ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年04月08日<ⰧⰊⰧ ☆ ギリシアのとある離島で一百姓が裸婦像を掘り当てる(1820年)。早速アーン♥♥のオカズにしてたところ、当局にボッシュートの破目に。 150年後の本日、東京にて裸体を披露、豊国の独身男性がアーン♥♥。 ☆ 小田急沿線の山林に玉川学園が開校、最初の授業は校舎の建設だったとか(1929年)。 ☆ アイドルの岡田有希子がビルの屋上へと登って地上へダイブ(1986年)。文字通り永遠のアイドルとなり殉死の風習までもが復活。
本日記載附録(ブログ)
天狗を彷彿する長い鼻―ぽんぽこりんの太鼓腹-川に飛び込む豪快なダイビング
姿も行動もユニークなテングザルを、ボルネオ島で3500時間以上も観察
次々と新たな発見と仮説を生み出し、従来の常識を覆すような研究成果は多岐に渡る
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
自らの足でジャングルに分け入り、より近くで長期間観察するというフィールドワーク
松田一希(18) ◇◆ 第6回 テングザルから問う「人間とはなにか」 =3/3= ◆◇
多岐にわたる研究だから、これだけ話を伺っても話題にしていないテーマがある。てっきり、そういったもののことを話してくださるかと思ったら、松田さんはこんなふうに切り出した。
「うちの嫁さんの話はしておかないと、と思いますね。ぼくが最初のフィールドでここにいる間、一緒に来てくれたんです。結婚したのは2010年で、当時は婚約すらしていませんでした。普通に彼女という関係で、ここまでついてきてくれたんです。田舎だから、水浴びもそんなにできるかわからないからと髪まで切って、彼女なりに決意を持ってくれて……」
松田さんが13カ月で、3500時間超の観察を達成できたのも、彼女のサポートがあってのことだったという。
「フィールドにすごい集中できて、あれだけの長い時間観察できたのは、彼女が支えてくれたからなんです。朝飯とかも、まだ暗いうちから電気のないところで、ヘッドライトをつけて作ってくれて。で、夜帰ってくると夕食ができていて……それだけじゃなく、植物をいっぱい採集してきたのを、次の日、並べて写真撮って、同定用の標本つくってくれたり」
話の展開に面食らったものの、あまりにもの「美談」で、書いておかねばならぬ、と思ったのはこのあたりからだ。彼氏の博士論文のためにここまでやる彼女というのは、どれだけの決意を胸に秘めていたのだろう。本人に聞いていないので、一方的にその思いの深さに思いを馳せるだけなのだが。
「日本に帰ってからも、データ入力を相当やってくれました。その時、僕が学生、あるいは無職だったりで、彼女は仕事をしてたんです。僕は食べ物と移動パターン、まずそれだけを見ようとしていたんですが、データが山ほどあるのに全然解析できない。もうたくさんありすぎて。僕は朝からずっと家で入力して、奥さんが夕方5時ぐらいに帰ってきて、そこから2人でずっとやると。
10時、11時までやって、12時に彼女は先に寝て、僕はその後もずっと入力して、その繰りかえしをもう3~4カ月ぐらいずっと続けました。それで、やっと食べたものと移動パターンのデータが入力できました。あれがなかったら多分、もう1年以上はドクター論文が延びたと思います」
というわけで、松田さんは、奥さんには「スーパー頭が上がらない」のである。
今、お子さんも生まれ、新しいライフステージに入っているわけだが、「ちゃんとフィールドに行って、調査してきなさい」と奥さんに言われているとのこと。もっとも、フィールドにいる間は、お子さんに会えないという悩みが松田さんにはある。
そこで、ひょっとすると、2014年、そのお子さんを連れて、家族で3~4カ月、スカウ村のフィールドに滞在するかもしれないという。
父と母が絆を深めたフィールドで、お子さんがちょっとワイルドな生活を送るのを想像すると、微笑ましくも楽しくなる。
次回は新企画“バッタ博士と砂漠のバッタ”に続く
…… …… 参考資料: サル特集 / チンパンジーの好奇心 (3/4) …… ……
