☆ マッカーサー司令官が幣原喜重郎首相に労働組合の結成奨励を指令。曰く、「五大改革」の指示。なれど、21世紀まで持ち越されるも未だ実現できない懸案事項となる(1945年)。 ☆ 配給食糧だけでは到底生きていけないことを、一裁判官が身を以て証明する(1947年=山口良忠判事が栄養失調で死亡)。 ☆ 延暦寺に賽銭泥棒しに来た不届き者が、下手を打って織田信長以来の焼き討ちをやらかす(1956年)。
本日記載附録(ブログ)
宇宙から観測する地表付近に起伏する雨や雲を見てみたい
より綿密正確な天気を予報、防災の役に立っ観測が出来るはないか
地球規模で高精度の観測ができる「GPM主衛星」での研究をスタートさせ
2022年にNASAから名誉な「Exceptional Public Service Medal」が授与される
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
地球観測研究センター主幹研究員;研究領域リーダ・沖 理子 (09/mn)
◇◆第4回 いま地球ではどのぐらい雨が降っている? =2/3= ◆◇
では、沖さん自身、そんな「おしなべて」の研究に至るまでどんな道筋を辿ってきたのだろう。
「すごく昔からさかのぼっていいですか」と前置きして、小学生時代の記憶から語ってくださった。
「70年代に『小学何年生』みたいな雑誌で、『氷河期が来る!?』っていう特集を見たんです(笑)。パッと開けたときに、東京のビル街に吹雪が来て、マンモスが出現して人々が逃げまどうさし絵があって。自分の体験としても、夏休みに親戚がいる田舎へ行くと、『去年はものすごくカンカン照りで、虫とりとかドジョウすくいとか、思いっきり夏らしいことをしたのに、何で今年はこんなに寒いんだろう』って。氷河期が来るとは言わないまでも、同じ夏なのに何でこんなに天気が違うんだろうって思ったんですよね」
70年代に小学生だったのはぼくも同じで、たぶんこの「氷河期が来る!?」的な特集をどこかで見ている。当時は「温暖化」よりも、むしろ地球の寒冷化の方が心配されていた。
沖さんはこの小学生の時点で、「去年の夏と今年の夏」を比較し、気象の変化を俯瞰する視点を手にしていた。
「地球科学が好きだったんで、中学生になったら、地質クラブに入ったんです。地質や化石の巡検して、もう、タガネ、クリノメーターの世界です。でも、やっぱり、何で今年の巡検はこんなに寒いんだろう、暑いんだろうとか気になっていたんですね。あと、中学のときの理科の課題で積乱雲の観察をすごくほめられたんです。ああ、天気もやっぱりいいじゃん、案外と思って、でも、化石も好きだった(笑)」
なんとなんと、沖さんは地球科学大好きな巡検少女だったのである。
当時、「地学」と呼ばれることが多かった地球科学は、ぼくの印象では、「雑多なものの寄せ集め」のように思えていた。というのも、鉱物やら地層やら化石やら気象やら天体やら、本当にあらゆるものを対象にして、そのアプローチの仕方も物理学的だったり、化学的だったり、生物学的だったり、様々だからだ。しかし、その地学が地学として求心力を持つことがある(地質・化石も好きだし、気象も好き! という人が現にいた)というのが妙に新鮮であった。
「大学に行くときにはもう当然、もう絶対、地球科学。それ以外考えられない。それで、そっちの方面の勉強ができるところに行ったんだけど、地質をやるか、気象をやるかはまだ決めたくなかったんです。それで2年生の終わりまで決めなくていい筑波大学に行きまして、でも、ちょうど入学した年に20世紀最大のエルニーニョでして。関東で20回以上雪が降った異常な冬があったんですよね。気象学の講義をとったら、今、総合地球環境学研究所の所長をされている安成哲三先生が、「エルニーニョ現象の研究がホットなんや」と関西弁でね(笑)。それで引き込まれました」
・・・・・・・・明日に続く・・・・・
【参考資料】 : 土星の環から「雨」が降っていた、予想外の事実も(2/5)
Ω・ NASAの探査機カッシーニ最後の偉業、土星と環の関係に新たなシナリオ ・Ω
まず、土星上空で、それまで知られていなかった粒子の層を見つけた。ナノサイズのふわふわした粒子は、土星の大気中の分子と衝突し、だんだん下に落ちてゆき、土星の赤道沿いに降り注ぐ。「これらの粒子はグランドフィナーレ以前にはまったく知られていませんでした」とスー氏は言う。
環から降る雨からは、メタン、ブタン、プロパンなどの有機物や、ケイ酸塩を豊富に含む粒子も見つかった。大きな電荷を持つ粒子は、土星の磁力線に沿って、主に南半球に落下した。それ以外の粒子は赤道沿いに落下する傾向があった。
土星の環の95~99%は氷でできているが、環から降る雨には科学者たちが予想していたほど多くの氷は含まれていなかった。氷が少ないことについて、NASAのエイムズ研究センターのジェフ・カジー氏は、あるシナリオによって説明できると言う。土星の最も内側の環であるD環の内部に従来検出されていなかった放射帯があり、これが氷の塊から水を剥ぎ取っているとするシナリオだ。この仮説にしたがえば、土星本体の近くで検出される粒子は、ケイ酸塩や有機物など、放射に耐えて残った物質の塊ということになる。(参考記事:「土星の環が一部破れる、カッシーニが撮影」)
研究チームごとに異なる「雨の量」
さらにややこしいことに、論文を発表した3つの研究チームは、土星の大気中に落下する物質の量について、大きく異なる見積もりをしている。これは、各チームが土星のさまざまな場所で採集された異なる種類の物質を分析したせいかもしれない。
あるチームは、D環から毎秒重さ5キロほどのナノ粒子が降り注いでくるとしている。別のチームは、氷、有機物、ケイ酸塩の粒子が毎秒45トンも降り注いでいるとしている。
毎秒数十トンもの量については、最近の彗星の衝突により一時的に雨が増えたことで説明できるかもしれないと、科学者たちは考えている。しかし、ずっとこの量であるなら、つじつまが合わないとカジー氏は言う。土星の環には、これだけの量の雨を長期にわたって降らせるほどの質量はないからだ。
さらにカジー氏は、土星の環から雨が降っているのは明らかだが、雨の量に関する数字から環の年齢について何かを見積もろうとするのは早すぎると指摘する。土星の環は、ほかの理由からかなり新しく、数億年前にできたと考えられているからだ。(参考記事:「土星の環ができたのは意外と「最近」だった?」)
「環から降ってくる物質の量を測定して環の年代を測定できるというアイデアは、基本的には悪くありません」とカジー氏。「けれども多くの名案がそうであるように、実際にやってみると、いろいろ複雑なところがあるのです」
続く・・・・・・・
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