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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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恐竜に魅せられた古生物学者/冨田幸光(06/nx)_学究達=575

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ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年10月25日<ⰧⰊⰧ

☆ 明治神宮外苑に国立競技場が竣工(1924年)。この時、揉めに揉めて森林を大量に伐採し酷暑でも寒風でも吹き曝しという代物が計画建設中。  ☆ 和田アキ子が芸能界に実戦配備、「星空の孤独作戦」が開始される(1968年)。  ☆ 台湾に捨てられた中華人民共和国が世論の同情をかって国連に入れてもらえる(1971年)。尚、中華民国(台湾)は国連を脱退。新参の中国は常任理事国に・・・・・

本日記載附録(ブログ)

日本にもゾウやサイなど、アフリカ並みの巨大野生動物が暮らしていた

地質学的には「少し前」までの話である

国立科学博物館で開かた特別展「太古の哺乳類展」

この企画を担当したのが冨田幸光地学研究部部長 

【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

冨田幸光地学研究部部長(06/mn) 

◇◆第3回 ナゾの絶滅大型哺乳類デスモスチルスとは何者か =1/2= ◆◇

デスモスチルス類は、日本からカリフォルニアにかけての北太平洋沿岸地域でだけ、化石が発見される絶滅哺乳類で、特に日本での化石が圧倒的に多い。よくみる復元画では、カバを思わせる雰囲気に仕立ててある。水辺の生き物という共通点があるからだろう。

 日本語では束柱類(そくちゅうるい)という。その名の通り、円柱を束ねたような歯が特徴で、ひと目みれば、その特殊な歯並び(?)は忘れられなくなる。本当に「柱」のようだし、なにかの鉱物の結晶のようにも見える。いったいこの歯で何を食べていたのか。現生動物に似た者はおらず、謎だ。おそらく海岸で活動していたそうなのだが、それも謎だ。現生の動物では、ゾウなどの長鼻類やジュゴンなどのカイギュウ(海牛)類と近いと言われているけれど、厳密なことはやはり謎だ。デスモスチルス類の代表的な種類のひとつ、パレオパラドキシアの名前は、「古生物学上(パレオ)のパラドックス」という、古生物学者のとまどいをそのまま反映した名になっている。

 そして、そんな謎だらけのデスモスチルス類は、様々な意味で「日本」と固く結びついている。

「デスモスチルス類は、動物のグループとしては非常に小さいんですけれども、なぜか日本が世界初のとか、世界で一番たくさんのとか、そういう何でも世界一の記録を持っているんです」

 冨田さんはデスモスチルス類の系統を示す図表を見ながら説明してくださった。おっしゃる通り「大きくない」グループなのだが、そこに記されているもののほとんどが何らかの形で「日本」と関係している。図表を見てほしいのだが、ひとつ、注釈しておいた方がいいのは、デスモスチルスというのが、このグループで最初にみつかった化石に付けられたもので、グループ全体を示す「デスモスチルス類」(束柱類)の名にも採用されていること。混乱しやすいので、ここから先はグループとしては「束柱類」で統一する。

「まず、束柱類の世界最初の頭骨というのが、明治時代、岐阜県瑞浪市で見つかってるんです。そのあと、世界最初のデスモスチルスの全身骨格っていうのが南サハリンで見つかって、戦後になって、また岐阜県、今度は土岐市で、世界最初のパレオパラドキシアの全身骨格が見つかってます。しかも戦後、1970年代、80年代にも山形、福島、それから岡山、群馬とか、あちこちでパレオパラドキシアの全身骨格が見つかってきてるんです。それに引きかえ、日本以外では、カリフォルニアで1頭だけ全身骨格が見つかってるんですけど、あとはみんなバラバラの歯とか、せいぜい顎だけなんです」

 束柱類の名のもとになったデスモスチルスと、「古生物学の謎」パレオパラドキシアは、グループの中のダブルエース(?)というべき存在だ。これらの良好な化石は、日本でばかり産出する。比較的、動物化石に恵まれない土地であるこの島国で、体長2~3メートルもある絶滅大型哺乳類のグループを名実ともに「独占」するようなことが起きているのである。