そこで驚くべきことが起きた。ダイナは幹近くのうろから出てきたコハナバチの群れを見つけると、立ち上がって、オーウェンの元を離れた。そして、人間の腕ほどの太さの枝を折り取り、それで木の表面を強くたたき始めたのだ。彼女は、木のうろの奥に、みつを蓄えたハチの巣があることを知っている。しばらくして、ダイナは足で枝をつかむと、幹の反対側へ回った。良い位置を確保するためだ。そして、近くにあった枝から小枝をむしり取り、それを巣に突っ込んでぐるぐるとかき回した。
それから、小枝を引き抜いてにおいをかいだが、はちみつがついていないことが分かると、小枝を放り投げて、再び木の表面を強くたたき始めた。12分近くも格闘した末に、ダイナは木の裂け目に指を差し入れた。そして引き抜いた指には、わずかながらはちみつがついていたのだ。
だが、彼女が努力の成果を味わい始めた途端、モト・コミュニティーのアルファ雄(群れで一番強い雄)で暴れ者のフィンが近くの枝から毛を逆立てて降りてきた。若い新参者が自分の目の前で甘いごちそうにありつくのがお気に召さなかったようだ。フィンがダイナに体当たりすると、彼女は小枝を捨てて、別の大枝に逃げていってしまった。「これほどうまく『みつ採り』の様子を観察できるなんて、めったにないことです」と、サンズは大喜びしていた。
道具の高度な使用法
複数の枝を突きさしてはちみつを採るこの行動は、アフリカ中部以外では確認されていない。これは、みつ採りがチンパンジーに生来備わった行動ではなく、学習で身につけた技術が「文化」として代々伝えられたことを示している。
ダイナの行動が極めて興味深い理由の一つは、2種類の異なる道具(太い枝と細い小枝)を順序立てて使用していることだ。グアルゴで見られる道具の連続使用の例は、ほかにもある。私たちがダイナのみつ採りを観察していたころ、1キロ離れたシロアリ塚付近に設置された自動撮影カメラが、同じモト・コミュニティーのマヤという雌の行動を記録していた。その行動は、人間以外の動物が道具を連続して使用する事例としては最も高度と言えるだろう。
シロアリ塚は植物の球根のようにふっくらとしていて、高さはマヤの背丈の3倍ほどで、その上、岩のように硬い。シロアリ塚に姿を現したとき、マヤの口には植物の茎が数本くわえられていた。これが、カロリーたっぷりのシロアリを「釣る」ための道具だ。彼女はまず、太めの小枝をアリ塚の穴に突っ込み、それを激しく動かして穴を広げる。
次に近くに生えているクズウコン科の植物のしなやかで細い茎をむしり取った。アフリカの別の場所に暮らすチンパンジーも、これと同じような道具でシロアリを釣ることが分かっているが、マヤはさらに1歩進んで道具を加工する。彼女は茎の端を15センチほど歯で裂き、湿り気のある房状にすると、手でしごいて房をなめらかに仕上げた。それから、広げておいた穴に茎を出し入れし、房の先についてきたシロアリを食べるのだ。
注目すべきは、この道具が改良されている点にある。単に頭のいいチンパンジーが植物の茎を引き抜いて、シロアリ釣りに使うことを思いついただけではなく、別のチンパンジーがさらにうまい方法を考えついたのだ。モーガンとサンズは、房状に裂いた茎と改良されていない茎の両方を使ってシロアリ釣りを実際にやってみたが、房状の道具の方が10倍も多く釣れた。人間の文化がどのようにして始まったのか、知る由もないが、これと似たような発見の積み重ねによって生まれたに違いない。
「グアルゴこそ、本物のチンパンジー文化を目の当たりにできる地球上で唯一の場所ではないでしょうか。人間が原因で、世界各地のチンパンジーの95%はここのような暮らしは送っていません」と、ヌアバレ・ンドキ国立公園の設立にかかわったWCSの自然保護専門家J・マイケル・フェイは話す。
ウガンダで最も重要な研究エリアであるキバレ国立公園とブドンゴ森林保護区では、生息数の約4分の1が、人間が仕掛けたわなで傷を負っている。霊長類学者のジェーン・グドールが先駆的な研究を行ったタンザニアのゴンベに残る100頭ほどのチンパンジーも人間に包囲されているのだ。
・・・・・続く・・・・
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=Labuk Bay Proboscis Monkey Sanctuary=
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