ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年07月31日<ⰧⰊⰧ ◆ どうでもいいが、今住吉祭、住吉大社の例祭・パラグライダー記念日・蓄音機の日・クールジャパンの日・GLAYの日…因縁謂れはもっともだが…今日を8月31日と間違えて夏休みの宿題をすませたおマヌケな貴女が子弟…… ◆ フランスの作家サン=テグジュペリが飛行機の『夜間飛行』で“星の王子さま”とこに向かいに行って、そのままいなくなる(1944年)。 ◆ 照明に照らされながらもサラブレッドが大井競馬場で夜の闇を走らされサービス残業を強いられたんだ!!(1986年=トゥインクルレース開始)。
本日記載附録(ブログ)
ハワイ島のマウナ・ケア山山頂(4,205m)のすばる望遠鏡と並ぶ「ダブル・エース」として
チリのアタカマ砂漠の海抜五千に設置されているアルマ望遠鏡
未知の宇宙空間に穿つ電子観測視点、アルマ電波望遠鏡
このアルマ計画の最初期からかかわり、壮大無限な宇宙空間に対峙する
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
東京大学大学院天文学教育研究センター 銀河天文学 河野孝太郎
=宇宙におけるさまざまな天体の形成や進化、特に、活動的な銀河の形成と進化の過程を解明することに興味を持っています=
河野孝太郎(06/mn)
◇◆第3回 ブラックホールの素朴な疑問に答えます =2/2= ◆◇
さて、ダストに覆われて可視光でもX線でも見えないブラックホールが多くあるだろうと考えられる中、アルマが最初期の観測でブラックホールを見つけるための簡便な指標になりうるものを見いだしたのは特筆に値する。適切な指標を見つけることは、その後の研究の土台を作るものだからだ。
しかし、この時のアルマの観測で分かることは、それだけではない。
河野さんは、映像をプリントアウトしたものを指さし、「これ、ブラックホールのまわりにリングがあるんですよ」と言った。
「真ん中にあるブラックホールのあたりも、泉君が調べて面白かったんですけど、このリングも実は面白くてですね、その中で今、星の形成が起きているんですね。それを分子レベルで見ることができまして、ある分子はたくさんあって、ある分子は全然ないというふうなことが分かる。どうも、これはおそらく星形成のタイムスケール、進み方の違いが分子の違いとして見えてるんじゃないかなと思っているんですね。あとは惑星をつくっている現場だとかも、同じように見てやることができるわけです」
ブラックホールのまわりにリングがあって、そこで星ができている。【前記/第2回 大学院生が超巨大ブラックホールで新発見!=1/2= 中断の写真参照】
それだけでもキャッチーな響きがする。ところが、アルマの解像度、ダストの中を見る能力、そして、観測波長の特性をもってすれば、星形成の進化過程がわかるというのである。
このお話を伺った時、ブラックホールのまわりで星が形成されるというのはいかなる現象なのかとふと思った。せっかく星になっても、遠からずブラックホールに飲み込まれてしまうのではないかと心配になる。なにかあまりに儚い、というか。
河野さんは、なぐさめになるのかならないのか……「今、同じデータを使って我々の別のチームが計算しているんですけど、ブラックホールに落ちていく物質の量としてはそんなに多くないんです。大体、太陽数個分。それくらいが毎年、このブラックホールに消え去っていく運命ですね」と最新の研究成果を教えてくれた。
たしかに、銀河系から見れば、太陽数個分など「そんなに多くない」。このあたりのスケール感覚の違いは、本当に研究ジャンルによってそれぞれで、ぼくはその点において、研究のリアリティを感じ、かなり胸が熱くなった。変な感じ方かもしれないが。
“第4回 こんなにすごいアルマ望遠鏡”に続く・・・・・
【参考資料】 : Black Hole(4/6)
Ω ブラックホールは宇宙空間に存在する天体のうち、極めて高密度で、極端に重力が強いため
物質だけでなく光さえ脱出することでがきない天体である。 Ω
2019年4月10日、世界中の望遠鏡を用いてブラックホールの事象の地平面の輪郭「ブラックホールシャドウ」を撮影することを目指した国際研究チーム・イベントホライズンテレスコープ(EHT)が、人類初となるブラックホールの直接撮影に成功したと発表した。撮影に成功したのは楕円銀河M87の中心部にある巨大ブラックホールであった。2019年の発表後、EHTチームの公開したデータを世界各国の研究チームが再解析し、EHTチームと同様にリング状の画像を得ている]。2022年6月には、EHTチームに参加していない三好真助教(国立天文台)らの研究グループによる「リング構造であるとする解析結果は誤りである」とする研究結果がアストロフィジカルジャーナル誌に掲載されたが、EHTチームは誤った理解に基づくものとして否定している。
2022年5月12日には同チームが天の川銀河の中心にあるブラックホール「いて座A*」の撮影に成功したと発表した。
ブラックホールシャドウ
「ブラックホールシャドウ」は、事象の地平面とは同一のものではない。事象の地平面の外側に、光子が比較的安定して周回できる「光子球 (photon sphere) 」と呼ばれる領域があり、この内側に入射した光子は必ず事象の地平面と交差する。そのため、光子球の背後に光源があれば光子球の形をした影が作られることとなる[42]。この影を「ブラックホールシャドウ」と呼ぶ[42]。ブラックホールシャドウは、シュヴァルツシルト・ブラックホールではシュヴァルツシルト半径の~5.2倍、カー・ブラックホールではシュバルツシルト半径の~4.84倍に見える。
想定される誕生
質量が太陽程度から太陽の数倍までの星の場合には、主系列星の後に赤色巨星の段階を経て、白色矮星となり次第に冷却して一生を終える。星が若い間は、水素の原子核が互いに結合してヘリウムが生まれる。この時のエネルギーによって星は自らの大きさを支えている。
質量が太陽の約8倍よりも重い星の場合は、巨星に進化した後も中心部で核融合によって次々に重い元素ができ、最終的に鉄からなる中心核が作られる。鉄の原子核は結合エネルギーが最も大きいため、これ以上の核融合反応は起こらず、星の中心部は熱源を失って重力収縮する。収縮が進むと鉄の原子核同士が重なり始め、陽子と電子が結合して中性子へ変化し、やがて星の中心部がほとんど中性子だけからなる核となる。この段階では核全体が中性子の縮退圧によって支えられるようになるため、重力収縮によって核に降り積もる物質は激しく跳ね返されて衝撃波が発生し一気に吹き飛ばされる。これが超新星爆発で、爆発の後には中性子からなる核が中性子星として残されるが、中性子星が光やX線を激しく放出するパルサーとなることもある。
質量が太陽の約30倍以上ある星の場合には、自己重力が中性子の核の縮退圧を凌駕(重力の強さで中性子が潰れ始める)するため、超新星爆発の後も核が収縮(重力崩壊)を続ける。この段階になると星の収縮を押し留めるものは何も無いため永久に縮み続ける。こうしてシュバルツシルト面より小さく収縮した天体がブラックホールである。
・・・・・・・・明日に続く
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https://youtu.be/jcR1QaRSP2U ==【検証】ブラックホールが地球に急接近したら?!(3/4) =
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