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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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地球の降水量,空から観測すれば/ 沖 理子(12/13)_学究達=568

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ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年10月15日<ⰧⰊⰧ

☆ 蒋介石一派に燻り出された中国共産党が集団で夜逃げし、以後2年間・12,500kmにわたるガンパレード・マーチに出発(1934年=西方への長征を開始)。 ☆ 第二次世界大戦中さんざん日本軍に協力したインドネシア独立派が、敗戦で利用価値が無いと見るや武器を分捕るために攻撃を仕掛ける(1945年=スマラン事件)。 ☆ 長崎県平戸口発長崎行きの西肥バスが「アソレンゴウ セキグン」と名乗る覆面レスラー風の男2人組に乗っ取られる(1977年=長崎バスジャック事件)。

本日記載附録(ブログ)

宇宙から観測する地表付近に起伏する雨や雲を見てみたい

より綿密正確な天気を予報、防災の役に立っ観測が出来るはないか

地球規模で高精度の観測ができる「GPM主衛星」での研究をスタートさせ

2022年にNASAから名誉な「Exceptional Public Service Medal」が授与される 

【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

地球観測研究センター主幹研究員;研究領域リーダ・沖 理子 (12/mn) 

◇◆第5回 宇宙から地球全体の雨を観測すると期待できること =2/3= ◆◇

いくら多くの衛星で見たとしても、ゲリラ豪雨的な数10分で起こり、終わってしまう現象はさすがに捉えにくい。こういう全球観測の防災活用は、雨が降ってそのあと多少タイムラグがあってから起きるものの方が、アラートを出しやすいだろう。

 では、記憶に新しい2013年のタイの洪水はどうだったのだろう

「あれは短時間にドンと降ったっていうよりは、1回1回の雨はべらぼうではなかったんだけれど、平均よりちょっと高めのが4カ月続いて起きた洪水なんです。みんなが想定していたモデルでは、1回の雨がドンと来てドンと水が溢れるみたいな。だから、逆にモデルの人たちが「ああいうのもあるんだ」って学んだので、次からは失敗したくないなとみんな思ってるというところです」

 さらに、日本に住む者として、とても関心を持たざるを得ない現象の解明にもGPM計画は貢献できる。たとえば、台風についてはTRMM時代からの蓄積がすでに大きなものになっている。

「──TRMMでは、熱帯を中心に見ていますので、台風って非常にいいターゲットだったんですね。それで、台風データベースっていうのを我々自身で作って公開し始めました。自分たちも解析しようと思って、台風が通るたびにそこだけ切り出すんですよ。TRMMはたぶんあと1年かそこそこで観測終了になるので、今後、GPM主衛星も観測が加わってデータを蓄積していけば、色々なことが分かると期待しています」

「──TRMMで台風を観測する時に、地上からのレーダーと違って、降水の3次元分布が均質に観測できるので、気象庁で運用している数値モデルの検証に使えたんです。モデルのチェック用データとしてです。気象庁のモデルでは出てこないのに、台風の上で妙に固体降水が多くて背が高かったり。モデルをそれに近づけていくことで現実に近づけて、予報にも役立つというふうな発想ですね」

 当然、GPM主衛星は、その後を継ぎ、なおかつ、衰弱した熱帯低気圧になったり温帯低気圧になってからを観察できるので、「台風の一生」をよりよく理解できるようになるだろう。そして、その際に気象庁のモデルの改善にも当然、寄与できると期待できる。

 さらに、台風よりも地味な地域レベルでの現象の解明にも役立ちうることを、最後に付け加えたい。

 ここまでくると、大局的な変動などを追及する「おしなべて」の方向性とはかなり違ってくるが、全球の理解のために精度の高い観測を繰り返すうちに、結構、細かい点での発見がありそうなのだ、ということ。これも、先駆者のTRMMでの実例がある。

・・・・・・・・明日に続く・・・・・

【参考資料】 : 土星の環から「雨」が降っていた、予想外の事実も(5/5)

Ω・ 星探査機カッシーニ、最終ミッションを開始/ 土星突入の前に、環の間の通過も  ・Ω

土星の環くぐり

 リングをかすめる軌道を離れる4月以降、本当に刺激的なステージが始まる。

 探査チームは、カッシーニのミッションが終了する前に、今までどの探査機も入ったことがない場所に向かわせようと考えている。単に土星の環に近づくだけではなく、土星と環の間に入りこむのだ。

 科学者たちが「グランドフィナーレ」と呼ぶこのミッションでは、22回にわたって土星と環の間の狭い空間を通過する予定となっている。

 この計画にはリスクが伴う。土星の環を構成する氷の粒子と衝突すれば、致命傷となるおそれがある。だが、この点はさほど心配されていない。最初に土星と環の間に突入する際に、カッシーニは長距離アンテナを盾にして機体を保護できるからだ。

 それでも、「環の粒子が重要な部分にぶつかり、カッシーニの機能が停止してしまう可能性もあります」とスピルカー氏は言う。

 計画が順調に進めば、この軌道から土星の磁場や高圧ガスでできた本体を今までにない精度で観測できる。それによって、この巨大な惑星がどのようにできたのかがわかり始めるかもしれない。

 おそらくもっと楽しみなのは、カッシーニの調査によって、土星の環がいつからできたのかを解明する手がかりが得られることだろう。

 環は土星が誕生した時からあったもの、あるいは若い衛星の残骸、土星に近づきすぎて重力により破壊された彗星など、目下のところ科学者たちの意見は分かれている。

 そのミッションの最終段階では、土星の環の質量も計測できる予定だ。そこからもこの謎の答えを導く手がかりが得られるかもしれない。(参考記事:「土星の環は思っていたより軽かった」

カッシーニよ、永遠なれ

 2017年9月、カッシーニは土星に突入する。そして、土星の大気圏で燃え尽きる最後の瞬間まで、地球にデータを送り続ける。(参考記事:「カッシーニが土星に突入するのは惑星の「自然保護」」

「その日、親友のようなカッシーニに別れを告げなければなりません。とても悲しい気持ちになるでしょう」とスピルカー氏は話す。

 しかし、こうも続ける。「土星の大気の中で燃え尽きたカッシーニの原子は、土星の一部となって永遠に存在し続けます。いつの日か、そう遠くない未来に再び土星に舞い戻り、カッシーニが成功してきた謎解きの続きを私たちが再開できるよう願っています」

文=Nadia Drake/訳=鈴木和博

おわり

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=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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森のなかえ

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