 しかもそれだけではない。

「グループを代表するパレオパラドキシアとデスモスチルスは、1200万年くらい前、束柱類が消えてしまうまでいた種類ですが、むしろ、祖先にあたるものが分からなかったんですね。それが、最近ベヘモトプスの顎と牙がオレゴンで見つかって、その後同じベヘモトプスのまた全身骨格が北海道の足寄で見つかった。さらに、アショロアというそのまた全身骨格も北海道の足寄で見つかったんです。2500万年とか2800万年というかなり前のものです」

・・・・・・・・明日に続く・・・・・

【参考資料】 : 続く中部アフリカでの密猟 内戦の影響も懸念 (1/2)

Ω・Ω WWFの「中部アフリカ・プロジェクト」について  Ω・Ω

中部アフリカでの密猟が、野生のゾウを絶滅の危機に追い込んでいる―― 2013年2月、ゾウの保護と調査に取り組むWWFとWCSは、ガボン北東部におけるゾウの密猟についての新しい報告をまとめ、2004年以降、1万頭以上のゾウが密猟の犠牲になったことを指摘しました。同じく中央アフリカ共和国でも、ゾウの激減が続いていますが、現在、軍事クーデータにより大統領が国外に亡命するなど、政局は混迷を極めており、2月から強化していた密猟対策への影響も懸念されています。

1万頭を超えるゾウがガボンで密猟の犠牲に

中部アフリカの国、ガボン。その北東部に位置するミンケベ国立公園とその周辺域で、2004年以降、現在までに密猟されたゾウの数、およそ11,100頭。

これは、2013年2月に、ガボン国立公園局、WWF、WCS(アメリカ野生生物保護協会)がまとめた研究結果の発表による数字です。

ミンケベ国立公園と、その周辺は、2004年当時、アフリカで最大のマルミミゾウの個体群の生息地でした。ここで殺された1万頭を超えるゾウの数は、個体群の44~77%に相当するとみられています。

ガボンの森林は中部アフリカ地域全体の森林のうち、約13%を占めるのみです。
しかし、WCSの保全科学者フィオーナ・メイゼルは、「少なくとも、今回の調査の結果が明らかになるまでは」ミンケベ国立公園が、すべてのマルミミゾウの半数以上が生息する、おそらくアフリカ全体で最大のマルミミゾウ個体群の生息地であった、と指摘しています。

その重要な生息域が近年、組織的な密猟団に狙われ、ゾウは減少の一途をたどってきました。

WWFの違法取引撲滅キャンペーン中部アフリカ担当のバス・ヒューブレッツは、「ここ中部アフリカでは、世界に気づかれないまま、目にも止まらぬ速さで」状況が深刻化していると指摘します。

拡散・拡大する密猟の危機

メイゼルは、今回明らかになったガボンでの現状は、他の地域の危機的な状況を示すものでもある、と言います。

「ガボンのミンケベ森林のデータは、中部アフリカ地域に残された、すべてのマルミミゾウ生息地における傾向を表しています。コンゴ民主共和国などは、現在7,000から10,000頭のゾウが生息していると信じられていますが、これは20年前の個体数の10パーセント未満に過ぎません」

内戦が再び激化しはじめた中央アフリカ共和国においても、状況は深刻です。
1980年代半ばには、中央アフリカ共和国には80,000頭近くのゾウが生息していましたが、現在生き残っているのは、せいぜい数千頭にすぎません。そして、そのゾウも、政情不安の中で暗躍する密猟者により、今や消え去ろうとしています。

中央アフリカ共和国南西部のバヤンガに駐在する、森林省ザンガ‐サンガ保護区担当のグエン・ゾコエは、2013年2月、国の南部にあるンゴットの森周辺で少なくとも17頭のゾウが密猟者に殺されたと話しています。さらに北部のヤロケ町の近くでは、60頭近くのゾウが殺されたとの未確認情報が村人から得られており、殺害報告が国中の至るところであったと述べています。

……つづく

https://youtu.be/eviFt8o_l1k == パレオパラドキシア緊急発掘レポート(岐阜県瑞浪市) ==

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森のなかえ

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