☆ 太平洋戦争に負けたので大日本帝国による検閲が無くなったと思ったが束の間、今度は米軍が検閲を始める(1945年=GHQが事前検閲を開始)。 ☆ ターリバーンをdisった女子校生マララ・ユサフザイが聖戦と称したリンチに遭う(2012年)。 ☆ 寒露・世界郵便デー・体育の日・トラックの日・道具の日・東急の日・金券の日・塾の日・熟睡の日・熟成烏龍茶の日・熟成ウインナー TheGRANDアルトバイエルンの日・アメリカンドッグの日、まだまだありますが、 話のネタに、でっかい船がイスカンダル目指して出発(2199年)す。
本日記載附録(ブログ)
宇宙から観測する地表付近に起伏する雨や雲を見てみたい
より綿密正確な天気を予報、防災の役に立っ観測が出来るはないか
地球規模で高精度の観測ができる「GPM主衛星」での研究をスタートさせ
2022年にNASAから名誉な「Exceptional Public Service Medal」が授与される
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
地球観測研究センター主幹研究員;研究領域リーダ・沖 理子 (07/mn)
◇◆第3回 全地球の降水マップを作成せよ =2/2= ◆◇
こういうふうに機器の校正やら、モデルの検証を経て、GPM主衛星は、この5月から本格的な観測を開始した。そして、衛星を運用するJAXAやNASAから外へのデータ提供は、初観測から半年後、8月末か9月からの予定だ。
さて、ここでやっと主衛星がなぜ「主」(英語ではCore)なのか、という話になる。
「1997年打ち上げのTRMM熱帯雨林観測衛星は、予定を大幅にこえて2015年まで運用できると見込まれています。色々な意味で大成功を収めたミッションなんですが、その後継を考えた時に、1つの衛星にレーダーとマイクロ波放射計を両方持つ機能は維持した上で、観測頻度を増やさなきゃいけないねって話になりました。でも、同じような高精度の観測機器を積んだ人工衛星を何機も飛ばせるかというと、高価すぎるんですね。そこで、既存の人工衛星のマイクロ波放射計などを同時に使おうということになりました」
宇宙からレーダーで降水をさぐる観測機器を搭載した気象衛星は今も少ない。一方で、マイクロ波放射計はよく使われている。アメリカでは、NOAA(アメリカ海洋大気局)が何機も持っているし、軍事気象衛星もある。多くの場合、南極と北極の上を通る極軌道だ。GPM主衛星も、熱帯だけではなく「全球」を見たいというところから出発している計画なので、本来ならもっと極軌道に近い高緯度まで飛ぶものがよかったのかもしれない。しかし、あえて軌道傾斜角65度に留めることで「主」衛星の役割を果たす。
「極軌道で決まった時刻に同じところに飛ぶタイプの気象衛星に対して、こちらは65度の傾斜角で太陽非同期、準回帰軌道といいまして、ある地点の上を飛ぶ時間がずれてくるんですね。で、ほかの軌道の衛星といろんなところでクロスしていくわけです。そうなったときに、他の極軌道衛星のマイクロ波放射計に対して、高精度なレーダーとマイクロ波放射計の組み合わせが横切っていくわけですから、そこで校正ができますよね。どうもこの衛星の観測は系統的にずれてるよとか、こっちは何か高目に出るし、こっちは低目だよなんていうことを是正して、システムとして補完しながら、全体として高精度で高頻度な降水の全球情報を得ましょうという意味なんです」
つまり、GPM主衛星は、ほかの観測衛星からなるネットワークの精度を保証するものとなるという意味で「主」衛星なのだ。
次回は“第4回 いま地球ではどのぐらい雨が降っている?”に続く・・・・・
【参考資料】 : 対談「空のなかの出来事が、私たちの営みを変える」(6/6)
Ω・Ω 新海 誠 × 沖 理子 Ω・Ω
(アニメーション監督) x (第一宇宙技術部門地球観測研究センター研究領域リーダ)
人の目で見る地球とは違う、様々な色彩の地球を見る
沖 : 帰り道、その少年と少女の前を、NASDAのロケットを載せた荷台が通り過ぎるシーンがあったり、ふたりの関係を変える重要なシーンで、ロケットが打ち上がりますよね。
新海 : 『秒速5センチメートル』で一番やりたかったこと。それは主人公の少年に強烈な片思いをしている同級生の女の子がいて、その女の子が少年とロケットの打上げを一緒に見るんですが、その瞬間、少年が自分を見ていないことに気づいてしまう。片思いの切なさに気づいてしまう女の子の話を作りたかったのです。
沖 : 新海監督の作品は、恋心という個人的な感情と遥か彼方の宇宙とがいっぺんにつながる瞬間がありますよね。それが違和感なく観る側に迫ってくるからすごいな、と思います。
新海 : そのミクロな自分とマクロな宇宙が直結している感覚というものは、本質的には多くの人が実感したい感覚だと思うんです。長野県の八ヶ岳のふもとにある国立天文台野辺山宇宙電波観測所はご存知ですか?僕はその観測所からほど近い場所で育ったんです。すごく星がきれいな場所で、幼い頃から星空や夕焼けを眺めているのが好きだったんですけど、高校生になった頃、思春期特有の悩みをいっぱい抱えだした自分と、壮大で美しい世界とが切り離されているような感覚があったんです。
それはとても苦しかったんですが、それでも一瞬、美しい星空とかを見ているときに自分のような人間でもその世界の一部なんだと感じられる、涙が出るような瞬間が何度かあって。僕はそんな瞬間を映画の中に入れたい。時間も場所も超えて、すごく大事なものと目が合ってしまうような瞬間を映画の中に込めたい。そういう欲望が僕に映画を作らせているような気がします。
沖 : 自分がこの世界の一部であるという実感。私自身は地球観測を通じて実感しているのかもしれません。その実感をより確かなものにするために、そして人々のよりよい暮らしにつなげるためにも、まだ見えていない空のなかの出来事を、より精度を上げて観察できるよう研究者として努めていきたいと思っています。
Profile
沖 理子(第一宇宙技術部門地球観測研究センター 研究領域リーダ)
東京都出身、専門は気象・気候学。博士論文のテーマが宇宙からの雨の観測だったことから当時の宇宙開発事業団(NASDA)入社。以来一貫して地球観測の研究に携わる。子育て真っ最中で、ピアノを聴いたり弾いたりするのが唯一の息抜き。
新海 誠(アニメーション監督)
長野県出身。2002年、個人で制作した短編作品『ほしのこえ』でデビュー。以降『雲のむこう、約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』『君の名は。』を発表。最新作で2019年に公開した『天気の子』は、140の国と地域で公開。観客動員1,000万人を超える大ヒットを記録した。本作の Blu-ray & DVD が2020年5月27日に発売。
おわり・・・・・・
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