中にいても、普通は衛生上問題ありません」とアイゼン氏は続けた。「問題なのは、誰か別の人の体を通ってきた微生物にさらされる場合です」
「ですから衛生の観点からは、多くの他人が使ったベッドで寝るのが最もまずいと言えるでしょう」
屋内環境のせいで健康を損なう可能性も
アイゼン氏は10年近く前から、「作られた環境の微生物学プログラム」、通称「マイクローブネット(microBEnet)」というプロジェクトに取り組んでいる。人の生活が野外から室内に移ったことが、人間や、その周りの微生物との相互作用にどう影響しているのかを解明しようというものだ。(参考記事:「昔は良かった? 照明がなければ人は長く眠れるのか」)
例えば、今回の研究でリーダーを務めたテメス氏によれば、土壌の細菌にさらされる機会の減少と、自己免疫疾患やアレルギーの発生との関連が、他の研究で見つかっているという。(参考記事:「エイズ流行の起源は1880年代」)
「そうした機会を失うことで、私たちの健康や福祉にマイナスの結果が生まれています」とテメス氏。
従来の研究では、猫の保護施設、水族館、動物園など、動物が暮らしている人工の環境からサンプルを取って細菌を調べていた。だが、人間のベッドとチンパンジーのベッドという、人が作った環境と野生動物が作った環境との比較は、今まで行われていなかった。
今回の研究結果は、ベッドを実際に使っていたチンパンジーから直接試料を採取するなど、アイゼン氏が必要と考えるデータを全て提供しているわけではない。氏はそれでも、この研究を「信じられないほど画期的」と評価する。(参考記事:「ヒトの脳は加熱調理で進化した?」)
「人工的な環境で起こっていることを解きほぐそうとしているのです」とアイゼン氏は語った。
・・・・・おわり
https://youtu.be/9ia11nR300A== 京都大学のチンパンジーと記憶力勝負 | 脳トリック ==
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