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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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=今日の足跡が記録帖 &幕間の狂言_◎ 09月22日(金曜日)=

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★忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 ★

◆ 京都市下京区にて花札屋が店開き(1889年)、100年経つと何故かファミコンの会社になっていた次第。創業者は山内房治郎。 ◆ VIP満載の特急列車が、集中豪雨で宙吊りとなった線路に突入して脱線転覆(1926年)。山陽本線特急列車脱線事故。 ◆ 頭の固い百科事典によると、秋はこの日から始まるそうだ。即ち、秋分。なぜか、国民の祝日の一つ。

 ᙡᙢᙡ 幕間の迷言・狂言・毒舌 =  国際ワインコンクール  = ᙡᙢᙡ

「○○コンクールで金賞」といった情報はワインなどの商品を選択する際に重要なポイントです。しかし、ベルギーの公共放送局「RTBF」が「有名ソムリエに最悪と評価された激安ワイン」のラベルを貼り替えて国際コンクールに出品する実験を行った結果、高評価を得て金賞を獲得してしまう事態が発生しました。

ワインに関するコンクールは世界中で開催されていますが、各コンクールの評価がどれだけ正確なのかは分かりません。ベルギーの最優秀ソムリエに選出された経歴を持つエリック・ボッシュマン氏によると、ワインコンクールの中には多額の参加費を要求する「金稼ぎだけを目的としたコンクール」も存在するとのこと。そこで、ベルギーの公共放送局「RTBF」は「おいしくないワイン」をコンクールに出品した際にどんな評価を得られるのか検証する実験を実施しました。

まず、RTBFはボッシュマン氏と協力して「3ユーロ(約470円)以下のワイン」を飲んで最もまずいワインを選出する試飲会を実施しました。その結果、ベルギーの大手スーパーマーケット「Delhaize」で販売されていた2.5ユーロ(約400円)のワインが最もまずいワインに選ばれました。

 

RTBFは「最もまずいワイン」に選ばれたワインのラベルを「Château Colombier(シャトー・コロンビア)」という架空のワインのものに貼り替えて国際ワインコンクール「Gilbert & Gaillard International Challenge(ジルベール&ガイヤール インターナショナルチャレンジ)」に出品しました。数あるコンクールの中からGilbert & Gaillard International Challengeを選んだ理由は「3カ月ごとに評価が実施されてるから」とのこと。

Gilbert & Gaillard International Challengeにワインを出品するには参加費として約50ユーロ(約8000円)を支払ってワインを発送するだけでOK。参加条件には「専門機関でワインのアルコール度数などを測定する」という項目も含まれていましたが、ランダムな数字を記入するだけでも通過できるとRTBFは述べています。

審査の結果、Château Colombierは金賞を受賞しました。金賞を受賞したことで、RTBFは金賞ステッカー1000枚を60ユーロ(約9500円)で購入するはめになったとのこと。Gilbert & Gaillard International Challengeは審査結果を公式サイトで公開しており、Château Colombierが金賞を獲得したことを示すページも用意されています。

審査結果ページには「果実とスパイスを感じる味わい」「酸味があり、グリルした肉と合う」といった内容の選評も掲載されています。 

RTBFはソムリエが「最もまずい」と評価したワインが国際コンクールで金賞を受賞した結果を受けて、「輝くものすべてが金であるわけではありません。ワインに関してのアドバイスは『自分の味覚を信じよ』ということです」と結論付けています。

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森のなかえ

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