ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年04月04日<ⰧⰊⰧ
☆ 遠山の金さんが北町奉行に着任。刺青を入れた不良が町奉行になるのは前代未聞の快挙(1840年)。水野忠邦の抜擢によるのだが、海賊ドレークがエリザベス女王からナイトの爵位を受けるた(1581年)史実は凄い。
☆ かたや、先月起きた婦女暴行殺人事件の容疑者として出っ歯の植木屋の親父が逮捕され、瞬く間にスケベの代名詞となった(1908年)史実などは・・・・・。
☆ 全世界のパソコンばかりかITシステムの構築・果てはインターネットまで多大な影響を与える元凶が、大学をドロップアウトしたビル・ゲイツとポール・アレンの2人によって創立(1975年)。
本日記載附録(ブログ)
天狗を彷彿する長い鼻―ぽんぽこりんの太鼓腹-川に飛び込む豪快なダイビング
姿も行動もユニークなテングザルを、ボルネオ島で3500時間以上も観察
次々と新たな発見と仮説を生み出し、従来の常識を覆すような研究成果は多岐に渡る
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
自らの足でジャングルに分け入り、より近くで長期間観察するというフィールドワーク
松田一希(15) ◇◆ 第5回 世界初! 夜のテングザルの観察に成功 =3/3= ◆◇
「テングザルに甘い物や炭水化物の多い物をあげると胃の中で異常発酵して死亡する」という動物好きなら知っているトリビアとも関係している。実はシンガポール動物園などで飼われている飼育下のテングザルは、ごく普通に、おにぎりなど炭水化物が多いものを与えられていて、それでも死んだりしない。しかし、そこにマングローブ林にいた野生由来の個体が入ってきたりすると食べ物が合わずに死にやすい、というような話があるそうだ。住む場所、普段から食べているものによって、テングザルは前胃の微生物相が違う可能性があるわけだ。
「マングローブではそれこそ8種類ぐらいしか食べものがないのに、二次林では何百種類もある。どうしてそんなことが可能になるのかとか、そういった採食の話ともリンクしますし、胃の中の微生物が同定できますので、その微生物の起源が何か、ということも分かると思います。実はそこが一番興味のあるところではあるんですよね」
では、松田さんの目下の推測はどうだろう。
「樹上性のシロアリの巣を食べるのが分かっていたわけです。それで、ドクターの時の恩師の東先生が社会性昆虫の研究をしていて、冗談で言ったのがきっかけです。もしも、テングザルの前胃にいる微生物が、シロアリ起源のものだったら、面白い、と。それで、偶蹄類の研究者とか、家畜関係の人とかに、前胃の微生物を後天的に取り込むことって有り得るのかときくと、可能性はゼロではない、と。とはいえ、胃の内容物をとるなんて普通はできないので、今回テレメトリーを付ける時に一緒にやって、やっと確かめることができるんです」
もしも、テングザルがシロアリが持っている微生物を取り込んで、セルロースの消化をしたり、毒素を分解していたりすると、それはなんともまあ、壮大な話であるように思う。
松田さんのフィールドで話を伺っていると、テングザルという生き物を中心にしつつ、植物やら微生物やらにどんどん広がっていく。微視的な話から、大きな話まで様々だ。
では、テングザルの研究において、一番大きな風呂敷、というのは何だろう。
次回は“第6回 テングザルから問う「人間とはなにか」”に続く
…… …… 参考資料: サル特集 / サルの楽園ビオコ (4/4) …… ……
「私は楽観的に考えています」。カルデラのごつごつした稜線とつる草のからまった森を見下ろす斜面に腰を下ろしながら、ブティンスキーはそう言葉を続けた。島を最近襲った嵐と大雨のせいで、森のあちこちで木々がなぎ倒されていたが、そうした場所にも赤茶色をしたマホガニーの木々がそびえているのが見える。その幹は高くまっすぐに伸び、枝はからみついたランやシダの重みでたわんでいた。「あのマホガニーを見てごらんなさい。ほかの場所であればとっくに切り倒されていたはずです。この土地は大勢のハンターにとって、とてもたどり着けない辺境なのです。だからサルたちは比較的安全に暮らしていられるのです」
“サルの楽園”の未来
だが、この数日後にカルデラを踏査したハーンは、サルたちが安全か自信がもてないでいた。「かつてこの土地は遠すぎて、サルにとって安全な場所だと考えられていました。でも状況は変わっています。自然保護区にはなっていますが、取り締まりはまったく行われていません。ハンターたちはそのことをよく承知しています。そこで彼らは、私たちが調査のために切り開いた道をたどってやすやすと侵入し、サルやダイカーを殺しているのです」と、ハーンは語った。「マラボの市場で、『グラン・カルデラ産のサルだよ』と言いふらす始末です」
霊長類の狩猟と販売・消費が禁止されてから2カ月間、市場ではサルの肉を見かけなくなった。シチューの材料にする、ダイカーや、アルマジロに似た哺乳類のセンザンコウ、ニシキヘビ、モリアフリカオニネズミ、ヤマアラシなどの肉はまだ手に入るが、サルの肉は見かけない。
禁止令が出された背景には、霊長類が人間に感染するおそれのある「伝染病などを媒介する」ため、安全ではないという事情もある(実際、疫病学者たちは西アフリカや中央アフリカに生息する霊長類から、数種類のサル免疫不全ウイルスを発見していて、そのなかにはヒト免疫不全ウイルスのHIV-1やHIV-2の起源と考えられるウイルスも含まれていた)。こうした人体への危険が原因で、サルの肉の売買が行なわれなくなったと、ハーンは考えている。「病気を引き起こすかもしれない肉を家族に食べさせようとはしないでしょう」
だが、かつて自らもサルの狩猟をしていた、マラボ在住のフェリクス・エロリは彼女の意見に否定的だ。「私たちは子供の頃からサルの肉を食べてきた。サルの肉は味がよく、食べても害はない」と、エロリは話す。「病気になった人間などいませんよ」。彼の考えでは、サルの狩猟が鳴りを潜めた最大の理由は、1000ドル(約11万円)の罰金のせいだという。
ハーンとブティンスキーが調査チームとマラボに戻った翌日、1頭のドリルと2頭のペナントアカコロブスが市場で売りに出た。おそらくグラン・カルデラの近くで殺されたものだろう。ハーンはその知らせを聞いてうなだれた。「禁止令を出しただけでは不十分だということです。取り締まりと武装警官による森林の巡回が必要です」と、ハーンは語った。
密猟を撲滅できれば、ビオコ島各地の森にサルたちが戻る可能性がある。「グラン・カルデラに生息するサルが母体となって、かつての生息地を取り戻していくのです。研究者や学生、そしてビオコ島の住民は、自然を舞台にした、またとない実験を目の当たりにすることになるでしょう」と、ブティンスキーは語った。
//////“チンパンジーの好奇心”に続く
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